ビジネスで使える英語の挨拶とは?初対面でも困らないフレーズを解説

ビジネスで使える英語の挨拶とは?初対面でも困らないフレーズを解説

ビジネスシーンでの第一印象は、とても重要です。特に英語を使う場面では、適切なフレーズでの挨拶がのちの信頼関係を築く上で大きな影響を与えます。
基本的な英語での挨拶や自己紹介の方法、電話や会議での挨拶について知っておくと、ビジネスシーンで役立つでしょう。

本記事では、ビジネスで使える英語の挨拶会議で役立つフレーズのほか、相手に失礼にあたるNG挨拶など、英語を使うビジネスシーンでの第一印象を良くし、信頼関係を築くためのポイントを紹介します。

mokuji目次

  1. ビジネスシーンにおける基本的な英語の挨拶
    1. 初対面の相手に使える英語の挨拶
    2. フォーマルな初対面での挨拶
    3. 自己紹介するときに使う表現
    4. 名刺交換のときに使う表現
    5. 別れ際に使える英語の挨拶フレーズ
    6. フォローアップの挨拶
  2. ビジネスシーンでのコミュニケーションに役立つ英語のフレーズ
    1. 何かをお願いするとき
    2. 断るとき、言い出しにくいとき
    3. 意見を言うとき
  3. 電話で役立つビジネス英語のフレーズ
    1. 電話を受けるときに使える表現
    2. 電話をかけるときに使える表現
    3. 電話で用件を伝えるときに使える表現
    4. 電話を切る前に使える表現
    5. 留守番電話にメッセージを残すときに使える表現
  4. 会議で役立つビジネス英語のフレーズ
    1. 会議開始時に使える表現
    2. 会議の目的やアジェンダの説明に使える表現
    3. 会議の締めくくりに使える表現
  5. 失礼にあたる挨拶に気をつけて!日本人が言いがちなNG表現
    1. カジュアルすぎる挨拶
    2. 一方的な自己紹介
    3. 失礼な印象を与える質問
    4. 過度になれなれしい表現
    5. 失礼な別れの挨拶
  6. 英語の挨拶とマナーの基本を押さえてビジネスを円滑にしよう

ビジネスシーンにおける基本的な英語の挨拶

ビジネス英語の基本的な挨拶には、いくつかのパターンがあります。まずは、「はじめまして」にあたる挨拶表現から自己紹介、名刺交換、そして別れ際の挨拶まで、具体的なフレーズを紹介します。

>>英語で自己紹介しよう!初対面で使える英語フレーズ

初対面の相手に使える英語の挨拶

ビジネスシーンで、初対面の相手に使える基本の挨拶フレーズを覚えておきましょう。「はじめまして」にあたる表現を知っていると、スムーズにコミュニケーションを始めることができます。初対面の相手に対しては、シンプルでありながら丁寧な挨拶を心掛けることが大切です。
Nice to meet you.
「はじめまして」

Pleased to meet you.
「お会いできてうれしいです」

フォーマルな初対面での挨拶

フォーマルな場面では、同僚とのカジュアルな日常会話と違い、より丁寧な挨拶が求められます。相手に敬意を表すことは、プロフェッショナルな関係を築くために重要です。特に重要な顧客との挨拶では、会話の初めにこれらの表現を用いることで、相手に良い第一印象を与えることができます。
It's an honor to meet you.
「お会いできて光栄です」

It's a pleasure to meet you.
「お会いできて光栄です」

Nice to meet you in person.
「直接お会いできてうれしいです」

自己紹介するときに使う表現

ビジネスシーンにおける自己紹介は、自分の役職や担当業務を明確に伝えることで、相手に安心感を与え、効果的なコミュニケーションの土台を築くことができます。下記は、自己紹介時に役立つ基本的なフレーズです。
I'd like to introduce myself.
「自己紹介をさせてください」

I'm[Name]from[Company Name / Department Name].
[会社名/部署名][名前]と申します」

I'm responsible for [duty].
[職務]の担当をしています」

I'm in charge of[Department Name].
[部署名]の責任者です」

名刺交換のときに使う表現

名刺交換はビジネスシーンにおける習慣のひとつです。適切なフレーズを使ってスムーズに名刺交換を行いましょう。下記は、名刺を交換する際に使用する基本的なフレーズです。
<名刺を渡すとき>
Here is my business card.
「こちらが私の名刺です」

<名刺を受け取るとき>
Thank you. Here is mine.
「ありがとうございます。こちらが私の名刺です」

別れ際に使える英語の挨拶フレーズ

別れ際の挨拶は、その会話や取引の最後の印象として相手に残るため、次につながるポイントとなります。良い印象を残すために、下記のフレーズを活用しましょう。
It was nice / great to see you.
「お会いできてよかったです」

I'm looking forward to seeing you again.
「またお会いできるのを楽しみにしています」

Have a great day.
「良い一日をお過ごしください」

フォローアップの挨拶

ビジネスの場では、商談や会議の後にフォローアップを行うことも重要です。通常このフォローアップは、メールや電話で行われます。
<メールでのフォローアップ>

件名:
Follow-up on Our Meeting

本文:
Dear[Recipient's Name],

It was a pleasure meeting you on [Date] at [Event Name / Location].
I enjoyed our conversation about [Content]. I look forward to the opportunity to work together.
Please let me know if there is any further information you need from me.
Best regards,
[Name]

本文の日本語訳:
[相手の名前]

[日付][イベント名/場所]でお会いできて光栄でした。
[内容]についてのお話楽しかったです。いっしょにお仕事をする機会を楽しみにしています。
もし必要な情報があればご連絡ください。
敬具
[名前]
<電話でのフォローアップ>

Hello, this is [Name] from [Company Name]. We met at [Event Name / Location] on [Date]. I wanted to follow up on our discussion about [Content]. Do you have a moment to talk?

本文の日本語訳:
「こんにちは、[会社名] [名前] です。[日付] [イベント名/場所] でお目にかかりました。[内容] についてフォローアップさせていただきたいと思っています。お話しする時間をいただけますか?」

ビジネスシーンでのコミュニケーションに役立つ英語のフレーズ

ビジネスシーンでのコミュニケーションに役立つ英語のフレーズ

ビジネスシーンでの適切な言葉遣いは、スムーズなコミュニケーションを促します。特に何かを依頼をしたり、断ったりする際など、相手を配慮した表現を使う必要があります。

>>ビジネス英語の勉強法とは?効率的に上達するための方法を解説

例えば、「お忙しいところ恐縮ですが」「残念ながら」「私の意見では」といったクッション言葉を使うことで、相手にやわらかく丁寧に伝えることが可能です。ここでは、このような状況に役立つ英語のフレーズを紹介します。

何かをお願いするとき

誰かに何かをお願いするときは、相手の負担を考慮した配慮のある表現を使うことが効果的です。これらのフレーズを使うことで、相手に敬意を表しながらも、必要なお願いをやわらかく伝えることができます。

また、相手が快く引き受けやすいように、お願いの内容を明確にし、理由を簡潔に説明するとより伝わりやすいでしょう。
I hate to ask you but ...
「お願いするのが申し訳ないのですが」

I know you are busy but ...
「お忙しいところ恐縮ですが」

I'm sorry to trouble you but ...
「ご面倒をおかけして申し訳ありませんが」

断るとき、言い出しにくいとき

断る際や言い出しにくいことを伝える場合も、丁寧な表現を使うことで相手に対する配慮を示すことができるクッション言葉を使うのがポイントです。

これらのフレーズは、相手の気持ちに配慮しつつも、自分の立場や状況を丁寧に伝えることができます。また、可能であれば代替案やほかの提案をつけ加えると、相手に対する誠意が伝わりやすくなるでしょう。
Unfortunately,
「残念ながら」

I'm sorry but ...
「申し訳ありませんが」

Regrettably,
「残念ながら」

I wish I could, but ...
「できればそうしたいのですが」

意見を言うとき

自分の意見を述べる際は、あくまでも自分の意見であることを示すのが大切です。適切なフレーズを使うことで、相手に対する敬意を保ちながら自分の考えを伝えることができます。これらのフレーズを付け足すことで、自分の意見を丁寧に表現し、建設的な議論を進められます。

また、意見を述べる際には、根拠や具体例を付け加えることで、説得力を高めることが可能です。
To my mind,
「私の考えでは」

Frankly,
「率直に言うと」

In my opinion,
「私の意見では」

As I see it,
「私の見解では」

電話で役立つビジネス英語のフレーズ

ビジネスの場では、電話でのコミュニケーションも頻繁に行われます。電話の受け答えは、対面で会話するよりも難しいことがありますが、いくつかの基本的なフレーズを覚えておくと便利です。

電話を受けるときに使える表現

電話を受ける際には、まず自分の所属と名前を明確に伝え、その後に相手の要件を確認しましょう。
Good morning / afternoon, [Company Name] , this is [Name]. How can I help you?
「おはようございます/こんにちは、[会社名] [名前] です。ご用件をお伺いします」

[Company Name] , [Name] speaking. How may I assist you?
[会社名] [名前] です。どのようなご用件でしょうか?」

Thank you for calling [Company Name], this is [Name]. How can I assist you today?
[会社名] にお電話いただきありがとうございます、[名前] です。本日はどのようなご用件でしょうか?」

Hello, [Company Name], [Name] speaking. What can I do for you?
「こんにちは、[会社名] [名前] です。どのようなご用件でしょうか?」

電話をかけるときに使える表現

電話をかける際も、最初に自分の名前と会社名を伝えます。これにより、相手への配慮を示せます。
Hello, this is [Name] from [Company Name].
「こんにちは、[会社名] [名前] です」

Good morning/afternoon, my name is [Name] from [Company Name].
「おはようございます/こんにちは、[会社名][名前]です」

Hi, this is [Name] calling from [Company Name].
「こんにちは、[会社名][名前]です」

Good day, [Name] from [Company Name] speaking.
「こんにちは、[会社名] [名前] です」

電話で用件を伝えるときに使える表現

用件を伝える際は、簡潔かつ明確に話すことが重要です。次のようなフレーズを使うといいでしょう。
I'm calling to discuss ...
「〜についてお話しするためにお電話しました」

I'd like to talk about ...
「〜についてお話ししたいのですが」

Could we schedule a meeting to discuss ... ?
「〜について話し合うための会議をスケジュールしてもよろしいでしょうか?」

I'm calling to follow up on ...
「〜についてフォローアップしたいと思ってお電話しました」

I have some questions regarding ...
「〜に関していくつか質問があります」

I'm reaching out to you about ...
「〜についてご連絡させていただいています」

電話を切る前に使える表現

電話を切る際も感謝の意を伝え、次のアクションを確認するのがおすすめです。これにより、相手に良い印象を残せます。
Thank you for your time.
「お時間をいただきありがとうございます」

I look forward to our next conversation.
「次の会話を楽しみにしています」

Have a great day.
「良い一日をお過ごしください」

I will follow up with an email.
「メールでフォローアップします」

Please let me know if you need any further information.
「何か追加の情報が必要であればお知らせください」

Thanks again for your assistance.
「ご協力いただき再度感謝いたします」

留守番電話にメッセージを残すときに使える表現

留守番電話にメッセージを残す際は、要件を簡潔に伝え、折り返しの連絡をお願いします。相手に期待する次のアクションを明確にしましょう。
Hello, this is [Name] from [Company Name]. I'm calling to discuss [Reason / Content]. Please call me back at [Phone Number]. Thank you.

「こんにちは、[会社名] [名前] です。[理由/内容] についてお話しするためにお電話しました。折り返し [電話番号] にご連絡ください。ありがとうございます」

会議で役立つビジネス英語のフレーズ

会議で役立つビジネス英語のフレーズ

会議を始める際の挨拶は、その場の雰囲気を決定付けるものです。ここでは、会議の開始時のほか、会議の目的やアジェンダの説明、会議の締めくくりに使えるフレーズを紹介します。

会議開始時に使える表現

会議の参加者全員が議論に集中できるよう、会議を始める際には開始を宣言する挨拶を行います。適切な挨拶や導入の表現を使うことで、会議の進行がより円滑になります。
Let's get down to business.
「本題に入りましょう」

Shall we start / begin?
「始めてもよろしいですか?」

Good morning / afternoon, everyone. Let's get started.
「皆さん、おはようございます/こんにちは。始めましょう」

Thank you all for joining us today.
「本日はご参加いただきありがとうございます」

Let's kick off this meeting.
「会議を始めましょう」

We have a lot to cover today, so let's get started.
「今日は話すことがたくさんありますので、始めましょう」

会議の目的やアジェンダの説明に使える表現

会議の目的やアジェンダを明確にすることで、参加者が議論の方向性を理解しやすくなります。会議の目的やアジェンダの説明に使える表現をいくつか覚えておきましょう。
First, let me outline the agenda for today's meeting.
「まず、今日の会議のアジェンダを説明させていただきます」

We are here today to discuss the new project.
「新プロジェクトについて話し合うためにお集まりいただきました」

Today's meeting will focus on ...
「本日の会議は〜に焦点をあてます」

Here is the agenda for today's meeting.
「本日の会議のアジェンダはこちらです」

会議の締めくくりに使える表現

会議の締めくくりでは、議論の内容をまとめ、次のステップを確認します。適切な言葉を選ぶことで、参加者は会議の内容をしっかりと理解でき、次の行動に移りやすくなります。
May I ask for two or three comments before we close?
「会議を終える前に、ご意見をいただきたいと思いますが?」

I think we've covered everything.
「話し合いは以上です」

Let's summarize the key points discussed today.
「本日話し合った主要なポイントをまとめましょう」

Thank you all for your contributions.
「皆さんのご協力に感謝します」

失礼にあたる挨拶に気をつけて!日本人が言いがちなNG表現

失礼にあたる挨拶に気をつけて!日本人が言いがちなNG表現

ビジネスシーンで英語の挨拶をするとき、うっかり失礼な印象を与えてしまうことがあります。日本人が英語で挨拶する際に気をつけるべきNG表現と、その代替案を紹介します。

カジュアルすぎる挨拶

ビジネスの場では、カジュアルすぎる挨拶は避けるのが無難です。友人同士の会話には適した表現も、初対面の人やビジネスシーンではふさわしくないことがあります。
<NG表現>
Hey / Hi guys
「やあ/やあ、みんな」

<代替案>
Hello / Good morning / Good afternoon, everyone
「こんにちは/おはようございます/こんにちは、皆さん」

一方的な自己紹介

自己紹介にも双方向のコミュニケーションが必要です。自己紹介の際には、一方的に名乗るだけではなく、相手にも自己紹介の機会を与えるのがマナーになります。
<NG表現>
I'm [Name], who are you?
「私は[名前]です。あなたは誰ですか?」

<代替案>
I'm [Name], may I have your name please?
「私は [名前] です。お名前を伺ってもよろしいですか?」

失礼な印象を与える質問

初対面で年齢や給料、家庭の事情などのプライベートな質問をするのは、特に失礼な印象を与えてしまいます。相手を不快にさせる表現を避け、丁寧なコミュニケーションを心掛けましょう。
<NG表現>
Why are you here? / What do you want?
「なぜここにいるのですか?/何が欲しいのですか?」

How old are you?
「あなたは何歳ですか?」

How much do you make?
「あなたの給料はいくらですか?」

Are you married?
「結婚していますか?」

<代替案>
May I ask the purpose of your visit? / How can I assist you today?
「ご訪問の目的をお伺いしてもよろしいですか?/本日はどのようなご用件でしょうか?」

How long have you been working in this field?
「この分野でどれくらい働いていますか?」

How do you like to spend your free time?
「自由時間はどのように過ごされていますか?」

過度になれなれしい表現

初対面やビジネスの場で、いきなりニックネームや親しげな呼び名を使うのは避けてください。相手との距離感を適切に保つために、まずは「Mr. / Ms. [Last Name]」といった丁寧で形式的な呼び方を使いましょう。
<NG表現>
Buddy / Pal
「友達/相棒」

<代替案>
Mr. [Last Name] / Ms. [Last Name]
「〜さん/〜様」

失礼な別れの挨拶

ビジネスシーンでは、丁寧でフォーマルな表現を心掛けましょう。別れの挨拶も丁寧にすることで、良い印象を残せます。
<NG表現>
See ya / Later
「じゃあね/また後で」

<代替案>
Goodbye / Have a nice day
「さようなら/良い一日をお過ごしください」

英語の挨拶とマナーの基本を押さえてビジネスを円滑にしよう

ビジネスシーンでの適切な英語の挨拶は、円滑なコミュニケーションと良好なビジネス関係の構築に役立ちます。基本的な英語の挨拶から自己紹介、名刺交換、電話や会議での挨拶、さらには失礼にあたる挨拶まで、さまざまなシチュエーションに対応するフレーズを学んでおくことが重要です

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