騒音、水回り、予約ミス!? ホテルでの“あるあるトラブル”
ホテルでの“頻出トラブル”はこれで解決!
自分で主張していかないと誰も助けてはくれません。海外旅行先では“言ったもん勝ち”精神で、いつもの5割増しくらいの図々しさと厚かましさで乗り切りましょう。特にホテル英会話は鉄板フレーズが目白押し。覚えるだけで即使えますから、ぜひ暗記してください。
どんなトラブルも絶好の英会話レッスンのチャンス!と前向きにとらえて、いざ交渉を。 では、具体的な会話例を確認してみましょう。
<ケース01>
(Front Deskに電話をかけているところ…)
FD「Hello, Ms. Sushitani. How can I help you?」
(鮓谷様、いかがなさいましたか?)
「Hi, this is room 1624. The light in the room and the TVdoesn’t work. Andcould you tell me how to use the internet? 」
(1624号室なんですが、照明とテレビがつかないんです。あと、インターネットの使い方を教えてください。)
FD「OK, so about light and TV, did you try put the room card insert deeply?」
(まず照明とテレビですが、ルームカードを深く差しこんでみたりしましたか?)
「Oh, it works! Thank you! And I cannot get hot water, and the toilet doesn’t flash. Plus, towels are running out.」
(あ、つきました。ありがとう! あとお湯がでなくて、トイレが流れません。そうそう、タオルを使い切りそうです。)
FD「Sorry for your inconvenience. I’ll send you someone to your room.」
(ご迷惑をかけて申し訳ありません。誰か部屋にお送りします。)
<ケース02>
(Front Deskに夜中に電話をかけているところ…)
FD「Good evening, may I help you?」
(こんばんは。いかが致しました?)
「Hi, my next room is having a teenager party or something. So noisy! Could you change my room from here to more quiet room?」
(隣の部屋、10代の子たちのパーティかなにかのようなんですが、本当にうるさいんです。もうちょっと静かな部屋に代えてもらえますか?)
FD「I’m so sorry. I’ll check another room and give you back a call.」
(大変申し訳ありません。空室を確認して折り返しご連絡させて頂きます)
ホテルでの丸覚え英会話鉄板フレーズ!
英語で4ケタの数字をいうときには、2ケタずつ区切って発音するのが一般的です。今回のルームナンバー「1624」であれば、「sixteen twenty-four」と発音します。電話番号なども同様です。ちなみにゼロは「オー」と発音します。たとえば1609の場合、「sixteen o nine」(シックスティーン オー ナイン)です。
また、なにか部屋にある機械などが動かない・動かし方がわからないことを伝えるときには“○○ doesn’t work”という表現になります。故障しているというとちょっと失礼かもしれないので、「どうやったら動かせますか」という問いになる“work”を使いましょう。お湯が出ないときとトイレが流れないときは、この慣用表現で伝えるのでぜひ覚えておいてください。
そのほか、使い切るという“run out”のフレーズは覚えておくと便利な表現。“run”は“走る”という意味の単語ですが、水道の蛇口から水がジャージャー流れて続けているようなイメージの単語です。そして“out”は“外に出る”というイメージで、「なくなる・断つ」という意味になります。スパっときれいさっぱり“使い切る”というイメージの表現です。ぜひ覚えておいてください。
<ケース02>での最後の“Could you change my room from here to more quiet room?”(もうちょっと静かな部屋に代えてもらえますか?)ですが、これはホテルに宿泊する際には絶対に覚えておきたい必須文です。せっかくの素敵な夜に泣き寝入りしないためにも、ぜひこれらの英会話フレーズを活用してくださいね!
〜One More Tip〜
日本にはないチップの習慣、海外旅行のときにはなにかと面倒ですよね。
わたしも留学中は「学生だから免除してほしい!」などと思っていたのですが、レストランのウエイターやウエイトレスにとって、チップは収入のメインといってよく、それがもらえないのは死活問題なのです。
「商品」の代金とは別に、「サービス」の対価としての代金だと思って、気前よくチップも支払いましょう。レストランの場合は、おつりをそのままそっくり渡すのがスマート。おつりが少ない場合は、おつり&代金の15%〜25%の金額を足しましょう。
クレジットカードなら代金の下にチップ欄があるので適当な数字を入れて渡します。普通Tipと記載されていなくて、Gratitudeと書かれて代金に加えられていることも多いので(ハワイなど)、二重に渡すことのないようにチェックしましょう。
ホテルのポーターやメイドへのチップは$1〜$5程度が目安となります。特にお世話になった場合(特別なサービスを受けた、部屋を汚した場合など)は、気持ち多めに渡すとよいでしょう。1ドル札を15枚程度マネークリップで留めて女性なら鞄の中、男性ならポケットに忍ばせておくと便利ですよ。
編集プロダクションverbライター。元NIKITA編集部員。上智大学英文科卒。国際恋愛派のコラムニスト。ezweb、yahooケータイ公式サイト「セクシー英会話術」を運営。