「オンライン英会話」奮闘記 #06 〜娘が初のスカイプレッスンに挑戦〜
日本人でお若くて、PR動画が元気いっぱいのAngee(アンジー)先生とのレッスンは、どんなものになったのか……。
初の体験レッスン! 娘の先生選びは“アイドル風”!?
「DMM英会話」サイトの講師検索画面では、それぞれの講師のプロフィールやコメント動画を見られるのですが、Angee先生ってば、写真はアイドル風の決めポーズ、コメント動画もハイテンションかつフレンドリーで、「あなたの心の扉、開いてみせます!」みたいなオーラがバシバシこちらに飛んでくる人。これはもう、未知の世界へ突入しようとする子どもには、うってつけの先生でしょう!
レッスンを受けるのが自分じゃないぶんドキドキしながらもワクワク感をはらみつつ、親子そろって約束の時間を迎えた……と思ったら、隣に座っているはずの娘がいない。
え?嘘でしょ?
慌ててリビングへ探しに行ったら、またもやTWICEのビデオに合わせて踊っていました。しかも完コピ。いや、そんなことより早くPCの前に座って! なんだよ、その余裕。結局、焦るのは親なのですね……。
ドキドキのレッスンがスタート。その時、娘は……
Angee「初めての英会話で分からないのは普通のことなので、今日は少しでも会話を覚えてもらえたらいいなと思います。まずは自己紹介ね。My name is Angee.What is your name?」
Karin「My name is Karin.」
Angee「Curry!? Oh,Karin? あ〜、curryかと思っちゃった。英語でカレーのことを“curry”って言うのよね!」
先生、いきなり軽いジャブ。娘、笑顔だけど、ちょっと腰が引けてます。それでも、スタートと同時にいきなり英語のシャワーを浴びせられると思っていたぶん、日本語で説明してくれる先生にホッとしたようで、自分の知っている英単語を頭の中で探しながら、落ち着いて応えられている様子。
Angee「How old are you?」
Karin「I am twelve.」
Angee「Very good!」
直してもらった発音も、娘は照れることなくきちんと発声しています。画面に映らないところでメモを取っていた私ですが、あろうことか、画面中の娘の後ろに洗濯ハンガーが映り込んでいるのを発見!
娘の後ろをほふく前進して、こっそり片付けようかどうか悩んでいるうちに(←いちばん集中力がないのは私だったりして)、2人の会話は娘の趣味であるダンスの話題へ。
「I like dancing.」という簡単な自己紹介から一歩踏み込んで、「How often do you go to the dance school?」という相手の生活風景をのぞくレベルまで進み、「once a week」「once a day」などの使い方を教わりました。
その後は画面上でテキストを開きつつ、先生が問いかけるボディーパーツの単語を探し当てるというゲームでひと盛り上がり。
ちなみに、この「DMM英会話」ではサイト内にアップされているテキストを自由に使えて(しかもレベルごとの種類が豊富!)、テキストを使って予習した内容を後からレッスンで活用することも可能になり、生徒が興味を持っている会話文を基にレッスンを進められるとのこと。しかも無料。
これなら、よく分からない教材をネットや本屋で探す手間がかかりません。うわぁ、良心的! そして娘は、ほんの30分前後の間でも、初のスカイプだろうが英語だろうが、臆することなくレッスンを楽しんだのでした。
先生のネイティブさながらの発音を聴いて発声するためか、レッスン開始の時よりもぐんと発音がよくなっています。さすが現代っ子!
「あ〜、それそれ! Great! めっちゃ上手〜!」って、先生も現代っ子か(笑)。
レッスン後にTWICEのモノマネも上達!? ポイントは“音で入れて、音で出す”
重要なのは、“音で入れて、音で出す”こと。そして英語の文章は、“感情を込めて大げさに読む”のが大きなポイント。
もともとリズム感に富んでいる英語は、私たちが歌を歌うのと同じで、棒読みにすると体に残らないんだそう。なるほど〜! だから娘も韓国語すら歌えてしまうわけですね。
こうして無事に終わった娘の初レッスンですが、親の私としては発見と納得だらけの時間となったのでした。当の本人は「楽しかった〜。英語しゃべれそうな気がするねぇ」とか言いながら、早くもリビングでTWICEを踊り始めましたが。
なんだその、他人事みたいな感じは。切り替え早ッ! でも……なんかさっきより英語の発音いいんですけどー!(笑)
川上きくえ
1973年9月11日生まれ。神奈川県出身。音楽ライター。
高校在学中から音楽雑誌のアシスタントを始め、19歳でライターデビュー。音楽雑誌を中心に、エンタテインメント誌や映画プログラム、音楽系webなどで執筆。インタビューの相手は強面のミュージシャンからアイドル、俳優など多方面にわたる。夫は音楽ディレクター。どこに出しても恥ずかしくない娘(小6)と、どこに出してもおもしろいことになっちゃう息子(小3)の二児の母。