英語が苦手でも大丈夫!克服への第一歩と実践的な勉強法

英語が苦手でも大丈夫!克服への第一歩と実践的な勉強法

 英語に苦手意識を持っている人は多いですが、社会人になって英語の必要性に迫られたり、感じたりすることもあるのではないでしょうか。「自分は英語ができるようになるのか」と不安に感じるかもしれませんが、苦手な原因を把握して対策することで、英語を習得することは可能です。

 この記事では、英語が苦手と感じる理由や学習のポイント、モチベーションを保つためのポイントをご紹介します。苦手な英語を克服したいと考えている人は、参考にしてください。
福田 美智江

監修者福田 美智江

MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ

17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。

mokuji目次

  1. 日本人はみんな英語が苦手?
  2. 英語が苦手な5つの理由
    1. 英語を理解していない
    2. 受験英語レベルを基準にしている
    3. 完璧を目指している
    4. 頭の中で翻訳している
    5. 英語を使う機会がない
  3. 英語が苦手でも始めやすい勉強方法
    1. 興味のある分野から英語に触れる
    2. 単語を覚える
    3. 文法はまず基礎だけ
    4. フレーズを覚える
    5. 音読とシャドーイングで英語脳を作る
    6. 短時間でも毎日続ける習慣作り
    7. 英語を使う機会を増やす
  4. 英語が得意な人から学ぶ苦手克服のヒント
    1. 失敗を恐れない姿勢を身につける
    2. 英語を使う目的を明確にする
    3. 柔軟な言い換え力を養う
  5. 英語に苦手意識がある人がモチベーションを保つには
    1. スモールゴールを用意する
    2. ご褒美を設定する
    3. 生活に勉強を組み込む
    4. 隙間時間を活用する
  6. 英語の苦手は克服できる!

日本人はみんな英語が苦手?

 義務教育を含め長期間英語を学んでいるにもかかわらず、日本では英語に苦手意識を持っている人が多いです。スイスの教育機関EF Education Firstが行っている、英語を母語としない国の英語力を計る「EF 標準英語テスト」では、日本は参加した113の国と地域の中で87位でした。能力レベルは5段階のグループ分けの中、4番目の「低い」レベルです(※)。教育水準は高いはずなのに、英語力が低いのはなぜなのでしょうか。

 英語と日本語では言語の構造がまったく異なるため、大人の日本語話者が自然に英語を理解するのは簡単ではないでしょう。そもそも、日常的に英語を使う機会があまりないため、苦手でも特に問題ないという点も、苦手意識を克服できない理由のひとつかもしれません。

※参考:EF Education First「世界最大の英語能力指数 ランキング」より

英語が苦手な5つの理由

 英語が苦手な理由は人によってさまざまですが、原因を特定すれば克服する方法も見つかるはずです。ここでは、英語が苦手に感じる理由をご紹介します。

英語を理解していない

 英語の基本が理解できていないために、英語に苦手意識を持っている人は多いです。日本語は1字1音ですが、英語はある程度の規則性はあるものの日本語とはまったく異なっています。英語の複雑な発音や、それが複数のアルファベットを組み合わせて生み出されることは理解しづらいかもしれません。

 同様に、文法や語順も日本語とは違うため、「自然に読めない・話せない」ことで苦手意識を持つ人は多いようです。

受験英語レベルを基準にしている

 英語教育で、コミュニケーションの方法がカリキュラムに組み込まれたのは、比較的最近のことです。

 学生時代に英語を勉強していたときは、受験のため、定期試験のためという意識があった人は多いでしょう。「テストで赤点ギリギリだった」、「受験のときに英語で失敗した」など、受験英語を基準に考えて、英語に苦手意識を持っている人もいるでしょう。

完璧を目指している

 日本人は完璧主義だとされることが多いようです。実際はある程度英語を理解しているのに、失敗を恐れるあまり、話したり書いたりできない人もいるでしょう。

 例えば、英語のテストでは、冠詞が「an」のところを「a」と書いてしまうと減点となりました。しかし、テスト以外の会話や文で、冠詞を間違った程度では大きな問題にはなりません。コミュニケーションツールとしての英語なら、完璧でなくても使えます。

頭の中で翻訳している

 英語を話したり書いたりするとき、頭の中で日本語の文を作ってから翻訳する作業をしている人は多いです。しかし「話す」と「訳す」は本来異なる技術であり、これらを同時に行うのは、あえて難しいやり方を選んでいることになります。

 日本語と英語は語順がまったく違うため、頭の中で分解して考えると時間がかかります。「英文を理解するのに時間がかかる=苦手」と思っている人もいるのではないでしょうか。

英語を使う機会がない

 日本で暮らしている場合、特に英語を使わなくても支障がない、というケースが大半です。

 観光業が主要産業の国などは、英語圏の観光客に対応するために英語力が必須ですし、移民の多い国などは、共通言語として英語でコミュニケーションを取ることが多いです。日本では英語にふれる機会が少ないために、「英語が苦手」という意識を克服できない人もいるかもしれません。

英語が苦手でも始めやすい勉強方法

英語が苦手でも始めやすい勉強方法

英語に苦手意識がある人は、自分の適性やレベルに合わせて楽しく継続できる学習法を選ぶことが大切です。難しい教材や高い目標から始めるのではなく、無理のない方法で英語に触れる機会を増やしていきましょう。

ここでは、英語が苦手な人でも取り組みやすい勉強方法を紹介します。

興味のある分野から英語に触れる

教科書や問題集だけでなく、映画や洋楽、ゲームなど自分の好きな分野から英語学習を始めてみましょう。興味のあるコンテンツを通じて英語に触れることで、「勉強しなければ」という堅苦しさがなくなり、苦手意識を和らげられます。

たとえば、好きな映画や海外ドラマを日本語字幕なしで視聴すると、リスニング力の強化につながります。

音楽が好きな人は、洋楽の歌詞を読んだり、実際に歌って発音練習をしたりするのも効果的です。

好きなアーティストのSNSを英語でチェックすれば、生きた英語表現にも触れられるでしょう。

単語を覚える

 まずは語彙力を増やしましょう。単語がわかると、文法の知識があまりないうちでも、なんとなく文章の意味がわかるようになります。

 ポイントは、一気に覚えるのではなく、少しずつ繰り返し同じ単語に接することです。「1日で単語を◯個覚える」ではなく、「1週間で単語を◯個覚える」のように目標設定してみてください。数日間かけて何度も同じ単語にふれることで、知識として定着しやすくなります。

文法はまず基礎だけ

 英語の文法は特に苦手意識を持つ人が多いですが、始めから複雑な文法を覚える必要はありません。まずは基本5文型だけ覚えてください。

 英語の文章はすべて基本5文型のどれかにあてはまるとされていて、理解できれば大抵の文章は読めるようになります。
<基本5文型>
第1文型「SV」
第2文型「SVC」
第3文型「SVO」
第4文型「SVOO」
第5文型「SVOC」
 基本5文型がわかることで、英作文もできるようになり、苦手意識も克服しやすくなるでしょう。

フレーズを覚える

 英語のフレーズを覚えることで、「言いたいことが英語で出てこない」という問題を解消できます。とはいえ、英語のフレーズは無数にあり、すべて覚えるのは難しいです。まずは日本語でよく使う表現の英語フレーズを暗記してください。

 どのような場面で使うかも含めて覚えることで、実際の英会話でも使えるようになります。また、単語を入れ替えることで、他に応用できるようにもなるでしょう。

音読とシャドーイングで英語脳を作る

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、すぐに真似して発音する学習法です。耳にした英語をそのまま口に出すため、日本語に訳さず英語のまま理解する力が養われます。

具体的な手順は以下の通りです。
 1回目:テキストを見ずに、全文をリスニングして意味をつかみます。
 2回目:音声に続いてすぐに真似しながら発音します。このとき、自分の声を録音しましょう。録音した音声と英語の音声を比較することで、発音やイントネーションの改善点が明確になります。

教材は自分のレベルに合ったもの、もしくは少し簡単なものを選び、繰り返し練習することでリスニング力とスピーキング力の向上が期待できます。

短時間でも毎日続ける習慣作り

英語学習を継続するには、移動時間や寝る前などの隙間時間を活用することがポイントです。短い時間でも毎日英語に触れることで、学習が習慣として定着しやすくなります。

SNSを活用した学習もおすすめです。その日に思い浮かんだことや出来事を短い英文で投稿してみましょう。SNSへの投稿を習慣化すれば、気軽にアウトプットの機会を作れます。また、1日1フレーズ覚えるなど小さな目標を設定することで、無理なく継続でき、途中で挫折しにくくなるでしょう。

英語を使う機会を増やす

 英語の学習を始めたら、英語を使う機会を増やしましょう。ふれる機会が少ないままだと、英語の知識が付いてきても、苦手意識が払しょくされないことがあります。多少間違ってもいいので、使ってみることが重要です。

 英会話カフェやオンライン英会話などを利用してみると、意外と英語は難しくないと実感できるかもしれません。話すのは苦手という人もいるかもしれませんが、その場合は英語で日記を書いたりSNS発信してみたりすることもおすすめです。

英語が得意な人から学ぶ苦手克服のヒント

英語が得意な人から学ぶ苦手克服のヒント

英語に苦手意識を持つ人がいる一方で、英語が得意な人もいます。苦手を克服するには、英語が得意な人の特徴を知り、自分に当てはまらない部分を見直してみることが有効です。

ここでは、英語が得意な人に共通する姿勢や考え方から、苦手克服のヒントを紹介します。

失敗を恐れない姿勢を身につける

英語が得意な人は、失敗やミスを恐れず積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢を持っています。一方、日本の英語教育では「勉強」としての側面が強く、文法や正しい話し方を重視してきたため、失敗を避けようとする人が多い傾向にあります。

苦手意識を克服するには、完璧な英語を目指すのではなく「伝わればOK」という考え方にシフトすることが大切です。文法が多少間違っていても、相手に意図が伝われば会話は成立します。まずは間違いを気にせず、英語を使う機会を増やしていきましょう。

英語を使う目的を明確にする

英語が得意な人は、英語を使う明確な目的を持っていることが特徴です。「海外旅行で現地の人と話したい」「外資系企業で働きたい」など、具体的な目標があると学習のモチベーションを維持しやすくなります。

まずは自分が英語を使いたい場面をイメージしてみましょう。仕事、趣味、旅行など、目的によって必要な英語力は異なります。目的が明確になれば、それに応じた学習計画を立てられるため、効率よくスキルを伸ばせるでしょう。

柔軟な言い換え力を養う

英語が得意な人は、知らない単語があっても別の表現に置き換えて伝えるスキルを持っています。たとえば「母語」という単語を知らなくても、「自然に使っている言葉」「ネイティブの言葉」と言い換えることで意味を伝えられます。

この置き換えスキルを身に付けるには、日常的に「この言葉を別の表現で説明するとどうなるか」と考える習慣が効果的です。知っている単語の組み合わせで表現する練習を重ねることで、語彙が限られていても円滑なコミュニケーションが取れるようになります。

英語に苦手意識がある人がモチベーションを保つには

英語に苦手意識がある人がモチベーションを保つには

 もともと英語に苦手意識があると、英語学習にあまり意欲的に取り組めず、挫折してしまうこともあるかもしれません。ここでは、英語に苦手意識がある人が学習のモチベーションを保つための方法をご紹介します。

スモールゴールを用意する

 何のために英語を学習するか目標を立てることは重要ですが、あまりに大きな目標だと達成までに時間がかかり、モチベーションが低下してしまうことがあります。まずは簡単に達成できる小さな目標を複数設定し、小さな達成感をたくさん得られるようにしましょう。

 「毎日1時間勉強する」ではなく、「毎日参考書を開く」程度のスモールゴールをたくさん用意することがおすすめです。

ご褒美を設定する

 スモールゴールと組み合わせ、達成できたら自分にご褒美をあげることも、モチベーションを保つためには重要です。

 「ここまで覚えたら〇〇していい」など、目標をクリアしたときに自分に与えるご褒美を用意しましょう。自分のモチベーションが上がりやすいものなら、「クリアしたらお菓子を食べる」でも、「10分ゲームをする」でも、どのようなものでもかまいません。

生活に勉強を組み込む

 「毎日この時間に英語を勉強する」などと生活のスケジュールに英語学習を組み込むことで、習慣化しやすくなります。しかし、英語に苦手意識のある人は、それが難しいこともあるでしょう。

 通勤時に音楽を聞いているなら洋楽を選び歌詞を見ながらにする、わからない単語はその場で調べるなど、日常的に英語にふれる機会を作ってみてください。また、最近ではトレーニングや料理といった、さまざまなジャンルの動画を利用している人が多いですが、英語の動画を選んで見ることなども効果的です。

隙間時間を活用する

 無理に英語を学習する時間を作るのではなく、ちょっとした隙間を利用して英語を学習する機会を増やしましょう。

 暇つぶし感覚でアプリを利用して単語を覚える、すぐに手に取れる場所に参考書を置いておくなどすると、ちょっとした時間に開くこともでき、結果的に英語の勉強を習慣化しやすくなります。英語の苦手意識が薄れ、「もっと英語を学びたい」、「英会話ができるようになりたい」と、モチベーションを高められる可能性もあります。

英語の苦手は克服できる!

 日本語と英語は言語構造が大きく異なるため、「理解できない」と苦手意識を持つ人は多いようです。

 しかし、少し考えを変えれば、英語はそう怖いものではありません。まずは日常的に英語にふれる機会を増やすことで、苦手意識を克服しましょう。もっと英語を学んでみたいと思えたら、英会話スクールなどを利用してみるのもおすすめです。

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福田 美智江

監修者福田 美智江

MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ

17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。「MCA達成&成功コーチング」では、「世界に通用する才能を育てる」活動を行っている。
小学生〜社会人に「英会話コーチング」、リーダーに傾愛力®(人を理解し、サポートする力、そして、人を元気にする力を持っていること)講座やセッション、保育園・幼稚園・学校・教育委員会に研修を行なう。小学校のPTA会長歴あり。3人の子どもを持つ母親。5冊の著書がある。2025年に「社会文化功労賞」受賞。

ホームページ:https://www.mca-coach.com/

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