英会話教室は意味ないといわれる理由は?通うメリットも解説

英会話教室は意味ないといわれる理由は?通うメリットも解説

最近では、英語学習アプリや英会話講座の動画など、英語学習の方法は多様化してきています。そのため、英会話教室に通っても英語力は伸びない、お金がもったいないという声もあります。しかし、学習方法によってメリットは異なるため、一概に英会話教室は意味がないというわけではありません。

今回は、英会話教室は意味がないとされる理由や英会話教室のメリットのほか、英会話教室を意味あるものにするためにできることについて解説します。

なぜ「英会話教室は意味ない」とされるのか

英会話教室に通った人の中には、英会話が上達せず「英会話教室は意味ない」と考える人もいるでしょう。まずは、英会話教室に通う意味はないとされる理由について解説します。

カリキュラムが合っていない

英会話教室に通っても意味はないとされる理由として、カリキュラムが合っていないことが挙げられます。自分の英語力に合っていないカリキュラムでレッスンを受けても、効果的に英会話を上達させられません。自分自身の目的や得意分野、苦手分野に合わせたカリキュラムで受講できる英会話教室でないと、「英会話教室は意味ない」と考えることになりかねません。

なお、そもそもカリキュラムの質が悪い英会話教室もあります。受講者の目的に合わせたきめ細かな指導ができなかったり、英会話の指導に慣れていない講師ばかりだったりする英会話教室では、英会話の上達は望めないでしょう。受講する前に、英会話教室の評判や口コミを調べておくことをおすすめします。

学習量が不足しやすい

英会話教室だけの英語学習では学習量が不足しやすいことも、「英会話教室は意味ない」とされる理由のひとつです。そもそも英会話教室は、英語でのスピーキングやリスニングを学ぶことが中心で、学習塾のように単語や文法を教えてくれるわけではありません。レッスンの会話で使う単語や文法は身に付くかもしれませんが、それ以外は自分で学習する必要があります。

一説では、日本語が母語の人がネイティブレベルの英語力を身に付けるには、3,000時間程の学習が必要とされています。ネイティブレベルまでの英語力は不要だとしても、週に1、2回のレッスンだけでは、年間100時間程度にしかなりません。英会話教室に行くだけで英会話ができるようになるわけではないため、自分で学習しなければならないと考えたほうがいいでしょう。

目的や目標の設定ができていない

「英会話教室は意味ない」と考える人は、目的や目標の設定ができていない場合があります。漠然と英会話ができるようになりたいと考えているだけでは、学習を続けるうちにモチベーションを維持することが難しくなるかもしれません。「言葉に不自由せず海外旅行を楽しみたい」「英語力を仕事に活かしたい」といった目的や目標を設定すれば、英語学習を続けていけるはずです。

また、目的や目標を設定できていないと、自分に合った英会話教室を選ぶことができなくなります。例えば、英語力を仕事に活かしたいと考えている人にとって、海外旅行で使える英会話のレッスンばかりの英会話教室は合っているとはいえないでしょう。自分の目的や目標を設定し、英語力を把握した上で、英会話教室を選ぶ必要があります。

英会話教室に通うメリット

英会話教室に通うメリット

英会話教室は意味ないとされることがある一方、メリットもあります。具体的に、英会話教室にはどのようなメリットがあるのかをご紹介しましょう。

アウトプットの機会がある

英会話教室に通う大きなメリットとして、アウトプットの機会になる点が挙げられます。単語や文法の学習は一人でもできますが、会話は一人ではできません。

英会話を上達させるには、スピーキングとリスニングの機会を増やすことが大切です。相手と英語でコミュニケーションをとるというアウトプットの機会は、英会話教室以外ではあまりないといえるでしょう。

カリキュラムに沿って学習できる

カリキュラムに沿って学習できることも、英会話教室に通うメリットです。自分の英語力に合わせた体系的な学習は、独学では非常に難しいといえるでしょう。しっかりとしたカリキュラムを設定している英会話教室であれば、効率的に英会話を上達させられます。
ただし、英会話教室のカリキュラムが自分の目的や目標、英語力に合っているか、受講前に確認しておく必要があります。

学習の相談ができる

英会話教室に通えば、英語学習の相談ができるというメリットもあります。英語学習がうまく進まないときに、英会話の講師やカウンセラーに学習方法などを相談すれば、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。一人で学習しているだけではなかなか解決しないことも、相談することで解決し、効率的に英語学習を進めることができます。

英会話教室を意味あるものにするためにできること

英会話教室を意味あるものにするためにできること

英会話を上達させるためには、英会話教室をできるだけ意味のあるものにする行動が必要です。英会話教室を意味あるものにするために、下記の2点を考えるようにしましょう。

予習復習を行う

英会話に限りませんが、予習復習は大切です。何の準備もせず、ただ英会話教室に行ってレッスンを受けるのではなく、予習をしてレッスンをそのアウトプットの機会とすれば、より充実したレッスンにすることができるでしょう。さらに、レッスンの内容を復習することで、理解力を深めることもできるはずです。

前述のとおり、英会話教室に通うだけでは学習時間が足りず、英会話はなかなか上達しません。英会話教室以外の時間で、予習復習以外にもみずから学習する必要があります。
その上で、レッスン内容や自分で学習したことでわからない点があれば、講師やカウンセラーに質問したり相談したりすれば、英会話教室を意味あるものにできます。

自分に合った英会話教室を選ぶ

自分に合った英会話教室を選ぶことも、意味あるものにするために非常に大切です。自分の目的や目標に合っている英会話教室であることが前提ですが、講師やカウンセラーとの相性も考えて英会話教室を探したほうがいいでしょう。
カリキュラムは自分に合っているようでも、講師との相性が合わず、会話が続かないことも考えられます。無料体験レッスンを行っている英会話教室もあるため、参加して検討してみるといいかもしれません。

また、レッスン以外でも、予約が取りやすいか、受講日の変更が可能かといったことのほか、カウンセリングの有無、資格試験対策など、さまざまな面から検討することをおすすめします。

英会話教室の選び方については、下記の記事をご覧ください。
自分に合った英会話スクールはどれ?種類と選び方を解説

目的や目標を持って、自分に合った英会話教室を見つけよう

英会話教室に通えば、アウトプットの機会があったり、効率的に学習できたりするなど、さまざまなメリットがあります。ただし、目的や目標を持たず通うだけでは、英会話教室は意味ないと思うこともあるでしょう。そうならないためには、自分の目的や目標を明確にし、自分に合った英会話教室に通うことが大切です。

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