接客英会話の完全ガイド!全業種で使えるフレーズと外国人対応のコツ
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本記事では、飲食店・アパレル・ホテルなど全業種で使える接客英会話の定番フレーズと、英語に自信がなくても対応できる実践的なコツをわかりやすく解説します。
最低限の英語で落ち着いて対応できるようになり、外国人客への接客力を高めたいサービス業スタッフに役立つ内容です。
監修者福田 美智江
MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ
17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。
目次
接客英会話のコツ!英語が苦手でも「型」で乗り切ろう
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実は、接客の場面で使う英語表現にはパターンがあり、よく使うフレーズを覚えてしまえば自信を持って対応できます。難しい単語を無理に使う必要はなく、”May I~“や”Please“といったシンプルで丁寧な表現を心掛けるだけで、お客様に気持ちが伝わります。
ここでは、英語が苦手な方でも実践できる接客英会話のコツを紹介します。
完璧な英語よりも笑顔とジェスチャーで「おもてなし」
親切な態度と笑顔があれば、多少言葉が不十分でも気持ちは伝わります。言葉が出てこないときは、指差しやジェスチャーを活用しましょう。身振り手振りも立派なコミュニケーション手段です。
また、ゆっくり丁寧に話すことを心掛けましょう。早口で話すと相手が聞き取りにくくなることがあります。相手の目を見てゆっくり話すことで、誠実さと安心感を与えられます。
よく使う接客の「定番フレーズ」を覚える
- Hello. (こんにちは、いらっしゃいませ)
- Thank you. (ありがとうございます)
- This way please. (こちらです)
「May I help you?」など丁寧な英語表現を心掛ける
”May I ~?“ や ”Could you ~?”、”Would you like ~?”といった言い回しを使うことで、相手に敬意を伝えられます。
また、”Please“を添えるだけで印象が柔らかくなります。
断る場面では、”I'm afraid~“(残念ながら、恐れ入りますが)のようなクッション言葉を使うと、丁寧さが増します。
ただし、言葉だけでなく声のトーンや表情もセットで意識しましょう。
笑顔と優しい口調で接することが、心地よい接客につながります。
【シーン別】接客で使える基本の英会話フレーズ・例文集
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入店時の挨拶、案内や誘導、注文や商品紹介、会計、退店時のお見送り、そしてトラブル対応まで、実際の接客の流れに沿って整理しました。
各シーンで「これだけは覚えておきたい」必須フレーズを厳選していますので、まずはこれらを口に出して練習してみましょう。
入店・挨拶:「いらっしゃいませ」「何名様ですか」
・ Hello, welcome!(こんにちは、いらっしゃいませ)
・ May I help you?(何かお手伝いしましょうか)
飲食店や宿泊施設では、人数や予約の確認も必要です。
・ How many people?(何名様ですか)
・ Do you have a reservation?(ご予約はございますか)
予約がある場合は、名前を確認します。
・ May I ask your name?(お名前をお伺いしてもよろしいですか)
悪天候の日には、天気への気遣いも好印象です。
・ Thank you for coming despite the poor weather.(足元の悪い中お越しいただきありがとうございます)
案内・誘導:「こちらへどうぞ」「トイレはあちらです」
・ This way, please.(こちらへどうぞ)
・ Follow me, please.(ついてきてください)
お客様からよく聞かれるのが、トイレの場所です。
・ The restroom is over there.(お手洗いはあちらです)
試着室やエレベーターの案内も覚えておきましょう。
・ The fitting room is right over there.(試着室はあちらです)
・ Please take the elevator.(エレベーターをご利用ください)
案内する際は、指差しやジェスチャーを添えることで、より伝わりやすくなります。言葉だけでなく、身振り手振りも活用しましょう。
注文・商品紹介:「ご注文はお決まりですか」「オススメはこちらです」
・ May I take your order?(ご注文をお伺いします)
・ Are you ready to order?(ご注文はお決まりですか)
商品を探しているお客様には、このように声をかけます。
・ Are you looking for something?(何かお探しですか)
おすすめ商品を紹介するフレーズも覚えておくと便利です。
・ I recommend this.(こちらをおすすめします)
・ This is popular.(こちらは人気です)
・ Today's special is carbonara.(本日のおすすめはカルボナーラです)
在庫確認が必要なときは、このように伝えます。
・ Let me check.(確認いたします)
・ Just a moment, please.(少々お待ちください)
会計・レジ:「お会計は〇〇円です」「カードは使えますか」
・ Your total is 10,000 yen.(合計で10,000円です)
・ How would you like to pay?(お支払い方法はいかがなさいますか)
・ Cash or card.(現金ですか、カードですか)
お釣りを渡す際は、このように言います。
・ Here is your change and receipt.(お釣りとレシートです)
レシートの要否を確認する表現も覚えておきましょう。
・ Do you need a receipt?(レシートはご入り用ですか)
複数人で来店している場合は、支払い方法を確認します。
・ Will you pay separately?(別々にお会計されますか)
退店・お見送り:「ありがとうございました」「またお越しください」
・ Thank you very much.(ありがとうございました)
・ Thank you for coming.(ご来店ありがとうございました)
これからの時間を楽しんでほしいという気持ちを込めて、このように声をかけます。
・ Have a nice day.(良い一日を)
・ Have a good evening.(良い夜を)
再訪を促すポジティブな表現も効果的です。
・ Please come again.(またお越しください)
・ We hope to see you again.(またのご来店をお待ちしております)
トラブル・クレーム:「申し訳ございません」「少々お待ちください」
・ I am very sorry.(大変申し訳ございません)
・ I'm terribly sorry.(誠に申し訳ございません)
状況を確認する際は、このように伝えます。
・ Let me check.(確認いたします)
・ I'll check with the store manager.(店長に確認いたします)
お客様を待たせる場合は、クッション言葉を使います。
・ Just a moment, please.(少々お待ちください)
確認後に戻ったら、待たせたことへの感謝を伝えましょう。
・ Thank you for waiting.(お待たせいたしました)
自分では対応できない場合は、上司や英語が話せるスタッフを呼びます。
丁寧な対応を心掛けることで、トラブルを最小限に抑えられます。
【業種別】飲食店・アパレル・ホテルで使える接客英語
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飲食店ではメニューや味付けの説明、アパレルではサイズや試着の案内、ホテルではチェックインやアメニティの説明など、それぞれの業態で頻繁に使われる専門的なフレーズがあります。
ここでは、カフェ・レストラン、アパレル・雑貨店、ホテル・宿泊施設、コンビニ・スーパーの4つの業種に分けて、現場ですぐに使える実践的な英会話フレーズを紹介します。
自分の職場に合った表現を見つけて、活用してください。
カフェ・レストラン・居酒屋(飲食店)の接客英語
・ Smoking or non-smoking?(喫煙席ですか、禁煙席ですか)
・ Do you have any allergies?(アレルギーはございますか)
・ Refreshments are available at the self-service counter.(飲み物はセルフサービスになります)
料理を提供する際は、このように声をかけます。
・ Here is your carbonara.(カルボナーラをお持ちしました)
・ How is everything?(お味はいかがですか)
空いたお皿を下げる際も、一言添えましょう。
・ May I take this plate?(お皿をおさげしてもよろしいですか)
ラストオーダーや飲み放題の時間制限も伝えます。
・ The all-you-can-drink is up to 60 minutes.(飲み放題は60分までです)
アパレル・雑貨・お土産屋(販売店)の接客英語
・ Would you like to try it on?(試着なさいますか)
・ Which size would you like?(サイズはどれになさいますか)
試着室の場所も案内しましょう。
・ The fitting room is right over there.(試着室はあちらです)
・ Please take your shoes off in the fitting room.(試着室では靴を脱いでください)
お客様を褒める表現も覚えておくと効果的です。
・ It looks good on you.(お似合いです)
在庫確認や色違いの提案もおこないます。
・ This is a display model only.(こちらは現品限りの商品です)
プレゼント用の包装については、このように尋ねます。
・ Is this for you, or a gift for someone else?(ご自宅用ですか、プレゼント用ですか)
ホテル・旅館・宿泊施設の接客英語
・ Is it a reservation for two people?(2名様でのご予約でお間違いないですか)
・ May I have the name of the reservation?(ご予約のお名前をお伺いしてもよろしいですか)
荷物を預かる際は、このように伝えます。
・ If you leave your luggage, the bellboy will bring it to your room.(お荷物をお預けいただければ、ボーイがお部屋までお持ちします)
朝食時間やアメニティの案内も重要です。
・ Breakfast is served from 7 am to 10 am.(朝食は午前7時から10時までです)
・ All amenities are provided.(アメニティはすべて揃っております)
部屋への案内では、このように声をかけます。
・ Your room is on the 5th floor.(お部屋は5階にございます)
Wi-Fiのパスワードを聞かれた場合はこのように返答するとスムーズです。
・ The Wi-Fi password is written on this card.(Wi-Fiのパスワードはこちらのカードに記載されています)
・ Please connect to this network and enter the password.(こちらのネットワークに接続して、パスワードを入力してください)
コンビニ・スーパー・ドラッグストアの接客英語
・ Would you like a plastic bag?(レジ袋はご入り用ですか)
・ Do you need a receipt?(レシートはご入り用ですか)
お弁当を購入したお客様には、温めの確認をします。
・ Would you like it warmed up?(温めますか)
お箸やスプーンの確認も忘れずにおこないましょう。
・ Would you like a spoon or a fork?(スプーンとフォークはどちらをおつけしますか)
セルフサービスの案内も必要です。
・ The coffee machine is right there. Please help yourself.(コーヒーマシンはあちらです。ご自由にお使いください)
タバコの販売では、番号を確認します。
・ What number of cigarettes would you like?(タバコは何番をご希望ですか)
年齢確認が必要な場合はこのようなフレーズが便利です。
・ May I see your ID, please?(身分証明書を拝見してもよろしいですか)
・ I need to check your age. Are you over 20?(年齢確認が必要です。20歳以上ですか)
・ Please touch the screen to confirm you are over 20.(20歳以上であることを確認するため、画面にタッチしてください)
英語が聞き取れない・困った時の対応フレーズ
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聞き返すことや、確認のために時間をもらうことは失礼ではありません。むしろ、曖昧なまま進めるよりも、堂々とした姿勢がお客様の信頼につながります。
ここでは、英語が聞き取れないときや対応に困ったときに使える、便利なフレーズを紹介します。これらを覚えておくと、とっさの場合にも落ち着いて対処できるようになるでしょう。
「もう一度お願いします」「ゆっくり話してください」と聞き返す
・ Pardon?(もう一度お願いします)
・ Could you say that again?(もう一度言っていただけますか)
・ I'm sorry, but I couldn't catch what you said.(申し訳ありませんが、聞き取れませんでした)
早口で聞き取りにくい場合は、ゆっくり話してもらうようお願いします。
・ Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか)
聞き返すことは失礼ではありません。むしろ、きちんと理解しようとする姿勢がお客様に伝わります。
わからないまま進めるよりも、確認しながら対応することで、正確なサービスを提供できます。
「確認してまいります」「英語が話せるスタッフを呼びます」
・ Let me check.(確認いたします)
・ Just a moment, please. I'll check with the store manager.(少々お待ちください。店長に確認いたします)
英語が話せるスタッフがいる場合は、応援を呼びます。
・ I'll call someone who speaks English.(英語が話せるスタッフを呼びます)
翻訳アプリを使う際は、このように尋ねます。
・ May I use a translation app?(翻訳アプリを使ってもよろしいですか)
わからないことを素直に伝え、適切な対応をとることで、お客様の信頼を得られます。
一人で抱え込まず、周囲の協力を得ることも大切です。
英会話スキルを磨いて、接客サービスの質を向上させよう
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英会話スキルを磨くことで、お客様とのコミュニケーションがスムーズになり、サービスの質を向上させることができます。オンライン英会話やアプリなど、自分に合った学習方法を見つけて継続するのがおすすめです。
日常的に接客英会話のフレーズを口に出して話すことで、外国人のお客様にも自信を持って対応できるようになります。さまざまなシーンに応じたフレーズを覚えて、日々の業務に活かしていきましょう。
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スタッフやカリキュラム・教材、学習効果など、さまざまな視点のランキングを確認できますので、英会話スクール選びの参考にしてください。
監修者福田 美智江
MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ
17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。「MCA達成&成功コーチング」では、「世界に通用する才能を育てる」活動を行っている。
小学生〜社会人に「英会話コーチング」、リーダーに傾愛力®(人を理解し、サポートする力、そして、人を元気にする力を持っていること)講座やセッション、保育園・幼稚園・学校・教育委員会に研修を行なう。小学校のPTA会長歴あり。3人の子どもを持つ母親。5冊の著書がある。2025年に「社会文化功労賞」受賞。
ホームページ:https://www.mca-coach.com/