TOEICリーディングに有効な対策とは?パート別の勉強法も解説

TOEICリーディングに有効な対策とは?パート別の勉強法も解説

TOEICのリーディングセクションは、制限時間75分で100問に答えるマークシート形式のテストです。100問を75分で回答するのは容易ではありませんが、正しい方法で対策すれば、点数を上げることができます。

本記事では、TOEICのリーディングセクションの効果的な勉強法や、おすすめの教材を解説します。TOEICのリーディング対策をして点数を上げたい人は、ぜひ参考にしてください。

mokuji目次

  1. TOEICのリーディングセクションの概要
    1. TOEICのリーディングセクションの構成
    2. TOEICのリーディングセクションのスコア配分
  2. TOEICのリーディングセクションでスコアが伸びない原因
    1. 単語力が不足している
    2. 文法を理解していない
    3. 時間配分ができていない
    4. 長文読解のスピードが遅い
    5. TOEICの出題形式に慣れていない
  3. パート別・TOEICのリーディングセクションの特徴と勉強法
    1. パート5(短文穴埋め問題):動詞・名詞・副詞・形容詞の知識を重点的に身に付ける
    2. パート6(長文穴埋め問題):段落の構成と論理の展開をつかむ力を養う
    3. パート7(読解問題):時間配分と出題形式に慣れる
  4. TOEICのリーディングセクションのおすすめ教材
    1. TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
    2. TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+
    3. TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part 7模試
    4. TOEIC L&Rテスト精選模試 リーディング3
    5. スタディサプリ・TOEIC L&R TEST対策コース
  5. TOEICのリーディングセクションの対策法を覚え、高得点を獲得しよう

TOEICのリーディングセクションの概要

TOEICのリーディングセクションとは、会話などを聞いて問題に答えるリスニングテストの次に行うテストのことで、印刷された問題を読んで回答します。TOEICのリーディングセクションの問題構成とスコア配分は下記のとおりです。

TOEICのリーディングセクションの構成

TOEICテストは、問題全体のパート1〜4がリスニングセクションに該当し、リーディングセクションはパート5〜7が該当します。TOEICのリーディングセクションの各パートは、下記の内容で構成されています。
<TOEICのリーディングセクションの構成>
・パート5:短文穴埋め問題(30問)
・パート6:長文穴埋め問題(16問)
・パート7:読解問題(54問)

TOEICのリーディングセクションのスコア配分

TOEICの総合スコアは990点満点で、リスニングセクション、リーディングセクション共に495点満点です。
TOEICの総合スコアの半分がリーディングセクションによって決まるため、高得点を目指すには、このセクションでのパフォーマンス向上が必要不可欠です。

TOEICのリーディングセクションでスコアが伸びない原因

TOEICのリーディングセクションでスコアが伸びない原因

TOEICのリーディングセクションでスコアを伸ばすのは容易ではありません。その理由は、主に下記の5つが挙げられます。

単語力が不足している

単語力が不足していると、文章の内容を正確に理解できず、TOEICのリーディングセクションでスコアを伸ばすのが難しくなります。TOEICのリーディングセクションではビジネス用語や慣用表現の理解が求められるため、スコアを伸ばすには幅広くさまざまな分野にわたる単語力が必要です。

文法を理解していない

文法の理解が不十分だと、TOEICのリーディングセクションのスコアを伸ばせません。文法の理解が不十分なままでは文章の意味を正確に読み取れず、文章の構造も把握することが難しくなります。その結果、正しい答えが導き出せなくなります。

時間配分ができていない

時間配分ができていないことも、TOEICのリーディングセクションでスコアを伸ばせない原因です。
TOEICテストは、時間との戦いです。TOEICのリーディングセクションは75分で100問を回答しなくてはならず、1問あたりに掛けられる時間は限られています。うまく時間配分をすることが、スコアを伸ばす上で重要といえるでしょう。

長文読解のスピードが遅い

TOEICのリーディングセクションでは、長文読解が遅いとスコアを伸ばせません。長文を読み解くスピードが遅いと、制限時間内にすべての問題を解き終えることが難しくなります。
多くのTOEIC受験者にとって、読解スピードを上げることが課題となっています。

TOEICの出題形式に慣れていない

TOEICの出題形式に慣れていないことも、スコアを伸ばせない原因のひとつです。TOEICの出題形式に慣れていないと、問題の意図を理解するのに時間がかかり、効率的に回答できません。TOEICへの挑戦を始めたばかりの人は、高いスコアを獲得するのは難しいでしょう。

パート別・TOEICのリーディングセクションの特徴と勉強法

TOEICのリーディングセクションの各パートは、それぞれ特徴が異なるため、パートごとに対策する必要があります。各パートの特徴と勉強法をご紹介しますので、参考にしてください。

パート5(短文穴埋め問題):動詞・名詞・副詞・形容詞の知識を重点的に身に付ける

パート5(短文穴埋め問題)の出題数は30問です。文中の空所にあてはまる適切な語句を選ぶ問題を通して、文法や品詞の理解、語彙力を問われる点が特徴です。
文法の問題では、動詞の活用や時制(過去・現在・未来の使い分け)などが問われ、品詞問題では名詞・副詞・形容詞の知識が問われるため、これらを重点的に身に付けてください。語彙力については、覚えるしかありません。頻出する単語を中心に暗記しましょう。

パート6(長文穴埋め問題):段落の構成と論理の展開をつかむ力を養う

パート6(長文穴埋め問題)の出題数は16問です。長文の中の空欄にあてはまる適切な単語、文章を選ぶ形式となっており、文脈を理解する力が求められます。
対策としては、文章全体の構造把握が必要になります。段落の構成、論理の展開をつかむ力を養うことが重要です。多読の習慣をつけ、文章の流れとそれに応じた語句の使い方を覚えてください。

パート7(読解問題):時間配分と出題形式に慣れる

パート7(読解問題)の出題数は54問です。1つの文章を読んで設問に答える問題が29問で2つ以上の複数の文章を読んで回答する問題が25問という構成になっています。
問題に使われる文章は、Webサイト、広告、新聞記事の文章などさまざまです。文書間の関連性を理解し、比較する力が問われるのが、パート7の特徴といえるでしょう。

なお、パート7は、設問のほうを先に読み、文章を読み進めながら設問の答えを見つけて回答する方法が効率的です。文章をすべて読んでから設問にとりかかると、文章の内容を忘れてしまい読み直すことになるおそれがあります。
また、設問数が多いこともあるため、時間管理も大切です。問題集などを使い、時間の配分や出題形式に慣れておくことをおすすめします。

TOEICのリーディングセクションのおすすめ教材

TOEICのリーディングセクションのおすすめ教材

TOEICのスコアを上げるには、適切な教材を選択することが重要です。続いては、TOEICのリーディングセクションの対策におすすめの教材をご紹介します。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」(アスク)は、文法力を強化するための最適な問題集です。TOEICのリーディングセクションのパート5・6で出題される文法問題の対策用参考書として定評があります。
問題数が1049問と豊富で、「なぜその答えが正解なのか」を理解できる詳細な解説がついていることが特徴です。

TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+

「TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+」(アルク)は、TOEICの模試が3回分収録されています。解説は対話形式で読者が納得しやすくなっているほか、すべての問題について動画の解説を視聴することができます。現時点での自分の実力を把握し、弱点を明確にするのにぴったりです。

TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part 7模試

「TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part 7模試」(ベレ出版)は、TOEICのリーディングセクションのパート7の対策に特化した問題集です。パート7で点数を落としてしまってスコアが伸びない人、900点を超えられない人には、この教材をおすすめします。パート7を全問正解し、TOEIC満点を獲得することを目的とし、効率的に回答するテクニックや時間配分のコツも学べます。

TOEIC L&Rテスト精選模試 リーディング3

「TOEIC L&Rテスト精選模試 リーディング3」(ジャパンタイムズ出版)は、累計35万部を突破した「精選模試」シリーズの第3弾です。本番で予想されるさまざまなタイプの問題を5回分の模試に集約し、すべての設問に対し、正解するための手順と考え方を具体的に説明しており、最新の出題傾向の解説もついています。

スタディサプリ・TOEIC L&R TEST対策コース

「スタディサプリ・TOEIC L&R TEST対策コース」(リクルート)は、TOEICのリスニングセクションとリーディングセクションの練習問題、授業動画を収録したアプリです。問題の収録数はTOEICテスト20回分に相当し、繰り返し解くことで英語力の確実な向上を目指します。文法・単語の授業動画には1回5分程度のものもあり、隙間時間を利用して学べるのも大きなメリットです。

TOEICのリーディングセクションの対策法を覚え、高得点を獲得しよう

TOEICのリーディングセクションは、75分間で100問の問題に回答しなくてはならず、高得点を獲得するのは容易ではありません。TOEICのリーディングセクションで高得点を獲得するには、各パートの特徴を理解し、適切な対策を行うことが重要です。
本記事で紹介した対策方法を活用し、自分にあった学習プランを立てて取り組むことをおすすめします。TOEICのリーディングセクションの効果的な対策法を覚え、高得点の獲得につなげましょう。

また、TOEICの対策をしたい人には、英会話スクールでの学習もおすすめです。英会話スクールには、短期集中型のTOEIC専門コースなど、TOEIC対策に力を入れているところが少なくありません。独学では難しいことも、プロの英語講師から教われば理解が早くなる可能性があります。英会話スクールでのTOEIC対策も検討してみてはいかがでしょうか。

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