TOEFLリスニング対策と勉強法!高得点へ導くコツと教材

TOEFLリスニング対策と勉強法!高得点へ導くコツと教材

TOEFLリスニングは、英語圏の大学で学ぶのに必要なスキルを測定する重要なパートです。多くの受験者がTOEFL高得点を目指す一方で、リスニングを苦手とする人も少なくありません。

本記事では、TOEFLリスニングの対策に効果的な勉強法や実践的なコツを紹介します。リスニング力を飛躍的に向上させ、目標スコアに近づくための具体的な手段が見つかるはずです。
福田 美智江

監修者福田 美智江

MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ

17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。

mokuji目次

  1. TOEFLリスニングの試験概要と特徴
    1. 試験時間と問題数、ダミー問題の有無
    2. 出題形式:講義と会話の構成
    3. スコア配分とレベル別の目標点数
  2. なぜTOEFLリスニングは難しい?聞き取れない原因
    1. 音声が長く専門用語や学術的な内容が多い
    2. スクリプトを見ることができない
    3. 多様なアクセントや速いスピード
    4. 音声内にバックグラウンドノイズがある
  3. 【レベル別】TOEFLリスニングのスコアアップ勉強法
    1. 初心者:単語力の強化とディクテーション
    2. 中級者:シャドーイングと多聴で英語耳を作る
    3. 上級者:過去問演習と問題分析
  4. 本番で役立つ!TOEFLリスニングの解き方とメモのコツ
    1. 話の流れとキーワードを捉えるメモの取り方
    2. 講義の展開を予測しながら聞く
    3. 集中力を維持し時間配分を意識する
  5. TOEFLリスニング対策におすすめの教材とアプリ
    1. 公式問題集と過去問で形式に慣れる
    2. アプリ「TEDICT」やポッドキャストを活用する
    3. 「Coursera」などで実際の講義を体験する
  6. TOEFLリスニングは、試験の構成と出題形式の理解がポイント

TOEFLリスニングの試験概要と特徴

TOEFLリスニングの試験概要と特徴

TOEFL iBT®のリスニングセクションは、リーディングの後に実施されます。約30分の読解問題を解いた直後におこなわれるため、集中力の維持がスコアに大きく影響するでしょう。

2026年1月から試験形式の変更により、TOEFLのリスニングの試験時間は29分、問題数は47問となりました。

出題内容は大学での講義や会話が中心で、アカデミックな英語力が問われます。以下では、試験時間や出題形式、スコアの目安について詳しく見ていきましょう。

参考:ETS Japan合同会社|会場受験TOEFL iBT 特徴・構成・料金

試験時間と問題数、ダミー問題の有無

2026年1月以降から試験形式の変更により、TOEFLのリスニングの試験時間は29分、問題数は47問となりました。

ダミー問題が廃止されていた時期もありますが、26年1月からは再び採点されない問題(ダミー問題)が含まれて出題されます。

そのため、出題される47問すべてが採点対象というわけではありません。

出題形式:講義と会話の構成

リスニング問題は4種類のタスクで構成されています。
  • Listen and Choose a Response (短いやり取りを聞いて適切な応答を選ぶ)
  • Listen to a Conversation (会話を聞く)
  • Listen to an Announcement (アナウンスを聞く)
  • Listen to an Academic Talk (アカデミックな講義を聞く)
会話問題は日常に関わる食事、社交、教育、娯楽、健康、趣味などのトピックが扱われ、講義問題は歴史、美術・音楽、生命科学、物理科学、ビジネス・経済学、社会科学などのアカデミックなトピックが扱われます。

スコア配分とレベル別の目標点数

2026年1月21日以降、TOEFLは新しい「バンドスコア方式」を導入しました。

リスニングセクションは1〜6のスケール(0.5刻み)で評価され、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)と対応しています。なお、2年間の移行期間中は、従来の0〜30点スケールも参考値として併記されます。
レベル バンドスコア 従来の0-30点 説明
入門レベル(A1) 1.0〜1.5 0〜3点 基礎的な表現を理解できる
初級レベル(A2) 2.0〜2.5 4〜8点 日常的な会話を部分的に理解できる
中級レベル(B1) 3.0〜3.5 9〜16点 身近な話題について理解できる
中上級レベル(B2) 4.0〜4.5 17〜21点 アカデミックな内容もある程度理解できる
上級レベル(C1) 5.0〜5.5 22〜27点 複雑な内容も詳細まで理解できる
最上級レベル(C2) 6.0 28〜30点 ネイティブレベルに近い理解力
留学を目指す場合、多くの大学では中上級レベル(B2)以上が求められる傾向があります。特にリスニングは努力次第で高得点を狙いやすいセクションなので、重点的に対策しましょう。

なぜTOEFLリスニングは難しい?聞き取れない原因

なぜTOEFLリスニングは難しい?聞き取れない原因

TOEFLリスニングは、TOEICや英検と比べても「難しい」と感じる受験者が多いセクションです。

その理由は単なる英語力不足だけではありません。アカデミックな内容が中心であることや、試験形式そのものに独特の難しさがあるのです。

ここでは、多くの受験者がリスニングで苦戦する具体的な原因を解説します。自分の弱点を把握することで、効果的な対策につなげましょう。

音声が長く専門用語や学術的な内容が多い

TOEFLリスニングの音声は約40〜250語(約30秒〜2分程度)で、比較的情報量が多い傾向があります。約30分のリーディングを解いた直後に受けるため、集中力の維持が難しいのも特徴です。

内容はタスク(問題形式)によりますが、Listen to an Academic Talk(アカデミック関連の短い講義)の場合、歴史、美術・音楽、生命科学、物理科学、ビジネス・経済学、社会科学など幅広い分野から出題されます。

日常会話ではあまり使わない専門用語や学術的な表現が多く登場するため、背景知識がないと理解しづらい場合もあるでしょう。TOEFL専用の単語帳で語彙を増やすことが対策のカギとなります。

スクリプトを見ることができない

TOEFLリスニングでは、音声が流れるのは1度のみで、スクリプト(台本)は画面上には表示されません。

単に話の内容を聞き取り理解するだけでなく、話し手の意図を理解して推測したり、今後の展開を予測する能力も求められます。メモを取ることは許可されていますが、書くことに集中しすぎると肝心な部分を聞き逃してしまう恐れがあります。

スクリプトを見ずに音声を1度聞いただけで解答する必要があるため、「どのポイントを聞けばいいのか分からなかった」「聞き取れたのに解けなかった」と難しさを感じる大きな原因となっています。

多様なアクセントや速いスピード

TOEFLリスニングでは、北米だけでなくイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど多様なアクセントの英語が使用されます。同じ英語でも国や地域によって発音やイントネーションが異なるため、ひとつのアクセントだけに慣れていると聞き取りにくく感じるでしょう。

また、実際の大学生活を想定したナチュラルスピードで話されます。教授と学生では声の高さや話し方も異なり、さまざまな話者に対応する力が必要です。

音声内にバックグラウンドノイズがある

TOEFLリスニングの音声には、背景音や雑音が入っていることがあります。
例えば、教室でのディスカッションでは、ほかの学生の雑談や環境音が入っていることもあり、聞き取りが困難です。

こうした背景音や雑音が、集中力を維持するのを困難にする場合もあります。

【レベル別】TOEFLリスニングのスコアアップ勉強法

【レベル別】TOEFLリスニングのスコアアップ勉強法

TOEFLは英検のようにレベル別のテストではなく、すべての受験者が同じ問題を解きます。そのため、自分の英語力に合った勉強法を選ぶことが重要です。

初心者がいきなり過去問演習に取り組んでも効果は薄く、上級者が基礎練習ばかりしていてもスコアは伸びません。
ここでは、初心者・中級者・上級者それぞれに適した学習法を紹介します。現在の実力を把握し、段階的にステップアップしていきましょう。

初心者:単語力の強化とディクテーション

TOEFLスコア70点未満(リスニングセクションのスコア10点未満)の初心者は、まず基礎的な語彙力を身に付けることが大切です。TOEFLでは日常会話で使わない専門用語も多く出題されるため、TOEFL専用の単語帳を活用しましょう

並行して取り組みたいのがディクテーションです。聞こえた音声を紙に書き取ることで、音と文字を一致させる力が養われます。

英語は「give it away」が「ギブラウェイ」のように音が繋がって発音されることがあり、聞き取りを難しくしています。まずは短い文章から始め、徐々に長いものに挑戦していきましょう。

中級者:シャドーイングと多聴で英語耳を作る

TOEFLスコア70〜80点程度(リスニングセクションのスコア10〜25点未満)の中級者には、音声を聞きながら少し遅れて発音する「シャドーイング」が効果的です。英語特有のイントネーションやリズムを体感でき、自分で発音できる音は聞き取りやすくなります。

また、TOEFLの問題だけでなく、ポッドキャストやニュースなど多様な音源に触れる「多聴」も重要です。NPRやTED Talksなどを活用し、さまざまなアクセントやスピードに慣れましょう。加えて、毎日数分の速聴時間を取り入れると通常の音声が聴き取りやすくなります。

スクリプトを使って聞き取れなかった箇所を特定し、重点的に練習することで弱点を克服できます。

上級者:過去問演習と問題分析

TOEFLスコア90以上(リスニングセクションのスコア25点以上)を目指す上級者は、TPOなどの過去問や公式問題集を使った実戦練習が欠かせません。本番と同じ時間配分で解き、試験のペースに慣れることが大切です。

解きっぱなしにせず、正解・不正解の根拠をスクリプトで確認する「精聴」と「分析」を徹底しましょう。なぜ間違えたのかを掘り下げることで、自分の弱点が明確になります。また、隙間時間に速聴をすると聴き取りやすさが上がります。

苦手なトピックや設問タイプを把握し、重点的に対策することでさらなるスコアアップが可能です。

本番で役立つ!TOEFLリスニングの解き方とメモのコツ

本番で役立つ!TOEFLリスニングの解き方とメモのコツ

リスニング力を高めても、本番で実力を発揮できなければ意味がありません。試験中のメモの取り方や聞き方の姿勢は、得点に直結する重要な要素です。

TOEFLリスニングでは音声が1回しか流れず、設問も事前に見られません。そのため、効率的にメモを取りながら要点を押さえる技術が求められます。

ここでは、本番で役立つ具体的なテクニックを紹介します。日頃の練習から意識して取り組みましょう。

話の流れとキーワードを捉えるメモの取り方

メモを取る際に大切なのは、すべてを書こうとしないことです。書くべきなのは「話の流れ」と「キーワード」の2つに絞りましょう。

数字や固有名詞、専門用語など覚えにくい情報を中心に記録します。英語で書く必要はなく、カタカナや記号、略語を活用して素早くメモすることが効果的です。

メモはあくまで解答時に記憶を呼び覚ますための補助です。完璧なノートを作ることが目的ではないので、聞くことに集中しながら要点だけを残しましょう。

講義の展開を予測しながら聞く

講義問題では、話の展開を予測しながら聞くことでメモの準備ができます。「Now〜」「First〜」「Another important〜」などのシグナルワードが出たら、新しいトピックが始まる合図です。

講義の構造は「テーマの導入→サブトピックの説明→まとめ」というパターンが多く見られます。この流れを意識すると内容が整理しやすくなります。

また、話者が強調した部分や「Well...」のような間を置いた箇所は設問になりやすいポイントです。注意して聞きましょう。

集中力を維持し時間配分を意識する

約1時間のリーディングを終えた直後にリスニングが始まるため、集中力の維持が課題となります。

脳を働かせるには糖分と酸素が必要です。試験前におにぎりやバナナなど消化の良い炭水化物を摂り、問題を解くごとに深呼吸をして酸素を送りましょう。

また、設問ごとの時間配分も意識してください。迷いすぎると後の問題に影響するため、わからない問題は割り切って次に進むことも大切です。気持ちを切り替えて臨みましょう。

TOEFLリスニング対策におすすめの教材とアプリ

TOEFLリスニング対策におすすめの教材とアプリ

効率的にリスニング力を伸ばすには、自分のレベルや目的に合った教材選びが欠かせません。

TOEFLはアカデミックな内容が中心のため、通常の英語学習だけではスコアに結びつきにくい傾向があります。TOEFL特有の問題形式や出題傾向に慣れるための教材を活用しましょう。

ここでは、公式問題集から手軽に使えるアプリ、実際の講義を体験できるサービスまで幅広く紹介します。

公式問題集と過去問で形式に慣れる

TOEFLリスニング対策の基本は、ETS発行の公式問題集や過去問を繰り返し解くことです。本番と同じ形式・難易度で作られているため、出題傾向を正確に把握できます。

リスニングは他のセクションと比べてチャンスが少なく、一度聞き逃すと解けなくなる問題もあります。過去問を何度も解いて問題形式に慣れておくことが重要です。

公式サイトの「TOEFL Practice Online」では、パソコンを使って本番さながらの模試を受けられます。実戦感覚を養うために活用しましょう。

アプリ「TEDICT」やポッドキャストを活用する

ディクテーション練習には「TEDICT」がおすすめです。TED Talksの人気スピーチを題材に、音声が自動でリピートされるため効率的に練習できます。

また、NPRやBBCなどのポッドキャストを活用すれば、アカデミックな話題から日常的な内容まで幅広いトピックに触れられます。「Voice of America」や「6 Minute English」は初心者にも聞きやすいでしょう。

通勤時間や隙間時間を活用して英語に触れる量を増やすことで、リスニング力は着実に向上します。

「Coursera」などで実際の講義を体験する

スコア100以上を目指す上級者には、「Coursera」などで実際の大学講義を聞く学習法がおすすめです。スタンフォード大学やシドニー大学など世界中の講義を無料で受講できます。

英語圏の大学では「dean(学長)」「commencement(卒業式)」など独特の表現がよく使われます。実際の講義を聞くことで、こうしたアカデミックな語彙に慣れることができるでしょう。

自分の興味のある分野はもちろん、専門分野以外の講座を受講することで、苦手なトピックの背景知識も同時に養えます。

TOEFLリスニングは、試験の構成と出題形式の理解がポイント

TOEFLリスニングで高得点を獲得するには、試験の構成や出題形式を把握し、効果的な勉強法を実践することが不可欠です。
TOEFL公式問題集を主軸に、ニュースやポッドキャストを日常的に聞く習慣をつけるとともに、シャドーイング、ディクテーションなどの学習法を取り入れることで、リスニング力を飛躍的に向上させることができます。さらに、オンライン英会話レッスンやおすすめ教材を活用して自分の弱点を克服し、試験に対する自信を深めましょう。

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福田 美智江

監修者福田 美智江

MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ

17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。「MCA達成&成功コーチング」では、「世界に通用する才能を育てる」活動を行っている。
小学生〜社会人に「英会話コーチング」、リーダーに傾愛力®(人を理解し、サポートする力、そして、人を元気にする力を持っていること)講座やセッション、保育園・幼稚園・学校・教育委員会に研修を行なう。小学校のPTA会長歴あり。3人の子どもを持つ母親。5冊の著書がある。2025年に「社会文化功労賞」受賞。

ホームページ:https://www.mca-coach.com/

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