英語のリスニングは映画で上達!おすすめ作品と効果的な勉強法

英語のリスニングは映画で上達する?勉強法とコツを解説

数ある英語学習法の中で、効果的なもののひとつが映画を活用した聞き取り練習です。リスニング力の向上に映画を活用するメリットは、ネイティブスピーカーのリアルな会話にふれることで自然な英語を習得できるだけでなく、楽しみながら学べることにあります。

本記事では、映画を活用した英語リスニングの勉強法のメリットや具体的な活用方法のほか、効果的な学習のコツについて解説します。
福田 美智江

監修者福田 美智江

MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ
17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。

mokuji目次

  1. 英語リスニングに映画を使うメリット
    1. ネイティブのリアルな発音や日常会話を学べる
    2. 単語やフレーズの細かいニュアンスを文脈から理解できる
    3. 楽しみながらモチベーションを維持して学習できる
    4. 印象的なシーンと共に記憶に残りやすい
  2. 映画を使った英語リスニングの手順
    1. ステップ1:日本語吹き替え版でストーリーの大枠を把握する
    2. ステップ2:英語音声・日本語字幕で内容を深く理解する
    3. ステップ3:英語音声・英語字幕で単語と音を一致させる
    4. ステップ4:英語音声・字幕なしでリスニング力を試す
  3. 映画を使った効果的な英語リスニングの勉強法
    1. 聞き取れない部分は再生速度を調整して繰り返し聞く
    2. セリフを真似して発音する「シャドーイング」を行う
    3. わからない単語や気になったフレーズをメモする
    4. 覚えたフレーズを実際にアウトプットして使ってみる
    5. 聞き取ったセリフを書き起こす「ディクテーション」を行う
  4. 英語リスニングに使う映画選びのポイント
    1. 自分の英語レベルに合った難易度の作品を選ぶ
    2. 興味があり何度も繰り返し見たくなる作品を選ぶ
    3. 日常会話が多く使われているジャンルを選ぶ
    4. 日本語字幕と英語字幕の両方が使えるものを選ぶ
  5. 英語リスニング初心者におすすめの映画
    1. トイ・ストーリー(Toy Story)
    2. アナと雪の女王(Frozen)
    3. ホーム・アローン(Home Alone)
    4. となりのトトロ(My Neighbor Totoro)
    5. 魔女の宅急便(Kiki's Delivery Service)
    6. ハリー・ポッターと賢者の石(Harry Potter and the Philosopher's Stone)
    7. ラ・ラ・ランド(La La Land)
  6. 英語リスニング中級者におすすめの映画
    1. プリティ・ウーマン(Pretty Woman)
    2. フォレスト・ガンプ 一期一会(Forrest Gump)
    3. ラブ・アクチュアリー(Love Actually)
    4. ノッティングヒルの恋人(Notting Hill)
    5. インサイド・ヘッド(Inside Out)
    6. プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)
    7. ターミナル(The Terminal)
    8. 幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)
  7. 英語リスニング上級者におすすめの映画
    1. ショーシャンクの空に(The Shawshank Redemption)
    2. セブン(Se7en)
    3. インセプション(Inception)
    4. ソーシャル・ネットワーク (The Social Network)
    5. マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)
    6. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(Catch Me If You Can)
  8. 映画学習をサポートするおすすめのツール
    1. 英語字幕対応の動画配信サービス(VOD)
    2. 映画リスニングアプリ
  9. 映画を活用して英語のリスニング力を向上させよう

英語リスニングに映画を使うメリット

英語リスニングに映画を使うメリット

映画を使ったリスニング学習には、教科書では得られない多くの利点があります。

映画にはさまざまな人物が登場し、年齢や職業、出身地によって話し方やアクセントも異なるため、多様な英語に触れることができます。また、実際のシーンを通じて単語の使い方を学べるので、文脈に応じた自然な表現が身に付きやすいでしょう。

さらに、好きな作品を楽しみながら学習できるため、モチベーションを維持しやすい点も大きな魅力です。ここでは、映画を活用するメリットを4つの観点から詳しく解説します。

ネイティブのリアルな発音や日常会話を学べる

日常会話が豊富に含まれている映画では、教科書では学べない自然な表現やスラングを学ぶことが可能です。映画の中では、友人同士の会話や家族間のやりとりなど、実生活に近いシチュエーションが描かれていますので、より実用的な表現を学べます。

また、映画にはその国や地域の文化や社会背景が反映されています。英語を学ぶだけでなく、文化的な理解を深めることができるため、実際のコミュニケーションで役立つ知識を得られるのも特長です。

単語やフレーズの細かいニュアンスを文脈から理解できる

映画では、視覚的な情報と音声が組み合わさっているため、文脈を通じて言葉の意味を理解しやすくなります。

映像や登場人物の表情、行動が手掛かりとなり、聞き取れなかった単語の意味を推測することが可能です。

楽しみながらモチベーションを維持して学習できる

映画鑑賞は、それ自体がエンターテインメントであるため、楽しく学習を続けることができます。

興味のあるジャンルや好きな俳優の映画を選べば、長時間の視聴も苦にならず、学習のモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

印象的なシーンと共に記憶に残りやすい

映画の重要なシーンやクライマックスは印象が強く、そこで使われたフレーズも記憶に残りやすい傾向にあります。感情が動く場面と共に英語に触れることで、単語やフレーズが自然と定着していくのです。

また、お気に入りのシーンを何度も繰り返し見ることで、会話のフレーズをマスターしやすくなります。好きな俳優のセリフを覚えようとする意欲が、学習効果をさらに高めてくれるでしょう。

このように、ストーリーの流れや感動と結び付けて英語を学べる点は、映画ならではの大きなメリットといえます。

映画を使った英語リスニングの手順

映画を使った英語リスニングの手順

続いては、映画を活用した英語リスニングの手順を、具体的に見ていきましょう。
この手順を繰り返すことで英語のリスニング力が向上し、映画を楽しみながら自然な英語表現を身に付けることができます。

ステップ1:日本語吹き替え版でストーリーの大枠を把握する

最初から英語のみで理解しようとせず、まずは日本語吹き替え版で映画全体のストーリーを把握しましょう。内容が難しかったり興味が持てないと感じたら、この時点で別の映画に切り替えることも大切です。

あらかじめストーリーを知っておくことで、その後の英語学習における理解度が大きく向上します。登場人物の関係性や物語の流れを把握した状態で英語音声を聞くと、セリフの意味を推測しやすくなるためです。

ステップ2:英語音声・日本語字幕で内容を深く理解する

ストーリーを把握したら、次は英語音声に日本語字幕を付けて視聴します。一度内容を理解しているため、英語の音声でも多少は聞き取れるはずです。

この段階では、耳から聞こえてくるネイティブの発音を聞くことに重点を置きましょう。全部が聞き取れなくても問題ありません。日本語字幕で意味を確認しながら、英語の音に耳を慣らしていくことが目的です。

気になる表現があっても、まずは最後まで通して見ることをおすすめします。

ステップ3:英語音声・英語字幕で単語と音を一致させる

次は英語音声に英語字幕を付けて視聴しましょう。英語字幕をつけることで、聞こえる音と文字が一致するため、音声と単語の関係をより明確に理解できます。

日本語字幕のときよりも会話のフレーズを視覚的に捉えやすくなり、語彙力の向上も期待できるでしょう。もし知らない単語やフレーズが大半を占める場合は、自分のレベルに合っていない可能性があるため、別の映画への変更を検討しましょう。

映画によっては日本語訳付きのスクリプト本も販売されています。事前に音読しておくと、ネイティブのスピードにもついていきやすくなるでしょう。

ステップ4:英語音声・字幕なしでリスニング力を試す

最終的には、英語音声に字幕なしで映画を見てみます。字幕なしで映画を見ることに挑戦することで、リスニング力を試すことができるでしょう。

すべてを聞き取ろうとせず、少しずつ理解できる部分を増やしていく姿勢が大切です。聞き取れない箇所があれば、前のステップに戻って英語字幕で確認しても構いません。

最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し挑戦することで徐々に慣れていくはずです。この方法は、実際の英語の会話環境に近づくため、リスニング力の大幅な向上に役立ちます。

映画を使った効果的な英語リスニングの勉強法

映画を使った効果的な英語リスニングの勉強法

ここでは、映画を使った英語リスニングの効果的な勉強法を紹介します。初めのうちは、英語字幕をオンにして内容を理解し、最終的には英語字幕をオフにできるぐらい繰り返し見ることが大切です。
字幕を上手に活用することで、映画を見ながら英語力を効果的に向上させることができるでしょう。

聞き取れない部分は再生速度を調整して繰り返し聞く

映画を視聴している中で聞き取れなかった部分は、繰り返し聞き返すようにしましょう。ネイティブの会話スピードに慣れていない場合は、速度調整機能を利用して自分が聞き取れる再生速度まで落として聞くことも効果的です。

再生速度をゆっくりにしても聞き取れない場合は、リエゾン(音の繋がり)などの音声変化に関する知識が不足している可能性があります。繰り返し聞くことで、こうした発音のルールに気づくきっかけにもなるでしょう。

セリフを真似して発音する「シャドーイング」を行う

シャドーイングとは、耳から聞こえる英語を聞こえたままに発音しながら、次の言葉を聞いて繰り返す練習方法です。プロの通訳士を目指す人たちも取り入れている、効果の高いトレーニングとして知られています。

発音練習をおこなう際は、イントネーションやアクセントを真似することを意識しましょう。セリフの真似をすることで、ネイティブに近い発音を身に付けられます。リスニング力の向上だけでなく、スピーキング力の強化にもつながるでしょう。

わからない単語や気になったフレーズをメモする

映画を見ていく中で新しく知った単語や表現は、メモに書き留める癖を付けると良いでしょう。ノートやスマホのメモ機能など、自分のやりやすい方法で記録します。

おすすめなのは、移動時間に見返せるものに書き留めて、スキマ時間に復習する方法です。これにより単語や表現の定着につながります。また、映画のスクリプトを活用すれば、気になったフレーズを効率的にメモできるでしょう。

覚えたフレーズを実際にアウトプットして使ってみる

映画で覚えたフレーズは、実際に使ってみることで定着率が向上します。独り言英会話やオンライン英会話など、使えそうな場面でどんどんアウトプットしてみましょう。

セリフを覚えたら、登場人物になりきって感情を込めて発話することも効果的です。頭の中だけで終わらせず、実際に口に出して使うことが大切です。こうした練習を積むことで、ネイティブとの会話でも英語が自然に出てくるようになるでしょう。

聞き取ったセリフを書き起こす「ディクテーション」を行う

ディクテーションとは、聞こえた音声を文字に書き起こすトレーニングです。自分がどれくらい聞き取れているかを検証し、弱点を明確にするのに有効な手段といえます。

映画全体をディクテーションするのは難しいため、10秒から20秒程度で区切って取り組むと良いでしょう。好きな映画や動画で英語を学べるアプリや、AIによる添削も受けられるアプリなどもあります。

こうしたツールを活用してディクテーションをおこない、効率的にリスニング力を高めましょう。

英語リスニングに使う映画選びのポイント

英語リスニングに使う映画選びのポイント

映画を使った英語リスニングのトレーニングを始めたいけれど、どんな映画がいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
ここでは、英語リスニングに使う映画選びのポイントをまとめました。
これらのポイントを参考に、自分に合った映画を見つけて、楽しみながらリスニング力を向上させていきましょう。

自分の英語レベルに合った難易度の作品を選ぶ

自分のレベルに合わない作品では、英語学習に活かすことが難しくなります。内容が難しすぎると英語も作品も理解できず、学習効果が期待できません。

あらすじや予告動画などを参考に、現状の英語力でも理解できそうな作品かを見極めましょう。初心者の場合は、子供向けのアニメやストーリーがシンプルな作品から始めることをおすすめします。ディズニー映画やジブリ作品は難しい英語を使わないため、学習しやすいジャンルです。

興味があり何度も繰り返し見たくなる作品を選ぶ

英語学習では同じ映画を繰り返し見ることが重要なため、何度見ても飽きない作品を選びましょう。興味がない映画の場合、学習のためと思ってもモチベーションの維持が難しくなります。

自分の好きなジャンルや、お気に入りの俳優が出演している作品を選ぶと、学習意欲の向上にもつながるでしょう。ハッピーエンドの作品やミュージカル映画など、繰り返し見ても楽しめるものがおすすめです。

日常会話が多く使われているジャンルを選ぶ

ジャンル選びで迷った際は、日常会話の多いものを選ぶと良いでしょう。恋愛系やファミリーコメディ系などは、比較的日常会話の表現が多い傾向にあります。

一方、SF系やアクション系、ミステリー系などは専門用語が出てきたり、展開が早すぎたりするため、英語学習の観点からはあまりおすすめできません。また、スラングが多すぎる作品も初心者には不向きです。

さらに、登場人物の話し方にも注目してみましょう。カジュアルな話し方か、洗練されたビジネス向きの話し方かなど、自分が目指す英語のスタイルに近い作品を選ぶことも大切です。

日本語字幕と英語字幕の両方が使えるものを選ぶ

学習手順で解説した通り、映画での英語学習では日本語字幕と英語字幕を切り替えて視聴する必要があります。そのため、両方の字幕に対応しているDVDや動画配信サービスを選ぶことが重要です。

動画配信サービスでは、NetflixやHulu、Disney+などが英語字幕表示機能を備えています。DVDやブルーレイの場合は、購入前にパッケージで英語字幕の有無を確認しておきましょう。

英語リスニング初心者におすすめの映画

英語リスニング初心者におすすめの映画

続いては、英語のリスニング力アップにおすすめの、初心者向けの映画を紹介します。複雑なプロットや伏線の少ないシンプルなストーリーで、基本的な文法や語彙が使われているものが多いので、気になる作品からチェックしてみてください。

トイ・ストーリー(Toy Story)

おもちゃのカウボーイ人形ウッディと、スペースレンジャーのバズ・ライトイヤーが、持ち主の少年アンディの愛を求めて繰り広げる冒険を描いたアニメーション映画。おもちゃたちがいきいきと動き回る世界観が魅力です。

<初心者におすすめの理由>
「トイ・ストーリー」の英語のレベルは、多くのアニメーション映画と同様に、比較的シンプルでわかりやすい英語です。子供向けに制作されているので、セリフの語彙や文法は日常的で、ゆっくりとした明瞭な発音が初心者にも理解しやすいでしょう。

アナと雪の女王(Frozen)

姉エルサと妹アナの姉妹愛を描いたファンタジーアニメーション。エルサが持つ氷の魔法の力が暴走し、アレンデール王国が永遠の冬に閉ざされる中、アナが姉を救うために冒険に出発します。

<初心者におすすめの理由>
音楽が大きな要素となっている本作では、「Let It Go」などの名曲が登場します。歌詞を通じて自然な英語表現を学べるのが魅力。「トイ・ストーリー」と同様に、セリフの語彙や文法も比較的シンプルで理解しやすいものです。

ホーム・アローン(Home Alone)

ホーム・アローン(Home Alone)

8歳の少年ケビンが、クリスマスに家族旅行で置き去りにされ、一人で留守番をすることになります。泥棒たちから家を守るために奮闘するコメディ映画です。

<初心者におすすめの理由>
「ホーム・アローン」で使われる語彙や文法は日常会話にもとづいており、特に複雑な表現は少ないです。それぞれのセリフがはっきりと発音されており、リスニングの練習に適しています。また、ユーモラスなシーンが多く、楽しみながら英語を学べます。

となりのトトロ(My Neighbor Totoro)

宮崎駿監督によるスタジオジブリ作品で、田舎の一軒家に引っ越してきた小学6年生のサツキと4歳のメイが、不思議な生き物トトロと出会い非日常的な体験をする物語です。

<初心者におすすめの理由>
日本の有名な映画なので、多くの人がすでにストーリーを知っており、内容理解が容易な点が強みといえます。また、中学1年生で習う英単語を知っているだけで約70%のセリフがわかるという初級レベルの作品です。小さい子に話しかける優しい言葉が多く使われているため、英語初心者でも取り組みやすいでしょう。

魔女の宅急便(Kiki's Delivery Service)

こちらも宮崎駿監督のジブリ作品で、魔女の血を引く13歳のキキが、一人前の魔女になるために黒猫ジジと共に旅に出る物語です。海辺の町でパン屋の女将さんや少年と出会い、成長していく心温まるストーリーとなっています。

<初心者におすすめの理由>
この映画で出てくる英語は中学1年生レベルの簡単なものが多く、英語を学習し始めた方にも最適です。成長物語として楽しめる内容のため、繰り返し視聴する学習にも向いています。

ハリー・ポッターと賢者の石(Harry Potter and the Philosopher's Stone)

魔法使いの少年ハリー・ポッターが、ホグワーツ魔法魔術学校でさまざまな冒険を繰り広げます。友人との絆を深め、宿敵ヴォルデモートとの戦いを通じて成長していくファンタジーシリーズは、世界中で人気を集めています。

<初心者におすすめの理由>
「ハリー・ポッターと賢者の石」は、魔法の世界観が魅力的で、楽しくリスニング学習を進められます。通常セリフは日常会話よりも少し遅めで、はっきりと話されるため、リスニングの練習には適しています。また、イギリス英語の発音や表現にふれることができるので、イギリス英語を学びたい人にもおすすめです。

ラ・ラ・ランド(La La Land)

女優を目指すミアとジャズピアニストのセバスチャンが、恋に落ちるロマンティックなミュージカル映画。ロサンゼルスを舞台にした美しい映像も魅力です。

<初心者におすすめの理由>
多くの歌とダンスが盛り込まれ、リズムに乗って英語を学ぶことが可能。感情豊かなセリフが多いのも特色です。映画のセリフは日常的な語彙を中心に構成されていますが、音楽や映画業界に関する専門用語やスラングも含まれています。

英語リスニング中級者におすすめの映画

英語リスニング中級者におすすめの映画

ここで紹介する英語リスニング中級者向けの作品は、英語圏の文化や習慣が盛り込まれているため、初級者向けの作品に比べてストーリーがやや複雑です。劇中の会話もネイティブスピーカーの普通のスピードで話されています。

プリティ・ウーマン(Pretty Woman)

大富豪エドワードと、彼が偶然出会った売春婦ビビアンのラブストーリー。2人の異なる世界観が交わる中で、彼らの関係がどのように発展していくのかを描いています。

<中級者におすすめの理由>
「プリティ・ウーマン」は、日常会話が豊富に含まれているロマンティックコメディです。映画内の会話は日常的な語彙を中心に構成されており、特別な専門用語やスラングは少なめ。主な登場人物のセリフは自然なスピードで話されており、発音も明瞭で理解しやすいでしょう。現実的な恋愛の駆け引きや感情表現を学べます。

フォレスト・ガンプ 一期一会(Forrest Gump)

知的障害を持つフォレスト・ガンプが、数々の歴史的事件に関わりながら、純粋な心で生き抜く姿を描いた感動的な映画。彼の人生を通じて、アメリカの歴史や文化にもふれることができます。

<中級者におすすめの理由>
フォレスト・ガンプは南部なまりがあり、ほかのキャラクターもさまざまなアクセントを持っています。発音自体は明瞭ですが、アクセントや速さに慣れる必要があります。感動的なストーリーとフォレストの独特の語り口調も魅力です。

ラブ・アクチュアリー(Love Actually)

クリスマスを背景に複数のカップルやキャラクターの恋愛模様を描いた、オムニバス形式のロマンティックコメディ。さまざまな愛の形が描かれています。

<中級者におすすめの理由>
イギリス英語、アメリカ英語、ヨーロッパのアクセントなど、映画の登場人物が多様なアクセントで、自然なスピードで話します。イギリス英語のアクセントに慣れていない場合、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、クリアで理解しやすい発音が多いです。多様な英語のアクセントや表現が登場するので、リスニングの幅を広げることができます。

ノッティングヒルの恋人(Notting Hill)

ロンドンのノッティングヒルで書店を営むウィリアムと、ハリウッド女優アナの恋愛を描いたロマンティックコメディ。さまざまな試練を乗り越えていく2人が描かれています。

<中級者におすすめの理由>
ウィリアムはイギリス英語、アナはアメリカ英語を話すため、アクセントの違いなどを学ぶことができます。感情的なシーンやユーモラスなシーンもあり、これらのニュアンスを理解することで英語力を向上させることが可能です。

インサイド・ヘッド(Inside Out)

11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)が彼女の行動を操る様子を描いたアニメーション映画。感情表現が豊かで、心理的な成長も描かれています。

<中級者におすすめの理由>
感情をテーマにしたユニークなストーリーで、日常的な語彙と比べてやや抽象的な表現が多く含まれますが、感情表現や心理学的な用語が学べます。ただし、全体的には子供向けに制作されているため、語彙は比較的シンプルで理解しやすいです。感情のキャラクターを通じて、感情の役割や影響を視覚的に理解することができます。

プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)

ファッションに興味を持っていなかった主人公が、トップファッション誌の厳格な編集長の元で働きながら成長していく姿を描いたコメディ映画です。仕事に焦点を当てた作品のため、多くのビジネス英語表現に出会えます。

<中級者におすすめの理由>
面接や電話応対、上司への報告など、職場のあらゆるシーンで使える実践的な表現が網羅されています。また、丁寧ではっきりとした発音で聞き取りやすいため、日常会話とビジネス英語の両方を学びたい中級者に最適な作品です。

ターミナル(The Terminal)

トム・ハンクス主演の作品で、東ヨーロッパから来た主人公が、母国の消滅により入国も帰国もできなくなり、ニューヨークの空港で数ヶ月暮らすことになるヒューマンストーリーです。

<中級者におすすめの理由>
英語を全く話せない主人公が、空港関係者と交流しながら少しずつ英語を覚えていく過程が描かれています。学習者として共感しやすく、簡単な表現がたくさん出てくるため、英語習得のプロセスを追体験できる作品です。

幸せへのキセキ(We Bought a Zoo)

最愛の妻を亡くした主人公が、14歳の息子と7歳の娘と共に廃業寸前の動物園を立て直していくヒューマンドラマです。悲しみを乗り越えながら家族の絆を取り戻す姿が感動的に描かれています。

<中級者におすすめの理由>
家族間の会話や仕事でのやり取りなど、日常からビジネスまで幅広い表現が学べる点が魅力です。親が子に話しかける表現も多く登場するため、さまざまなシチュエーションの英語を習得したい中級者におすすめの作品といえます。

英語リスニング上級者におすすめの映画

英語リスニング上級者におすすめの映画

英語リスニング上級者におすすめの映画は、ストーリーが複雑で登場人物の心理描写も豊富に描かれています。専門用語やスラング、比喩表現も多用されているのが特色です。ネイティブスピーカーが自然に話すスピードで話されており、さまざまな英語のアクセントや方言が含まれています。

ショーシャンクの空に(The Shawshank Redemption)

無実の罪で終身刑を受けたアンディが、ショーシャンク刑務所での生活を通じて希望と友情を見つけ、最終的に脱獄を計画する映画。刑務所内の厳しい環境と、そこに芽生える人間関係が描かれています。

<上級者におすすめの理由>
心理を描写する英語表現が多く含まれており、重厚なストーリーが魅力です。刑務所生活や法律に関する専門用語、時代背景に合わせた古風な表現やスラングが使われているため、語彙の難度がやや高くなっています。友情や希望のテーマが心に響きますが、これらの概念を理解するためには一定の語彙力と読解力が必要です。

セブン(Se7en)

引退間近の刑事サマセットと新任刑事ミルズが、7つの大罪をテーマにした連続殺人事件を追うサスペンス映画。緊張感のある展開と、犯人の巧妙な手口が見どころです。

<上級者におすすめの理由>
サスペンス映画特有の緊張感のある会話が多く、リスニングの難度が高いです。犯罪捜査や心理学に関連する専門用語が多く使用されており、シリアスなテーマを扱っているため語彙が高度で、暗く複雑な表現が多出します。

インセプション(Inception)

他人の夢に入り込み、潜在意識にアイディアを植え付ける「インセプション」を行うプロフェッショナルたちの物語。複雑なストーリー展開と、美しい映像が特徴です。

<上級者におすすめの理由>
「インセプション」は、複雑なプロットと専門用語が多く、SF要素と心理学的なテーマが融合したユニークな映画です。複雑な概念を説明するために高度な語彙が使われます。細かいディテールに注意を払う必要があるので、集中してリスニングを行う習慣が身に付きます。

ソーシャル・ネットワーク (The Social Network)

Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグの成功と、それに伴う訴訟や人間関係の葛藤を描いた伝記映画。ハーバード大学での学生生活や、スタートアップの裏側も描かれています。

<上級者におすすめの理由>
早口の会話が多く、ビジネス英語やテクノロジー関連、法律に関する専門用語が頻繁に登場します。また、学術的な語彙や、スタートアップ文化に関連する表現が頻繁に出てきます。現代のビジネスシーンを学ぶのに最適な映画です。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)

2008年の金融危機を予測し、大儲けを目指した投資家たちの実話をもとにした映画。複雑な金融商品の仕組みや、経済の裏側が詳細に描かれています。

<上級者におすすめの理由>
本作では、金融業界や経済に関する専門用語が頻繁に使用されています。サブプライム住宅ローン危機を題材にしているため、複雑な金融用語や概念が多いのも特色です。現実の経済危機を背景にしているので、金融業界や経済に興味がある人には最適の映画でしょう。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(Catch Me If You Can)

実在した天才詐欺師の若き日を描いたコメディ映画です。主人公フランクがパイロットや医師、弁護士など次々と身分をなりすましていくなかで、彼を追うFBI捜査官との知的な駆け引きが見どころとなっています。

<上級者におすすめの理由>
舞台は1960年代のアメリカで、日常英語に加えて職業に関連する専門的な表現やフォーマルな言い回しが多く登場します。会話スピードはやや速めですが、シーンごとの状況がわかりやすく、ビジネス英語や交渉フレーズを学びたい上級者の挑戦に適した作品です。

映画学習をサポートするおすすめのツール

映画学習をサポートするおすすめのツール

映画を使った英語の聞き取り学習は、さまざまな学習教材を活用することで効率的に進めることができます。ここでは、代表的な学習教材をまとめました。

英語字幕対応の動画配信サービス(VOD)

映画で英語を学ぶ際は、英語字幕の表示機能が充実している動画配信サービスを活用すると便利です。Netflix、Hulu、Disney+などでは、多くの映画に英語字幕が用意されており、設定画面から簡単に切り替えられます。

また、自宅のPCで見た続きをスマホで視聴することも可能で、ダウンロード機能を使えば通信料を気にせず外出先でも学習できます。Huluでは英語字幕作品の検索機能もあり、効率的に作品を選べる点も魅力です。月額制で見放題のため、繰り返し視聴する学習スタイルに適しています。

映画リスニングアプリ

リスニングアプリは、映画のワンシーンやセリフを使った練習ができるツールです。

例えば、「Beelinguapp」や「EnglishCentral」といったアプリでは、字幕と音声を連動させてリスニング力を鍛えられます。
また、映画のセリフを聞いて書き取る練習ができるディクテーション機能があるアプリなら、正確なリスニング力の向上が期待できます。

映画を活用して英語のリスニング力を向上させよう

映画を使った英語リスニングの勉強法は、楽しみながら英語力を向上できる効果的な方法です。自分に合った映画を選び、ステップを踏んで学習することで、リスニング力を着実に向上させることができます。
英語は日々の訓練が重要です。継続的に学習を続ければ、自然な英語表現が身に付きます。映画を活用して、英語リスニングのスキルアップを目指しましょう。

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福田 美智江

監修者福田 美智江

MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ

17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。「MCA達成&成功コーチング」では、「世界に通用する才能を育てる」活動を行っている。
小学生〜社会人に「英会話コーチング」、リーダーに傾愛力®(人を理解し、サポートする力、そして、人を元気にする力を持っていること)講座やセッション、保育園・幼稚園・学校・教育委員会に研修を行なう。小学校のPTA会長歴あり。3人の子どもを持つ母親。5冊の著書がある。2025年に「社会文化功労賞」受賞。

ホームページ:https://www.mca-coach.com/

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