英語の発音の勉強法は?トレーニング方法や上達のコツを解説
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この記事では、英語初心者から中級者の方、特に発音に苦手意識を持つ方に向けて、発音学習の基本的な知識と具体的な勉強法をわかりやすく解説します。
目次
英語の発音が難しい理由
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・音の数
日本語の母音は「あ・い・う・え・お」の5つですが、英語には20以上の母音が存在します。子音も同様に、日本語にはない音が多数あります。
・リズムとアクセント
日本語が比較的平坦なリズムで話されるのに対し、英語は単語や文の中に強いアクセントがあり、波のようなリズム(強弱)が生まれます。
・音のつながり
英語では単語と単語が連結したり、音が脱落したりして、一つひとつの単語を独立して発音する日本語とは大きく異なります。
英語の発音を学ぶために知っておきたいポイント
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特に「フォニックス」「リンキング」「アクセント」の3点を押さえることで、英語の音を体系的に理解できるようになります。
ポイント | できるようになること |
フォニックス | 単語を正しく読める、初見の単語でも発音を推測できる。 |
リンキング | ネイティブの発音が聞き取れる・自分の発音がより自然になる。 |
アクセント | 意味が伝わる発音になる、リズムやイントネーションが整いやすくなる。 |
ポイント@:フォニックス
アルファベット一つひとつが持つ「音」を学ぶことで、知らない単語でも正しく読めるようになります。
フォニックスの学習効果
また、正しい音を認識できることは、リスニング力向上にも直結します。
例えば、「ph」が /f/ の音だと知っていれば、「phone」や「photo」を初めて見ても正しく発音できます。
この推測能力は、語彙を増やす上で大きな助けとなるでしょう。
フォニックスの一覧表
| アルファベット | フォニックスの音 | 例単語 | 発音イメージ |
|---|---|---|---|
| A | æ | apple, cat | 「ア」と「エ」の中間の音 |
| B | /b/ | bag, bat | 唇を閉じて破裂させる「ブッ」 |
| C | /k/ | cat, cup | 喉の奥で出す「クッ」 |
| D | /d/ | dog, desk | 舌先を上の歯茎につけて「ドゥ」 |
| E | /e/ | egg, bed | 日本語の「エ」に近い短い音 |
| F | /f/ | fan, fish | 下唇を軽く噛んで「フ」 |
| G | /g/ | goat, good | 喉の奥で「グッ」と響かせる |
| H | /h/ | hat, hen | 息を吐きながら「ハッ」 |
| I | ɪ | ink, sit | 「イ」と「エ」の中間の短い音 |
| J | /dʒ/ | jam, jet | 「ヂュ」と響かせる |
| K | /k/ | king, key | Cと同じ「クッ」という音 |
| L | /l/ | leg, lion | 舌先を上の歯茎につけて「ル」 |
| M | /m/ | man, map | 唇を閉じて「ンム」 |
| N | /n/ | net, nose | 舌先を上の歯茎につけて鼻から「ンヌ」 |
| O | ɒ | octopus, hot | 口を丸く開けて「オ」 |
| P | /p/ | pen, pig | 唇を閉じて破裂させる「プッ」 |
| Q (qu) | /kw/ | queen, quick | 「クゥ」と素早く言う |
| R | /r/ | rat, red | 舌をどこにもつけず「ゥル」 |
| S | /s/ | sun, sit | 歯を閉じて出す「ス」 |
| T | /t/ | ten, top | 舌先を上の歯茎につけて「トゥ」 |
| U | ʌ | up, cup | 喉の奥で短く「アッ」 |
| V | /v/ | van, vest | 下唇を軽く噛んで「ヴ」 |
| W | /w/ | wig, wet | 唇をすぼめて「ウォ」 |
| X | /ks/ | box, fox | 「クス」と素早く言う |
| Y | /j/ | yes, yak | 「ィヤ」と素早く言う |
| Z | /z/ | zoo, zebra | 歯を閉じて響かせる「ズ」 |
ポイントA:リンキング
ネイティブの会話が速く聞こえるのは、このリンキングが多用されているためです。
リンキングの学習効果
また、リンキングを意識して発音することで、ブツ切れ感のない、流暢で自然な英語に近づけることが可能です。
リンキングの具体例
| 単語の組み合わせ | 通常の発音 | リンキング後の音 | カタカナのイメージ |
|---|---|---|---|
| get it | ゲット・イット | ge-tit | ゲリッ |
| pick it up | ピック・イット・アップ | pi-ki-dup | ピキダップ |
| take off | テイク・オフ | tae-koff | テイコフ |
| turn it on | ターン・イット・オン | tur-ni-don | ターニドン |
| give it to me | ギブ・イット・トゥ・ミー | gi-vi-tə-mi | ギヴィトミ |
ポイントB:アクセント
アクセントの学習効果
また、強調される部分が聞き取れるようになり、文章全体の意味をつかみやすくなります。
アクセントの具体例
以下に、イントネーションの違いによって文の意味がどう変わるかの例を紹介します。
「あなたは来るんですね(確認や命令に近い)」という意味合い。
You're coming?(上昇調)
「あなた、来るの?」といった疑問や驚きを表現する。
※表は横にスクロールできます。
| 単語 | アクセント位置 | 品詞 | 意味 |
|---|---|---|---|
| record | 前(REcord) | 名詞 | 記録 |
| record | 後(reCORD) | 動詞 | 記録する |
| present | 前(PREsent) | 名詞 | プレゼント |
| present | 後(preSENT) | 動詞 | 提示する |
英語の発音が上達するトレーニング方法
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@フォニックスで音の基礎を身につける
大切なのは、アルファベットの“名前”(エー、ビー)ではなく“音”を覚えることです。
無料の動画サイトなどで「Phonics Song」と検索すれば、多くの教材が見つかります。
音声を聞き、口の形を真似しながら繰り返し練習しましょう。
A英単語のアクセントやリズム、音節を意識する
辞書アプリやオンライン辞書には音声再生機能がついています。
英語のニュースやポッドキャストを聞くときも、単語の強弱や文全体のリズムに注意を払い、それを真似して口ずさんでみるのが効果的です。
Bシャドーイングをする
これはリスニング力とスピーキング力を同時に鍛える非常に効果的なトレーニングです。
最初はスクリプトを見ながら、慣れてきたら音声だけを頼りに行いましょう。
単語のアクセントやイントネーション、そしてリンキングをそっくりコピーする意識で取り組むのがポイントです。
C反復練習
発音は頭で理解するだけでなく、口の筋肉に正しい動きを覚えさせる「筋トレ」のようなもの。
最初はぎこちなくても、毎日少しずつ続けることで、無意識に正しい音が出せるようになります。
つまずきやすい子音の発音
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LとRの発音違い
舌の先を上の前歯の裏に軽く当てる。「ラ」「ル」に近い音。
・Rの発音
舌をどこにも触れず、口をすぼめて喉の奥から「ゥル」と音を出す。
単語 | 発音 | 意味 |
light | /laɪt/ | 光、明るさ |
right | /raɪt/ | 正しい、右 |
long | /lɔːŋ/ | 長い |
wrong | /rɔːŋ/ | 間違った |
BとVの発音
しかし、英語では意味の違いが明確になるため、正確な発音が求められます。
両唇を閉じて破裂させる「ブッ」という音。
・Vの発音
上の前歯を下唇に軽く当てて「ヴ」と息をこすり出す音。
単語 | 発音 | 意味 |
ban | /bæn/ | 禁止する |
van | /væn/ | バン(車) |
best | /best/ | 最も良い |
vest | /vest/ | チョッキ、ベスト |
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THの発音
「ス」や「ズ」に近く聞こえるものの、実際には全く異なる舌の使い方が必要です。
舌先を上の前歯に軽く当てて、息だけを出す。「think(スィンク)」など。
・有声音
同じ舌の位置で声を出す。「this(ズィス)」など。
単語 | 発音 | 意味 |
think | /θɪŋk/ | 考える |
sink | /sɪŋk/ | 沈む、流し台 |
that | /ðæt/ | あれ、それ |
zat(誤) | × | (誤発音例) |
SとSHの発音
歯と歯の間からまっすぐ息を出す鋭い「ス」の音。
・SHの発音
唇をやや突き出し、息を広げて「シュ」と発音する。
単語 | 発音 | 意味 |
see | /siː/ | 見る |
she | /ʃiː/ | 彼女 |
sip | /sɪp/ | 少しずつ飲む |
ship | /ʃɪp/ | 船 |
つまずきやすい母音の発音
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日本語の「あ・い・う・え・お」では区別されない音も、英語では意味を分ける重要な要素となります。
たとえば、「cat(キャット)」と「cut(カット)」、「bit(ビット)」と「beat(ビート)」など、母音の違いで意味が大きく変わります。
日本語の感覚でカタカナ発音してしまうと、正しく伝わらなかったり、まったく別の意味に受け取られたりする恐れがあります。
この章では、日本語に近いとされがちな5つの母音「ア・イ・ウ・エ・オ」に分類しながら、特につまずきやすい英語母音の違いを具体的に解説します。
「ア」に近い母音
口の開き方、音の長さ、発声場所に注意する必要があります。
音素 | 単語例 | 日本語との違い |
æ | cat | アとエの中間。口を大きく横に開く。 |
ʌ | cup | 短い「ア」。口をあまり開けず、曖昧な音。 |
/ɑː/ | car | 深くて長い「アー」。喉の奥で響かせる。 |
「イ」に近い母音
音素 | 単語例 | 日本語との違い |
ɪ | bit | 短くて曖昧な「イ」。口はあまり開かない。 |
iː | beat | 長くはっきりした「イー」。口角を横に広げる。 |
「ウ」に近い母音
音素 | 単語例 | 日本語との違い |
/ʊ/ | book | 短くて曖昧な「ウ」。唇を少しすぼめる。 |
/uː/ | food | 長くはっきりした「ウー」。日本語の「ウ」に近いが、もっと強く明瞭に発音する。 |
「エ」に近い母音
単語の意味が大きく変わるため注意が必要です。
音素 | 単語例 | 日本語との違い |
/e/ | bed | 短い「エ」。口をやや横に開く。 |
/eɪ/ | say | 二重母音「エイ」。語尾が少し上がるような音。 |
「オ」に近い母音
音素 | 単語例 | 日本語との違い |
ɒ | not | 短くて開いた「オ」。※米国英語では 「アー」に近い。 |
/ɔː/ | law | 深くて長い「オー」。口を縦に開ける。 |
/oʊ/ | go | 二重母音「オウ」。発音の終わりが上がるような音。 |
その他の母音
特に、曖昧母音は聞き取りにくく、発音も弱いため、消えたように感じることもあります。
音素 | 単語例 | 日本語との違い |
/ə/ | about | 曖昧母音。とても弱く発音される。 |
/aɪ/ | my | 二重母音「アイ」。 |
/aʊ/ | now | 二重母音「アウ」。 |
/ɔɪ/ | boy | 二重母音「オイ」。 |
発音時に意識したいポイント
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こうした現象を意識できるかどうかで、聞き取りの精度も、自分の発音の自然さも大きく変わります。
この章では、英語の発音をよりネイティブに近づけるために知っておきたい4つのポイントについて解説します。
音の連結
たとえば、Come on が「カム・オン」ではなく 「カモン」 のように聞こえるのは、「音の連結(リンキング)」が起きているためです。
主に以下の3パターンがあります。
例:pick it → pi-ki(t) up → ピキダップ
・母音+母音
例:go on → go(w)on
・子音+子音
例:発音しやすいように調整される
音の脱落
これを「音の脱落」と呼びます。
→「グッド・モーニング」ではなく 「グッモーニン」
・friendship
→「フレンドシップ」ではなく 「フレンシップ」
→「トゥウェンティ」ではなく 「トゥウェニー」「トゥウェンリー」
すべてを正確に発音するより、「聞こえてくる通りに覚える」ことが大切です。
音の同化
「going to」が「gonna(ゴナ)」に変化したり、「want to」が「wanna(ワナ)」に変化したりするパターンが挙げられます。
同化とは、隣接する音同士が影響を受けて、別の音に変化する現象です。
→ 「ゴーイング・トゥ」ではなく 「ゴナ(gonna)」
・want to
→ 「ウォント・トゥ」ではなく 「ワナ(wanna)」
音の弱形
これを「弱形」と呼びます。
「アイ・ハブ・ア・ペン」ではなく、「アイヴァペン」のように聞こえる
・He is going.
「ヒー・イズ・ゴーイング」ではなく、「ヒーズ・ゴーイン」
前置詞(to / of / for など)
be動詞(is / are / was / were など)
助動詞(can / will / should など)
接続詞(and / but / that など)
英語の発音のルールを知って、正しく練習するのが上達への近道!
発音学習は、一朝一夕で成果が出るものではありません。
しかし、フォニックスで「音のルール」を学び、リンキングやアクセントといった「英語のリズム」を理解し、シャドーイングなどのトレーニングで「口の筋肉」を鍛える、という正しいアプローチを続ければ、着実に上達を実感できるはずです。
「通じない」「聞き取れない」という悩みから解放され、自信を持って英語を話せるようになるために、今日から少しずつでも発音練習を取り入れてみてください。
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