英語のリスニング勉強法!初心者でも絶対伸びるコツとレベル別トレーニング
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本記事では、初級〜中級までステップごとに学べる方法を紹介し、効率よくリスニング力を高めるための具体的なコツをお伝えします。
英語勉強を始めたばかりの方はもちろん、中級レベルで伸び悩んでいる方にとっても、着実に成果につながる勉強法が見つかる内容になっています。
監修者大島 さくら子
英語講師、英語学習コンサルタント
株式会社オフィス・ビー・アイ代表取締役
慶應義塾大学卒、Temple University Japan卒、学習院女子短期大学卒。イギリスOxford大学留学。
講師歴約30年。各種企業や団体で、ビジネス英語研修を中心に幅広く講座を実施。
目次
リスニングが上達しない人が陥る3つの原因と対策
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無意識のうちに陥りがちな問題点を理解することで、より効果的な改善策を取ることができます。
ここでは、英語が聞き取れない主な理由を3つに分けて解説します。
自分の勉強状況と照らし合わせながら、当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
原因を把握することで、リスニング勉強の方向性が明確になり、より効率的な上達が期待できます。
英語が聞き取れない主な原因3つ
原因1:基礎的な語彙・文法力が抜けている
たとえば、I'm supposed to meet him at three.という文では、単語ひとつひとつは聞き取れてもbe supposed toが「〜することになっている」という意味だと知らなければ、文全体の意味を正しく掴むことはできません。
リスニング力を高めるためには、まず中学レベルの英単語帳1冊と、薄めの英文法参考書1冊をしっかり仕上げることが重要です。
基礎的な語彙と文法力が身についていない状態では、いくらリスニングの練習を重ねても根本的な理解にはつながりにくいのです。
だからこそ、土台作りがリスニング力向上の第一歩となります。
原因2:英語を日本語に翻訳する癖がある
日本語への変換作業に脳の処理能力が使われてしまい、続く英語を聞き逃してしまうのです。
リスニング力を高めるには、英語を英語の語順のまま理解する「英語脳」の構築が欠かせません。
たとえば、I went to the store yesterday.という文を「私は行った→店に→昨日」という順番で理解できるようになれば、日本語の語順に惑わされることなく、リアルタイムで意味を把握する能力が備わっていきます。
この癖を直すには、後述するリピーティングやシャドーイングといったトレーニングが有効です。
これらを通して、英語の語順に自然と慣れ、スムーズな理解が可能になります。
原因3:リエゾンなど英語特有の音声変化を知らない
この音声変化を理解していないと、教科書通りの発音を期待してしまい、実際の会話が聞き取れなくなる原因になります。
代表的な例として、下記のものが挙げられます。
・リエゾン(連結、リンキング):get outが「ゲタウト」のように聞こえる
・リダクション(脱落):want toがwannaに変化する
・フラッピング(はじき音):waterが「ワラー」のように発音される
発音ルールを理解すれば、リスニング力は飛躍的に向上するでしょう。
【初心者向け】まず始めるべきリスニング勉強法3ステップ
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ただ闇雲に英語を聞き続けても、適切な方法でなければ成果は期待しにくいのです。
ここでは、初心者が確実にリスニング力を身につけるための3つのステップを紹介します。
これらは相互に関連しており、順を追って取り組むことで、学習効果を最大限に高めることができます。
いずれの方法においても、知らない単語や表現に出会ったら必ずメモを取り、意味を調べてから次に進むことが大切です。
語彙力の向上と並行して取り組むことで、リスニング力はより確かなものへと育っていきます。
【初心者向け】まず始めるべきリスニング勉強法3ステップ
ステップ1:リピーティングで聞いた音を正確に再現する
フレーズごとに音声を止めて練習する点が、音声を追いかけるように重ねて発音する「シャドーイング」とは異なります。
ただまねするのではなく、英語特有のリズムやアクセント、イントネーションのつけ方まで意識して再現するのがポイントです。
1日15分程度から始め、一文が短い教材を選ぶことで負担なく取り組むことができ、継続しやすくなります。
子ども向けのアニメや、簡単な英会話フレーズ集などがおすすめです。
また、スマホの録音機能を活用して、自分の発音とオリジナル音声を比較すると、自分の発音の弱点など多くの学びや発見があります。
「録音→再生→修正」を繰り返すことで、客観的に自分の発音の変化を確認でき、上達を実感しやすくなります。
聞き取れなかった単語や意味がわからなかった箇所は文字で確認した上で、正しい発音で繰り返し練習します。
ステップ2:英文の音読で「英語脳」の基礎を作る
はじめはゆっくりと読み、徐々にネイティブスピーカーに近いスピードで読み上げられるよう、繰り返し練習を重ねましょう。
1日10〜20分を目安に、意味をイメージしながら感情を込めて読むことがポイントです。
単なる文字の羅列として読むのではなく、場面を想像しながら表現豊かに音読することで、英語の自然なリズムが身についていきます。
音読の効果を高めるには、自分の声を録音して客観的にチェックすることもおすすめです。
教材は、ディクテーションで使用した英文と同じものを使うことで、勉強の連続性が保たれ、理解も深まりやすくなります。
自分が話せるスピードの英語であれば、耳もその速さに慣れてくるため、リスニング力も徐々に高まっていきます。
英文は必ず声に出して読み上げ、自分自身の発音を耳で確認しながら練習しましょう。
ステップ3:ディクテーションで「聞こえない原因」を特定する
1日15〜30分程度を目安に、以下の手順で進めましょう。
1.音声を聞く
2.書き取る
3.スクリプトと照合する
4.聞き取れなかった原因を分析する
5.再度音声を聞く
はじめは英語の字幕が表示されるものを使うと、取り組みやすくなります。
YouTubeやアプリなど、スクリプト付きで無料で使える教材が豊富にあるので活用しましょう。
ノートの使い方としては、左側に自分が聞き取った内容、右側に正しいスクリプトを書き、聞き取れなかった部分を赤ペンでマークする方法がおすすめです。
英語をただ聞き流すのではなく、一語ずつ正確に聞き取れるように意識することが大切です。
同じ英文を何度もじっくり聞いて書き起こしていくことで、音と文字のつながりが明確になってきます。
さらに、ディクテーションを繰り返すことで、単語の区切りや文全体の構造が理解しやすくなり、リスニング力の土台がしっかりと築かれます。
【中級者向け】リスニング力を飛躍させる応用トレーニング
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このレベルでは、ネイティブスピーカーの自然な会話の速度やリズムに対応できる力が求められます。
ここでは、中級者がさらなる飛躍を遂げるための高度なトレーニング法を2つ紹介します。
これらの手法は、単なるリスニング力向上にとどまらず、スピーキング力の同時強化も期待できる効率的な勉強方法です。
初心者向けの勉強法で土台を築いた後、これらの応用トレーニングに挑戦することで、実用レベルの英語力獲得に大きく近づくことができます。
【中級者向け】リスニング力を飛躍させる応用トレーニング
オーバーラッピングでネイティブの速度とリズムを体得する
ネイティブスピーカーの音声と同時に発話することで、自分の発音と実際の英語の音声との差が明確になり、発音やリズムの改善に役立ちます。
シャドーイングとの大きな違いは、スクリプトを見ながらおこなう点にあります。
文字情報があることで、初回でも比較的取り組みやすく、安心して練習を始められるのが特徴です。
教材選びでは、少し速めでも興味のある分野のポッドキャストやニュース番組がおすすめです。
関心のあるトピックなら継続しやすく、自然な英語表現にも触れられるため、勉強効果が高まります。
効果測定には、タイマーで時間を計り、前日より同じ箇所をスムーズに言えるようになったかを確認する方法が有効です。
ネイティブスピーカーの発音を意識しながら同じように読み上げられるよう、心がけましょう。
シャドーイングでリスニングとスピーキングを同時に鍛える
文字情報には頼らず、音声のみを手がかりに「聞きながら発話する」ことで、英語の発音やリズムに自然と慣れる効果が期待できます。
音読やオーバーラッピングと比べて難度が高いため、初めは短い文章から始めるのがおすすめです。
ちなみに、シャドーイングが難しく感じられる理由は、ワーキングメモリ(作業記憶)内で「音声の知覚」と「意味の理解」を同時に処理する必要があるためです。
脳の処理容量が分散され、認知負荷が高くなることで、集中力や持続力が試されます。
効果的にシャドーイングを実施するには、段階的なアプローチとして、次の2段階で練習すると良いでしょう。
・「プロソディ・シャドーイング」(音の高低、リズム、イントネーションなどの音響情報のみを真似る)から始め、耳と口を慣らす
・その後十分慣れてから、「コンテンツ・シャドーイング」(音声の意味も理解しながら真似る)に移行する
【目的別】リスニングの勉強法
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中学生・高校生の定期テストや模試、大学受験の共通テスト、TOEICや英検などは、それぞれ異なる出題形式や問題傾向を持っているため、一般的なリスニング力向上だけでは十分な成果が得られないこともあります。
効率的にスコアアップを目指すには、各試験の特性を理解し、それに特化した勉強法を取り入れることが重要です。
ここでは、主要な試験ごとの具体的なリスニング対策法を紹介します。
中学生・高校生の定期テストや模試
教科書付属の音源があれば繰り返し聞き、スクリプトと照合しながら聞き取れない箇所を特定ししっかり復習することで、確実な理解につながります。
1回10分程度の短い素材を使い、通学時間や休憩時間に継続的に取り組むと良いでしょう。
短時間でも毎日続けることで、耳が英語に慣れていきます。
また、テスト範囲の単語や文法事項を確実に覚えた上で、音声と意味を結びつける練習を行うことが重要です。
学校で使用している教材のリスニング問題を何度も解き直し、出題パターンを把握し慣れることが高得点への近道です。
同じ問題を完璧に解けるようになるまで反復練習することが、安定したリスニング力の定着につながります。
大学受験の共通テスト
音声を聞きながら素早くメモを取る技術を身につけ、重要な情報を短縮形や記号で記録しましょう。
制限時間内で解答する練習を繰り返し、時間配分に慣れることが重要です。
1日10分程度、毎日英語を聞いて耳を慣らすことで、会話でよく登場するフレーズが自然に頭に入ってきます。
YouTubeやポッドキャストでお気に入りの番組を見つけ、字幕を表示しながら内容をすべて把握できるまで繰り返し聞く習慣をつけましょう。
TOEIC・英検
TOEIC
Part1:写真描写問題
Part2:応答問題
Part3:会話問題
Part4:説明文問題
シャドーイングで発音やイントネーションをまねる練習は、リスニング力とスピーキング力の両方に効果的です。
Part2では疑問詞に集中することで、正答率が大きく上がります。
Part3・4では音声が流れる前に設問を先読みする習慣をつけましょう。
45分間の集中力を保つためには、本番形式での模試による練習がかなり役に立ちます。
英検
各級では、会話の応答文を選ぶ問題や内容一致を問う問題など、実践的な形式が採用されています。
3級以上では、一次試験でリスニング・リーディング・ライティングが、二次試験でスピーキングが測定されます。
スコアアップには次の3つのポイントが効果的です。
何を答えるべきかが予測しやすくなり、正答率が上がります。
A音声が流れる前に選択肢を先読みする習慣をつける
内容を予測しながら聞くことで、理解がスムーズになります。
B過去問を活用したシャドーイング練習を取り入れる
音声と同じ発音で繰り返すことで、リスニング力と発音力の両方を強化できます。
言葉を感覚でとらえることで、より自然な理解と反応が身につきます。
リスニングを効率よく上達させるための5つのコツ
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少しずつでも適切な方法で続けることが、確かな成果につながります。
ここでは、誰でも気軽に取り組める5つのコツを紹介します。
特別な才能や高額な教材を必要とせず、日常生活に自然と取り入れられる方法ばかりです。
無理のない範囲で続けながら、着実なステップアップを目指しましょう。
毎日短時間のリスニングを習慣化する
毎日短時間でも継続することで、確実にリスニング力は向上していきます。
週末にまとめて長時間勉強するよりも、毎日少しずつでも取り組む方が知識の定着率が高くなります。
つまり、週末2時間勉強するより、毎日17分ずつ勉強した方が、英語の音に耳が慣れやすく、記憶にも残りやすいのです。
通勤・通学時間や昼休みなど、隙間時間を活用すれば無理なく習慣化が可能です。
勉強を継続するコツは、「どれくらいの時間やるか」だけでなく、「何をするか」まで具体的に決めてしまうことです。
たとえば、下記のようなルールを作ることで、日常の中で自然に英語学習を続けられます。
・朝の通勤時間に英語ニュースを聞く
・昼休みに5分間だけシャドーイングをする
わからない単語は調べる
知らない語彙を放置してしまうと、何度聞いてもその部分は理解できないままになってしまいます。
わからない単語は、何回聞いても意味を推測するのが難しく、文脈からなんとなく推察しただけでは、誤った意味で覚えてしまう危険性もあります。
ただし、聞き取れなかった単語すべてを調べるとなると、時間やエネルギーを使い過ぎてしまい、勉強を続けることが辛くなってしまいます。
まずはできる範囲で、「この単語の意味がわからないと、文章全体が理解できない」と思うキーワードから、少しずつ進めましょう。
一つでも二つでも、面倒がらずにその都度調べるという小さな積み重ねが語彙力を着実に伸ばし、リスニング力アップにつながります。
自分のレベルに合った教材を使う
難しすぎる教材は理解が追いつかず、ストレスになってしまい挫折の原因にもなりかねません。
目安としては、7〜8割程度は理解できる教材を使うのが理想的です。
つまり、初級者は中学レベルの基本的な語彙と文法で構成された教材、中級者は日常会話やビジネス英語が含まれた教材を選ぶのがおすすめです。
簡単すぎる教材では新しい学びが得にくく、逆に5割以上理解できない教材はレベルが合っていない可能性があります。
スクリプトが確認できる教材を利用する
スクリプトがあることで、自分がどの部分を聞き取れていないのかを正確に特定できるからです。
聞き間違いや聞き取れなかった箇所も、スクリプトと照らし合わせることで明確に把握できます。
また、文を目で追いながら音声を聞くことで、英語の正しい発音やアクセント、音のつながり(リエゾン)、イントネーションの変化にも気づきやすくなります。
一方で、スクリプトがないと「聞き取れているつもり」になってしまい、実際には聞き漏らしている部分に気づかないことがあるかもしれません。
だからこそ、客観的に自分のリスニング力を把握し、効率よぅ改善点を見つけるためにも、スクリプト付きの教材を活用しましょう。
日本語に訳さず英語のまま理解する
したがって、英語を英語のまま理解する習慣をつけることが、リスニング力向上の鍵です。
日本語を介さずに理解できるようになると、ネイティブスピーカーの話すスピードについていけるようになります。
さらに、英語特有の語順やリズムに慣れることで、いわゆる「英語脳」が少しずつ形成されていきます。
具体的には、Good morning. Thank you. といった短いフレーズを英語のまま覚える練習から始めましょう。
徐々に、長い文でも日本語に変換せずに意味を理解できるようになり、自然なリスニング力が身についていきます。
リスニングの勉強におすすめの教材・アプリ
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難しすぎる教材では挫折しやすく、簡単すぎる教材では成長が期待できません。
目安として、7〜8割程度理解できる教材を選ぶことがポイントです。
現在は、書籍からスマートフォンアプリまで多様な教材があり、それぞれに異なる特徴があります。
たとえば、書籍は体系的な学習に適しており、アプリは隙間時間の活用に便利です。
自分の勉強スタイルや目的に合わせて最適なものを選び、両者をうまく使い分けることで、より効率的なリスニング学習が可能になります。
参考書・本
書籍教材は体系的に学べるため、文法や語彙の整理にも役立ち、スクリプトの確認や繰り返し学習にも適しています。
ここでは、初心者から中級者向けに、目的別で厳選したリスニング参考書を4カテゴリーに分けて紹介します。
これらの参考書は、それぞれの学習目的に特化した構成で、継続的な学習を通じて確実なリスニング力向上が期待できます。
中学生・高校生の定期テストや模試
●概要
初心者向けのリスニング教材で、1単語1単語を正確に聞こえるようになるための様々な勉強法が収録されています
●おすすめポイント
意味のわからない英語を聞き流すのではなく、段階的にリスニング力を身につけられる構成
●レベル
初心者〜中級者
著者:安河内哲也|出版社:Jリサーチ出版|価格:1,430円(税込)
共通テスト・大学受験
●概要
共通テストの英語リスニング対策に特化した問題集で、「英語が一回ずつしか流れない」「グラフや表などを使った問題が多い」など、共通テストのリスニングに関する特徴をおさえて勉強できます
●おすすめポイント
人気予備校講師の授業を再現してつくられた分かりやすい解説がついており、リスニングに使えるテクニックや重要な英単語集が収録されているため、基礎から学べる問題集 大学受験におすすめリスニング問題集です
●レベル
共通テスト対策・初心者〜中級者
著者:安河内哲也|出版社:学研プラス|価格:1,320円(税込)
TOEIC・英検
●概要
TOEICを作成しているEST(Educational Testing Service)によって、本番と同様の手順で問題が作成されており、問題の形式や難易度・出題傾向が本番と同様に問題を解ける。
●おすすめポイント
本番と同じネイティブスピーカーの音声を聞けるため、繰り返し聞くことで慣れることができ、本番でも落ち着いてリスニングに対応できる。
●レベル
TOEIC全レベル対応
著者:ETS|出版社:国際ビジネスコミュニケーション協会|価格:3,630円(税込)
『2025年度版 英検準2級 過去6回全問題集』
●概要
「年度版英検過去問題集」シリーズとして旺文社が各級ごとに刊行。2024年度第1回・第2回を含む過去6回分の試験問題を収録。2024年度試験リニューアルに対応し、新ライティング問題のサンプルや予想問題も掲載。音声アプリと自動採点機能付き。
●おすすめポイント
リスニング・面接音声がアプリで聞け、自動採点機能で効率的に学習できる。別冊解答には詳しい解説を掲載し、正答率の高い問題に★印付き。2025年度導入の準2級プラスのサンプル問題もWeb特典で提供され、新試験に対応した対策ができる。
●レベル
各級の受験者向け
旺文社 編|出版社:旺文社|価格:1,870円(税込)
ビジネス会話・日常会話
●概要
ビジネスの現場で遭遇するリアルな英語を「ヒントなし」「語彙ヒント」「和訳ヒント」の3つのモードで聴き、「話す」「書く」のアウトプットに結びつける訓練もできる。
●おすすめポイント
ドラマ仕立てのストーリーを楽しんでいるうちに、ビジネスに役立つ英語表現やマナーが身に付く。
●レベル
中級者〜上級者(ビジネス英語)
著者:アルク英語出版編集部|出版社:アルク|価格:1,980円(税込)
アプリ
通勤時間や休憩時間など、いつでもどこでも気軽に勉強できるのが最大の魅力です。
現在は、無料から有料まで多様なリスニングアプリが提供されており、初心者から中級者まで幅広いレベルに対応しています。
さらに速度調整・字幕表示・スクリプト確認・シャドーイング機能など、勉強をサポートする便利な機能も充実しています。
以下では、初心者から中級者向けのリスニングにおすすめのアプリを紹介します。
無料で気軽に使えるものから本格的な有料アプリまで、それぞれの特徴をまとめました。
無料アプリ
●特徴
毎日配信される英語コラムやニュースで勉強可能。音声に合わせて日英字幕がスクロール表示されるため、内容を理解しながらリスニング力を高められる。聞き流し機能や倍速再生、字幕(英語・日本語)のオンオフなど便利機能も充実。
●料金
完全無料
対応機種:iOS・Android
『TED』
●特徴
ネイティブスピーカーによる2,000本以上の動画を無料で視聴でき、テクノロジーや心理学など幅広い研究テーマのプレゼンテーションを通じて、質の高い英語に触れながらリスニング勉強ができる。
●料金
完全無料
対応機種:iOS・Android・Web
有料アプリ
●特徴
プロ講師による毎日の添削でシャドーイング勉強を効果的に行える専門アプリ。1,000を超える教材から個人のレベルに合わせて最適なコンテンツを提案。ビジネス英語のプロから毎日フィードバックが届くので、短期間でリスニング力向上が期待できる。
●料金
月額19,800円(無料体験あり)
対応機種:iOS・Android
『スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)』
●特徴
リクルート提供の本格的な英語学習アプリ。TOEIC形式の問題演習に加え、講師による動画解説付き。AIを使ったランク判定・問題最適化機能で効率的にスコアアップを目指せる。
●料金
月額3,278円〜(無料体験あり)
対応機種:iOS・Android
要注意!初心者がやりがちな非効率なリスニング勉強法
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特に初心者は、次に挙げる勉強法は、一定期間続けてもリスニング力の向上につながらない可能性があるため避けたほうが無難です。
これらの方法は一見すると効果がありそうに見えますが、実際には時間を無駄にしてしまったり、挫折の原因となったりする可能性があります。
効率的に勉強を進めるためにも、以下の点に注意しましょう。
目的意識のない「英語の聞き流し」
ただし、BGMのように音声をただ流しておくだけでは、リスニング力の向上にはつながりにくいのが実情です。
意味を理解しようとしない聞き流しは、英語を単なる「音」として認識するだけで、リスニング力に不可欠な「意味を理解する」の練習にはならないからです。
そこで、聞き流しをより効果的にするために、「アクティブ・リスニング=能動的な聞き方」を実践しましょう。
たとえば、「今、workという単語が聞こえた」「この話は天気についてのようだ」など、聞き流している最中でも、時折でもいいので意識的に内容を捉えるようにします。
つまり、ただ受け身で音を聞くだけではなく、英語の内容を理解しようと努める意識こそが、真のリスニング力向上につながるのです。
いきなり海外ドラマや洋画を教材にする
これらの作品ではネイティブスピーカーの自然な英語表現が使われており、内容を理解するには文化的・歴史的背景知識なども求められるためです。
具体的には、日常ではあまり使われないスラングが多く、ネイティブ同士の高速な会話についていくのは至難の業です。
また、の国の文化的背景や歴史的な出来事を理解していないと、会話の真意を掴めない場面も多くあります。
このような理由で上級者向けの勉強法ですが、中級者でも工夫次第で教材として活用することができます。
たとえば、1つのシーンを繰り返し視聴し、英語字幕と日本語字幕を切り替えながら段階的に理解を深める方法であれば効果的です。
自分の実力以上の教材を使用する
何度聞いても「何を言っているのかまったくわからない」と感じるようであれば、その教材は今のレベルに合っていないと判断すべきでしょう。
リスニング勉強において最適な教材レベルは、「聴いて7〜8割程度理解できるもの」です。
この範囲であれば、挫折することなく継続でき、かつ新しい学びも得られるというバランスの良い勉強が可能になります。
一方で、まったく理解できない教材では、新しい単語や認識できない音に出会うチャンスは少なく、リスニング力向上に不可欠な音声知覚(=聞いた音を意味として理解する力)の向上も期待できません。
だからこそ、今の自分の実力に合った教材に切り替えることをおすすめします。
勉強頻度が低く、英語に触れない日がある
時間に余裕のある週末にまとめて勉強したり、週1回だけ英語に触れるような頻度では、耳がなかなか英語に慣れず、勉強効果も思うように現れません。
言語学習には「忘却曲線」という概念があり、人は時間が経つにつれて記憶した内容を急速に忘れていくとされています。
週1回の勉強では、前回学んだ内容を忘れてしまい、毎回同じレベルからやり直すことになりがちです。
1日15分でも良いので、通勤時間や寝る前などの隙間時間を活用して毎日英語に触れることが重要です。
短時間でも継続することで、耳が英語の音に慣れ、記憶の定着も促進されます。
大切なのは「勉強時間の長さ」ではなく、「毎日少しずつ英語を聞く・話す習慣を続けること」です。
独学に限界を感じたら?プロの力を借りる選択肢
今回紹介した勉強法を参考に、自分に合ったやり方でリスニング力を着実に伸ばしていきましょう。
独学には、費用を抑えて自分のペースで勉強できるメリットがある一方で、モチベーション維持の困難さや間違いを客観的に指摘してくれる人がいないというデメリットもあります。
そのような場合には、英会話教室やオンライン英会話の活用がおすすめです。
プロ講師による客観的なフィードバックを受けることで、自分だけでは気づきにくい課題を明確にでき、質の高い教材で効率的に勉強を進めることができます。
また、勉強仲間との交流があることで、モチベーション維持もしやすくなります。
まずは無料体験レッスンを受け、自分の現在のレベルや課題をプロに診断してもらいましょう。
オリコン顧客満足度ランキングでは、英会話教室利用者へのアンケート調査をもとに算出した「英会話教室ランキング」を発表しています。
英会話教室の入会を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合った教室を探してみてください。
監修者大島 さくら子
英語講師、英語学習コンサルタント
株式会社オフィス・ビー・アイ代表取締役
慶應義塾大学卒、Temple University Japan卒、学習院女子短期大学卒。イギリスOxford大学留学。
講師歴約30年。各種企業や団体で、ビジネス英語研修を中心に幅広く講座を実施。
英語の4つの技能:Listening, Reading, Speaking, Writingすべてをバランスよく伸ばし、英語の総合力をアップさせていくことを、常に目指す。英文ビジネスe-mailの書き方、電話応対、会議で使える英語などの各スキルに特化した講座だけでなく、一般英会話、海外のニュースやインタビューの英語から学ぶ講座も人気。
『知的な英語ネイティブが日常会話で使う表現』『シーン別本当に使える実践ビジネス英会話』など著書16冊。
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