古川雄輝インタビュー「MY ENGLISH STORY」Vol.2

 10月20日(金)よりスタートのドラマ『重要参考人探偵』(テレ朝系)に出演する人気俳優・古川雄輝さん。幼い頃より海外で過ごした帰国子女の彼にとって英語が話せるということはメリットもたくさんあるけれど、実はデメリットもあったのだとか。英語の上達方法や、日本人にとっては常識だけど、海外から見たら気になる“行動”について語ってもらった。
〜English Study History〜
東京に生まれ7歳でカナダへ。以後11年間海外で過ごす。
中学卒業と共に、単身カナダからアメリカ・NYへ渡る。

一番の上達法は「日本語を話せない外国人の恋人を作ること」

――7歳からカナダで8年、それからニューヨークで高校に通い日本へ帰ってきたという経歴をお持ちですが、最初にカナダへ行ったときはいかがでしたか?

古川雄輝(以下、古川) 英語がまったくしゃべれなかったんで、もう大変でした。僕は月曜から金曜まで現地校へ行って、土曜だけ日本人学校に通っていたんです。英語がしゃべれないと勉強もついていけませんし、友だちを作るのも大変で非常に苦労しましたね。

――どうやって英語を覚えたのですか?

古川 まだ7歳だったんで、自然に話せるようになりました。2年ぐらいたったころヒアリングとスピーキングが出来るようになって。例えば当時、「ワッタ」って言われても何を言っているか聞き取れなくて。今ならWhat the heckやWhat the hellを縮めているんだなってわかるんですけど、そのころは全然、わからなくて。でも、何かが起こったり、びっくりしたときに使う言葉だなっていうことに気が付き、そういう感じで英語を覚えていきました。英語は書けない状態だったんで、それからスペリングを勉強しましたね。

――そんな経験をした古川さんがお勧めする英会話の上達法は?

古川 一番良いのは、日本語を話せない外国人の恋人を作ること。これはもう間違いありません。彼氏や彼女だったら、絶対にコミュニケーションを取らなきゃいけないので。英語を話さなきゃいけない状況をつくるのが一番の近道かもしれないです。

「役者は言葉を使う仕事」海外では英語を通してコニュニケーション

――では、普段の生活で英語が話せるメリット、デメリットを教えてください。

古川 アメリカと日本って笑いの感覚が違うじゃないですか。だから海外のコメディ映画を観ると翻訳が日本風にアレンジされていたりして……。字幕よりも英語で観た方が面白かったりするときがあります。そういうのはメリットかも、と思います。

――確かにそれはメリットですね。

古川 デメリットだって思ったときはカナダに行ったときは、英語が話せないアジア人扱いをされて、日本に帰ってきたら帰ってきたで帰国子女扱い。結局、どっちも完璧なホームじゃないって感じがして……。それぐらいかなぁ。
――役者として英語が話せて良かったことはありますか?

古川 それはもう海外の作品に出られることですね。ロンドンで公演した『家康と按針』(2013年)という舞台に出させていただいたり。僕はアメリカ英語だったんで、イギリス英語に直して出演したんですけど、実際に現地の人たちと稽古したときは、とても楽しかったです。来年公開予定の日韓合作映画『風の色』では韓国人の方たちと英語を通してコミュニケーションを取ることができました。役者って言葉を使う仕事なので、英語が話せて良かったと感じることは多いですね。

――英語のセリフっていうのは難しいのですか?

古川 アメリカだとしゃべるとき身振り手振りが多くて。だから逆に英語のセリフのほうが芝居をしやすいなって感じます。基本的に体が動いているほうがリラックスするんで。だから棒立ちして英語のセリフを言うときのほうが難しいです。ちょっと手ぶりをしても、日本だとオーバーリアクションに見られがちに思われちゃいますからね。

日本の文化にカルチャーショック「お辞儀せず堂々としていればいい」

――11年間、海外にいて日本に帰ってきたとき驚いたことはありますか?

古川 日本の上下関係にカルチャーショックを受けました(笑)。あとは空気の読み合いとか。海外ではそんなこと考えて話すことはなかったので。

――では日本人が海外に行ったとき、注意することってありますか?

古川 日本で学んだ変な英語は使わないほうがいいかなって。よく日本人の方って「My name is ◯◯ How are you?」って言うじゃないですか。あれはガチガチ過ぎて、すごく変。僕だったら「Hey! I’m yuuki.Nice to meet you.How’s it going?」って感じで言うかな。あとはお辞儀をするのもやめたほうがいいと思います。

――日本では相手に敬意を見せるため、お辞儀は当たり前のこととして使っていますよね。

古川 アメリカにはお辞儀っていう文化がないので、向こうの方はすごく変に思っているはずなんですよ。例えば、海外のアーティストに会うとき、キャスターの人が「Nice to meet you」って言いながら、お辞儀しても、アーティストの人はお辞儀を返さないじゃないですか。僕も初めて見たとき、すごく面白いって思って。アメリカに行ったときは、初めて会った人でも、お辞儀せず堂々としていればいいと思います。

――では最後に、帰国子女でもある古川さんには英語で、今回出演するドラマのアピールをしてください。

古川 えっ、難しいなぁ(笑)。
Hope you enjoy “JUYOUSANKOUNIN-TANTEI”(重要参考人探偵)!
ぜひ、見てください!
  • (C)テレビ朝日

    (C)テレビ朝日

(文:今泉、写真:草刈雅之)
【Profile】
古川雄輝(ふるかわ ゆうき)
1987年12月18日生まれ。俳優。東京に生まれ7歳でカナダへ。以後11年間海外で過ごす。 中学卒業と共に、単身カナダからアメリカ・NYへ渡る。日本のみならず韓国や中国など海外でも人気でドラマや映画に多く出演。2017年に主演を務めた日韓合作映画『風の色』は、2018年正月第2弾公開を予定している。

【Information】
金曜ナイトドラマ『重要参考人探偵』(テレビ朝日系)
10月20日(金)よりスタート(金曜午後11時15分〜)
原作:絹田村子『重要参考人探偵』(小学館 月刊flowers連載中)
脚本:黒岩勉
出演:玉森裕太、小山慶一郎、新木優子、古川雄輝、堀田茜、一井直樹、滝藤賢一、豊原功補、西岡コ馬
公式HP:http://www.tv-asahi.co.jp/sankounin/(外部リンク)

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