英語を話せるようになるには?話せない原因や必要な取り組みを解説
今回は、英語が話せるようにならない原因や、話せるようになるために必要な取り組みについて解説します。英語を話すために押さえておきたいポイントも紹介していますので、参考にしてください。
なぜ英語が話せない?
原因は人によってさまざまですが、次に挙げる4つのうちいずれかに該当しているようなら、改善を図ることで英語を話せるようになる可能性はあります。
知識が不足している
例えば、考えたこと・思ったことを相手に伝えたい場合、瞬時に頭の中で文を組み立て、発話することになります。言いたいことを表現するために必要な単語が出てこなかったり、適切な文の構造が思い浮かばなかったりすれば、考えているうちに時間が過ぎ、相手との会話が成り立たなくなってしまいます。
英語を話せるようになるには、基本的な語彙力や文法の知識が不可欠なのです。
失敗を恐れている
英語はあくまでもコミュニケーション手段のため、完璧な発音や表現で話す必要はありません。外国人が話す日本語が日本人とは異なっていてもコミュニケーションが成立するように、失敗を恐れず英語を使っていくことが大切です。
話す必要性がない
英語が話せるようになりたいのであれば、英語を話さなくてはならない場面を意識的に作っていくことが大切です。英語をコミュニケーションツールとして使わざるをえない状況を、みずから設定する必要があります。
インプット過多になっている
学んだことを実践で活用し、英語を使いながら覚えていく習慣を身に付けることが大切です。英語を話す場面は、必ずしも会話でなくても構いません。一人で勉強している際にも、実際に発音して話す練習を取り入れていくようにしましょう。
英語を話せるようになるために必要なこと
語彙力を強化する
ネイティブは2万〜3万語の単語を知っているとされていますが、日常会話で実際に使っているのは3,000〜4,000語です。つまり、3,000〜4,000語がわかれば、日常会話に関してはコミュニケーションが成立するといえます。
この単語数は、中学〜高校初級程度で習う数に匹敵します。主に中学までに習った英単語を復習し、意味と発音をセットで覚えていくことをおすすめします。
基礎的な文法を理解する
基礎的な文法事項を覚え、基本的な構文に単語をあてはめて活用できるように練習していきます。その際、文法を数学の公式のように「型」として覚えるのではなく、文章表現として覚えていくのがコツです。
それぞれの英語表現を使う場面と関連付け、実際に使える表現として覚えていくと実践的に活用しやすくなります。
適切な発音を覚える
フォニックスとは、発音とつづりの関係性にもとづく音声学習法のことです。実際に英語圏の子供が母国語を学ぶ際に活用している方法のため、フォニックスをマスターすることでつづりから発音を推測できるようになります。新たに単語を覚える際には、つづりと発音をセットで効率良く覚えられるはずです。
また、単語の発音が文章中でどう変化するのかを理解するのも大切なポイントです。主な音声変化には次の5種類があります。
<英語の音声変化の種類>
・連結(リンキング):2つの音がつながって聞こえる
・同化(アシミレーション):2つの音がつながって別の音に変化する
・脱落(リダクション):発音されない
・ら行化:tが「ら行」に変化する
・弱形:機能語(前置詞など)が弱く発音される
こうした英語特有の音声変化を知っておくことで、英語が聞き取りやすくなるだけでなく、自分が話す際にもスムーズに発音しやすくなります。ネイティブの音声をまねしながら、聞き読み(文字を目で追いながら音声を聞くこと)やオーバーラッピング(英語の音声にぴったり重ねて発音する)などを繰り返すことで、自然な発音を習得してください。
英語を話さざるをえない環境を作る
英語を話す機会が増えるほど、英会話に対する苦手意識が薄らいでいくはずです。同時に、英語を話さなくてはコミュニケーションが成立しない状況を作ることで、英語を日本語にいったん置き換えて考える癖を修正する効果も期待できます。
頻繁に海外旅行をしたり、ネイティブスピーカーの知り合いを作ったりするのが難しくても、オンライン英会話や英会話カフェを活用することで「英語を話さざるをえない環境」を用意することは可能です。
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英語を話すために押さえておきたいポイント
積極的に話す
多少たどたどしくても、日本語を話せる外国人が言っていることがわかるように、初めから完璧な英語を話す必要はありません。多少間違えたり言葉に詰まったりしても、精一杯話そうとしていることは相手にも伝わります。不安・恥ずかしいという気持ちを払拭して、積極的に英語を話す姿勢で臨んでください。
楽しみながら学習する
例えば、子供向けの海外アニメを観る、ゲーム感覚で取り組める英語学習アプリを隙間時間で活用するといった勉強法も有効です。会話がメインのオンライン英会話で気の合う講師が見つかれば、会話を楽しみながら英語を話す力を身に付けられます。
勉強法を検討する際には、学習効果だけでなく「自分自身が楽しいと思えるかどうか」という判断軸も大切にしてください。
英語を話せるようになるには、使う機会を意識的に増やそう
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