英会話教室は意味がない?原因や英語力を伸ばす効果的な方法を解説

英会話教室は意味がない?原因や英語力を伸ばす効果的な方法を解説

 英会話教室に通いたいと思っているものの、「英会話教室に通っても意味がない」「英会話教室では英語を話せるようにならない」といった意見を耳にしたことがあるかもしれません。

 英会話教室は本当に意味がないのでしょうか。もし、本当に意味がないのであれば、英会話教室は避け、着実に英語を身に付けられる方法で勉強したいところです。

 今回は、英会話教室は意味がないといわれる理由と、英語力を着実に身に付けるための学習方法についてわかりやすく解説します。英会話教室でレッスンを受講するべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

英会話教室は意味がない?

 英語の習得に向けた勉強で、「英会話教室は意味がない」といわれることがありますが、本当にそうなのでしょうか。結論から言えば、「英会話教室は意味がない」というのは誤りです。

 英会話教室は、日本にいながらネイティブスピーカーと会話ができる貴重な場所であり、リスニング力やスピーキング力を養う場として十分に価値があるといえます。

 とはいえ、ただ英会話教室に通ってさえいれば、自然と英語力が伸びていくわけではありません。普段から自己学習を行いつつ、それにプラスして英会話教室のレッスンを受けることで英語力が伸びていくのです。

 健康な体づくりをしたい人がスポーツジムに通うだけではなく、日頃の食生活にも気を配る必要があるように、英会話教室も「通っているだけで英語力が伸びる」場所ではないことを念頭に置く必要があります。

英会話教室は意味がないといわれる理由

英会話教室は意味がないといわれる理由

 では、なぜ英会話教室は意味がないといわれることがあるのでしょうか。主な理由としては、次の4つが想定されます。

効果を感じるまでに時間がかかる

 英会話教室は意味がないといわれる理由のひとつは、「効果を感じるまでに時間がかかる」ことです。英会話教室に通い始めて間もない時期から、「すぐに英語を話せるようになりそう」「数週間で効果を実感できるはず」といった期待をして思いどおりにならなかった場合、英会話教室の意味を感じられなくなってしまいます。

 そもそも英語力は短期間で身に付くものではありません。たとえ英会話教室に通ったとしても、コツコツと努力を続ける必要があることに変わりはないのです。受講料を支払っている以上、期待を寄せるのは自然なことですが、短期間で英語力が身に付くわけではないことを頭に入れておきましょう。

自己学習量の不足

 英会話教室に通う際には、並行して自己学習も必要です。しかし、自己学習に取り組む量が不足していると、英会話教室に通っていてもなかなか英語力は伸びません。

 英会話教室では、スピーキングやリスニングの練習を中心に行います。英語力を身に付けるにはみずからテキストを解いたり、単語や文法を覚えたりする時間も必要です。

 どれほど優れたレッスンを提供している英会話教室でも、レッスン外での自己学習は必須です。限られたレッスンの時間内のみで、英語力が飛躍的に伸びることはないといえます。

講師やカリキュラムが合っていない

 英会話教室の講師が自分には合わないタイプだったり、英語を学ぶ目的に即したカリキュラムではなかったりすれば、学習効果を感じられない可能性があります。このような状況では、英会話教室の意味を見いだすことはできません。

 その場合は「別の講師に変えてもらう」「受講コースを見直す」といった対策を講じ、自分にとって学びやすい環境を整えていくことが大切です。自分には合わないと感じながら、受講し続けることのないよう注意してください。

自分が達成したい目標が不明確

 英会話教室に通うことで、何を達成したいのかが明確になっていないことも、英会話教室は意味がないと感じる要因のひとつです。
 
 例えば、漠然と「英語力を伸ばしたい」と考えて通い続けていると、具体的にどのような状態になれば目標を達成できたといえるのかが不明確です。結果として、受講の効果が現れているのか実感しにくくなってしまいます。

 英語学習の効果を実感するには、達成したいレベルを具体的に設定しておくことが大切です。「半年後には海外旅行先である程度会話ができるようになりたい」「1年後にはTOEICのスコアを730点以上にしたい」といったように、いつまでに何を達成したいのか具体的な目標を決めておきましょう。

英会話教室の学習効果を高める学習方法

英会話教室の学習効果を高める学習方法

 英会話教室でレッスンを受けるにあたって、学習効果を高めるにはどのように取り組めばいいのでしょうか。意識しておきたい考え方や受講方法について解説します。

自発的に自己学習する

 英会話教室のレッスン時間は限られているため、レッスン以外でも自発的に学習を進めることが重要です。レッスンの予習・復習に取り組むだけでなく、基礎的な単語や文法を学び、自宅でもリスニング・リーディングのトレーニングをするなど、自己学習を継続する必要があります。

 レッスンを受け身で受講していると、自分にとっての課題が見えにくくなります。自己学習を続けることでレッスン内での成長を実感しやすくなり、より高いレベルの自己課題も発見しやすくなります。英会話教室でのレッスンと並行して、自己学習にも力を入れることが大切です。

積極的な姿勢で参加する

 自分から質問したり発言したりする積極的な姿勢で、毎回の英会話教室のレッスンに臨むことも学習効果を高めるポイントです。基本的に、レッスンでは必ず何らかの質問や発言をすることを心掛けましょう。

 積極的に質問・発言しようと心掛けることで、事前に英文を考えてからレッスンに臨む習慣が身に付きます。英文を組み立てたり、スピーキングを実践したりする機会が必然的に増えるため、レッスンの効果を実感しやすくなるのです。

具体的な目標を決めて英会話教室に通う

 英会話教室の学習効果を高めるには、英会話教室へ入会する前に、なぜ英会話教室に通うのか、目的を明確にすることも効果的です。漠然と「英語が話せるようになりたい」といったことではなく、「どのレベルに達したいのか」「どのような場面で英語を活用したいのか」など、具体的な目標を決めておくことが重要です。

 目的が明確になっていれば、目標とする英語力と現状との差異を意識しやすくなります。目標に近づくには何をすれば良いのか考えるようになるため、取り組むべき学習内容も絞り込みやすくなります。できるだけ具体的な目的を決め、目的を達成するために英会話教室を活用してください。

自分に合った英会話教室を探す

 レッスンに対するモチベーションを維持するためにも、自分に合った英会話教室を見つけることが大切です。モチベーションを維持することで、自ずと英会話教室の学習効果も高まります。

 レッスンの形式やカリキュラムの内容、講師、料金体系、サポート体制のほか、予約の取りやすさやアクセスの良さなども事前に確認しておくことをおすすめします。

 入会した当初はモチベーションが高いため、多少自分に合わないことがあったとしても気にならないかもしれません。しかし、半年・1年と通い続けるとなると、自分に合わない部分が原因で、モチベーションが下がってしまうこともあります。体験レッスンを活用したり、口コミを確認したりして、自分に合う英会話教室を選びましょう。

英会話教室は効果的に活用すれば通う意味が十分にある

 「英会話教室は意味がない」といわれる原因の多くは、英会話教室をうまく活用できていないことや、自己学習が不足しているといった点にあります。裏を返せば、こうした課題を解消すれば英会話教室に通う効果を実感できる可能性は高まるのです。

 英会話教室は、日本にいながらネイティブスピーカーと話せる貴重な場所でもあります。今回ご紹介した学習方法を参考に、ぜひ英会話教室に通う意義を高めていきましょう。

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