Q.米国での生活にソーシャル・セキュリティ・ナンバーは必要ですか?

アメリカ合衆国に赴任することが決まりました。ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(以下、SSN)の取得を勧められましたが、アメリカの社会保障番号を日本人の自分が取得する必要はありますか?
【A】生活のさまざまな場面でSSNを確認されます

 SSNは、社会保障番号(納税者番号)のことです。戸籍や住民票がないアメリカでは、SSNが個人を識別するための身分証明となります。SSN取得は任意ですが、外国人の場合、基本的に就労可能な滞在資格を有する者がSSNを取得することができます。

 銀行口座の開設、自動車運転免許証の取得、納税申告、クレジットカードの作成、不動産の契約、電気・ガス・水道などのライフラインの契約、電話の契約、車の購入、診療などさまざまなに場面で、SSNを聞かれることが多いため、アメリカでの生活には必要不可欠といわれています。ただ、SSNがなくても現地法人から発行された英語の雇用証明書があれば、不動産の契約が可能なこともあります。

 駐在員の配偶者は、以前は移民局で就労許可証を取得しないとSSN取得ができませんでしたが、2006年10月以降は、就労許可証を取得しなくても、駐在員ビザを有する本人との婚姻証明を提示することにより、SSNの取得が可能になりました。SSN取得のために必要な書類は事前に確認して、州のSocial Security Administrativeで手続きを行います。
One more アドバイス
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【文・取材/寺本亜紀】
ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。
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