Q.英語が苦手でも、子どもに絵本の読み聞かせをした方がいいですか?
母国語で考えるとわかりやすいと思うのですが、赤ちゃんや幼い子どもが言葉を覚えるときには、両親が語りかける言葉を聞いて、覚えて、話せるようになっていきます。例えば、日本人が日本語の絵本の読み聞かせをするときに、アナウンサーのように正しい発音で絵本を読まなければならないと考えるでしょうか。
完璧な発音はCDやDVDの音声教材等に任せて、楽しく学ぶことが伝わればいいと割り切ることも大切です。たとえ発音に自信がなかったとしても、親が楽しそうに英語の絵本を読み聞かせすれば、子どもは英語に興味を示すようになるでしょう。
絵本の選び方は人それぞれでいいと思いますが、オススメは同じ絵本を日本語と英語で読み聞かせすることです。はじめに日本語の絵本を読んで内容を理解することで、次に英語の絵本を読んだときに物語として受け入れられます。
例としては、子どもに人気のエリック・カールの絵本『はらぺこあおむし』。英語版と日本語版があるので、まず日本語で何日間か続けて読んでから、その後数日間英語の『The Very Hungry Caterpillar』を読んでみます。子どもの年齢に応じた絵本を選ぶことも大切です。
欧米では絵本の定番となっている米国の絵本作家であるドクター・スース(Dr.Seuss)のシリーズもおすすめです。なかでも『HOP ON POP』は韻を踏んでリズムよく読み進めることができるので、子どもが喜びます。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。