英会話が上達しない原因とは 2つのおすすめ勉強法
勉強しているはずなのに上達しない原因とは
では、英会話を上達させるためにはどのような方法が効果的なのでしょうか。「復習する機会を増やす方法」と「聞き取れなかったことを上手に聞く方法」の2つを紹介します。
【1】復習する機会を増やす方法
英単語を覚える方法を探しているときに「1日にひとつ単語を覚えよう」といったハードルの低い目標を推奨する勉強法を聞いたことはありませんか。教材などで「1日目はこの単語を覚えよう!」とすすめられているものを覚えてもいいのですが、できれば普段の生活の中で「これは英語で何と言うのだろう?」と思う言葉を英語に置き換えてみましょう。自分が普段から使う言葉を英語に直していくことで、英会話で使えるボキャブラリーが増えていきます。
たとえば「うだるような暑さ」は英語にするとどうなるのでしょうか。その日そのときに気になる言葉をそのままインターネットで検索してみてください。「うだるような暑さ 英語」というように、「英語にしたい言葉+英語」で検索すると色々なWebサイトがヒットして「sweltering heat」や「uncomfortably hot」という単語が見つかります。なかには複数の英語表現などについて解説が書かれていることもあるので、単語ごとに意味を調べて理解を深めましょう。
■身近なワンワードから英語のフレーズを作る
「うだるような暑さ」は英語で「sweltering heat」や「uncomfortably hot」と表現することがわかったら、短くて構わないので「うだるような暑さ」を使いそうなシチュエーションにあわせて文章を作ります。
・I don’t want to walk in the sweltering heat outside.
(うだるような暑さの外は歩きたくない)
・Walking in the sweltering heat will kill me.
(うだるような暑さの中を歩くと死んでしまう)
・It’s uncomfortably hot and humid outside, please make sure to take enough fluids.
(外はうだるような暑さと湿気なので、しっかりと水分補給をするように)
作った文章を読み上げて、頭に入るまで口ずさみましょう。英会話のフレーズを作文するときは、身近なワンワードを意識して使うことから始めるのがポイントです。教材で覚えるフレーズも大事ですが、実際の英会話では自分の言葉に置き換えないといけません。自分が使う言葉を生活の中で蓄積することを心掛けてください。
【2】 聞き取れなかったことを上手に聞く方法
<フォーマルな場所での表現>
・I'm sorry, I could not understand what you meant. Would you please rephrase for me?
(あなたが言ったことを理解できませんでした。別の表現で言い直していただけないでしょうか?)
・I did not hear you properly. Would you please repeat what you said?
(あなたの話がきちんと聞こえませんでした。繰り返していただけますか?)
・I'm sorry for the interruption, but, I did not hear what you said.
(邪魔してすみません。あなたの言ったことが聞こえませんでした)
<比較的カジュアルな場面での表現>
・I'm sorry, but I'm missing something here. Would you repeat from the beginning?
(すみません。私はこの会話で何かを理解しそびれています。初めから繰り返していただけますか?)
ここで例を挙げたように、会話の中で聞き直すパターンやシチュエーションは実に様々。聞きたいときに言えるように、発言している自分を想像しながら練習してみるといいでしょう。
(文/柏野裕美)