独学でも効果が期待できる英会話の学習方法とは?

 英会話を身に付けたいと考えている人の中には、「スクールに通う費用や時間が取れない」「どの教材を選んでいいのかわからない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。ですが、独学ではあまり上達しないようにも感じていることでしょう。そこで、時間の制限を受けない独学での学習をテーマに、効果が期待できる方法をご紹介していきます。
 独学で英会話を学ぶ際のメリット・デメリットは、概ね下記のようなものになります。

■メリット

・場所や時間の制限を受けない
・金銭的な負担が少ない
・興味のある方法で学ぶことができる

■デメリット

・学習のペースをつかみづらい
・モチベーション維持が難しい
・間違った学習方法を選んでしまう場合がある

 このように、独学は場所や時間の自由を得られても、挫折しないように自分を律するのが難しいのが特徴です。例えば、海外転勤など外的な要因からスキルを身に付ける必要がある場合は、モチベーションを維持するしかありませんし、スクールなどに通うこともできます。しかし、「英語圏の方とコミュニケーションをとりたい!」という熱意だけでは、それを維持するのはたいへんなのです。
 インターネットが普及した現代において、独学で英会話を学ぶならネットコンテンツを活用しない手はありません。下記のように、さまざまな方法で英会話を学習することが可能です。

■Youtubeなどの動画サイト

 動画サイトには、教材となる英語圏の映像作品が豊富にアップロードされています。「English Practice」などのキーワードで検索をかけてみましょう。中には日本語字幕付きで会話例を解説している動画などもあります。また、ビジネスパーソンにおすすめなのが、「TED」と呼ばれる、世界中の有名人がプレゼンテーションを行うサイトです。このサイトの「TEDトーク」では、日本語訳も合わせて確認することができますし、ジェームズ・キャメロンをはじめ、J・J・エイブラムスなどの有名映画監督や、スティングのような著名アーティストも参加していますので、楽しく英語のリスニング能力が鍛えられます。

■学習サイトを活用する

 新聞社や語学学習の教材を提供する会社のサイトでも、英語を学びたい人向けに注釈のついた英文記事や各種動画などのコンテンツを公開しています。これらのコンテンツにふれる習慣をつけることで、総合的な英語力を養うことができます。

■アプリを活用する

 スマートフォンのアプリにも、英会話の学習に使えるものがたくさんリリースされています。世界中のラジオを聴くことができるものや、好みの英文記事をキュレーションしてくれるものなど、好みに合わせて活用すれば、英語にふれる機会を増やすことができます。

 インターネットを使わない方法としては、洋楽・洋画を視聴したりすることも英会話上達につながります。DVDなどであれば、日本語字幕をオフにしたり、逆に英語字幕を表示したりすることもできます。

 また、英字新聞の購読や洋書を読むこともできます。独学で学ぶ場合には、自分の興味・関心があるものに力を注ぐのが、モチベーションを継続する上で重要になってきます。自分に合った学習方法を取捨選択し、英語にふれる機会を増やしましょう。
 独学の場合、目標設定や学習の方向性を決めるのは自分自身です。そのため、方向性の間違いに気付くのが遅れてしまったり、目標設定が高すぎてうまくいかず、挫折してしまったりする可能性も大いにあります。では、どのような点に注意して学習していけばいいのでしょうか。

■レベルが高すぎると感じた場合は、基礎学習を行う

 「動画を観てみたけど、さっぱり内容がわからない」といった場合には、基礎学習に立ち返ることも重要です。中学・高校レベルの英語を改めておさらいし、基礎的な英語力を鍛えながら少しずつ前進しましょう。

■アウトプットする機会を設ける

 日常生活の中で英語にふれる機会を設けたとしても、実際に声に出して発音をしなければ英会話の上達にはつながりません。特に「L」と「R」の発音や、アクセントなどは、間違ったままですと会話が成立しない場合もあります。

 「自宅で好きな洋楽をかけながら、同じように歌ってみる」「ネイティブスピーカーが話す動画と同じように自分で発声したものを録音し、聞き比べてみる」といった練習を行うことも重要です。
 海外の動画コンテンツを以前より理解できるようになるなど、少し上達を実感できたら、次のステップに進みましょう。英会話は、実際にネイティブスピーカーと会話してこそ意味があるものです。その機会を求めて行動するのも手でしょう。

 例えば、海外旅行やホームステイなど、実際に現地へ行って英語を使ってみるのはもちろん、「Meetup」などのサイトで交流イベントを探し、参加するのもいいでしょう。英語で会話できる楽しさを感じることができれば、さらなる上達への道は開かれているといっても過言ではありません。トライ&エラーを繰り返しながら、“使える英会話スキル”の獲得を目指しましょう。
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