2015年09月21日 10時00分

仕事で役立つ【実践英語】 「ざっくり〜」「〜といえば」は英語で何?

会話中によく耳にする「ざっくり〜」や「おおまかに〜」の英語表現を紹介 [拡大する]

会話中によく耳にする「ざっくり〜」や「おおまかに〜」の英語表現を紹介

 ビジネスにおいて、会話の流れ上、ひとまず詳細は抜きにして概要を話し合うことはよくある。そんなときによく耳にするのが「ざっくり〜」や「おおまかに〜」と言った表現だ。英語でも概要以上の細かい話を必要としないときによく使う便利な表現なので、覚えておくと便利だろう。

 英語では、ビジネスなどかしこまった場合に、「in broad strokes」という表現を使う。意味としては、「詳細抜き、キーポイントのみで」というニュアンスになる。

<<例文1>>Can you put together my talking points in broad strokes for the press conference?
<<訳>>記者会見で私が話すポイントをざっくりとまとめておいてくれますか?

<<例文2>>My boss and I discussed the new project in broad strokes.
<<訳>>新しいプロジェクトについて上司とおおまかに話しをした。

<<例文3>>Let’s put the details aside for now and go through the points in broad strokes.
<<訳>>とりあえず詳細は横においといて、おおまかな要点をみていこう。

 似た表現でカジュアルに使えるのが、「rough」=「おおざっぱな」、「general」=「おおまかな」だ。カタカナでも使われることが多いので馴染みのある単語といえるだろう。

<<例>>This is a rough idea.
<<訳>>これがおおまかな考えです。

<<例>>Please make a rough estimate of the cost.
<<訳>>コストの概算を出してください。

<<例>>The general idea is that 〜
<<訳>>概略としては〜

 特に会話では、次のような表現で前置きとしてよく使われる。

Roughly speaking,
おおよそのところ、ざっと言えば

Generally speaking,
一般的に言えば、

 聞きなれた「speaking」という単語が出てきたので、ついでに「speaking」を使った前置き表現について触れたい。

 話のつなぎや、話題を変えるときに「Speaking of 〜,」(〜といえば)といった表現をよく使う。会話をしていて突然何かを思い出したこととか、会話に出てきたあるトピックについてもう少し話したいときに、「そういえば〜」と日本語で切り出すような感じで使うとよい。会話に関連しているが別件の場合につかう「余談だが〜」にも、「Speaking of 〜,」が使える。

 ここでの「Speaking of 〜,」の使い方と同じような表現に「Talking about 〜,」、「Discussing 〜,」、「Relating to this topic ,」などがある。

 たった今発言されたことを参照して「Speaking of」を使う場合、「Speaking of which, 」(そのことだけど、)を使うこともある。

 これらの言い方は便利なので、覚えておいて損はないだろう。

(記事/柏野裕美)

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