TOEFLスコアの目安と平均は?26年1月からの新スコア体系、レベル別換算表と対策
![]()
ここでは、TOEFLスコアの解釈や日本人の平均スコアについて解説します。TOEFLのスコアを上げる対策法も紹介していますので、参考にしてください。
監修者福田 美智江
MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ
17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。
目次
TOEFLの種類とスコア満点の仕組み
![]()
各試験のスコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)と連動しており、同じ満点でも難易度が異なります。たとえば、iBTで スコア6(旧体系で114点以上相当) ならC2レベルに達しますが、ITPは満点を取ってもC1レベルにとどまるのが特徴です。
各試験のスコアと対応するCEFRレベルの目安は下記のとおりです。
|
CEFR |
iBT(新体系1-6) |
iBT(旧体系0-120)※参考 |
Essentials |
ITP |
|
満点 |
6点 |
120点 |
12点 |
677点 |
|
C2 |
6 |
114+ |
12 |
- |
|
C1 |
5〜5.5 |
95+ |
10-11.5 |
620 |
|
B2 |
4〜4.5 |
72+ |
8-9.5 |
543 |
|
B1 |
3〜3.5 |
44+ |
5-7.5 |
433 |
|
A2 |
2〜2.5 |
24+ |
3-4.5 |
343 |
|
A1 |
1〜1.5 |
0+ |
2-2.5 |
- |
TOEFL iBTの26年1月以降の新スコア体系:4技能の配点
2026年1月21日より、スコア体系が従来の0〜120点から1〜6点(0.5点刻み)に変更されました。新体系では、各セクション1〜6点で評価され、総合スコアは4セクションの平均値(最も近い0.5単位に四捨五入)となります。
スコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)と直接連動しており、スコア4〜4.5がB2レベル、5〜5.5がC1レベル、6がC2レベル に相当します。B1レベルはスコア3〜3.5 が目安です。
なお、移行期間として2年後の2028年1月までは、スコアレポートに新体系(1〜6)と旧体系(0〜120)の両方が併記されます。
参考:TOEFL iBT®
TOEFL ITPとEssentialsのスコア体系
TOEFL Essentialsは4技能を測定し、スコアは1〜12点で0.5点刻みにより評価されます。CEFRではスコア12でC2レベル、10〜11.5でC1レベルに相当します。
ITPは満点を取ってもC1レベルにとどまるため、留学の英語力証明にはiBTが主流となっています。目的に応じて適切な試験を選ぶことが大切です。
参考:TOEFL® EssentialsTM、TOEFL ITP®とは
TOEFLスコアのレベル目安
![]()
下記は、新スコア体系におけるCEFRレベルとの対応表です。
スコア(1-6) | CEFRレベル | 英語力の目安 |
6 | C2 | 熟達した言語使用者(ほぼネイティブレベル) |
5〜5.5 | C1 | 上級者(複雑な内容も理解・表現できる) |
4〜4.5 | B2 | 中上級者(専門的な議論にも対応可能) |
3〜3.5 | B1 | 中級者(日常的なやり取りが可能) |
2〜2.5 | A2 | 初級者(基本的な表現を理解できる) |
1〜1.5 | A1 | 入門者(簡単な語句のみ理解できる) |
※ETS「TOEFL iBTスコアを理解する」
日本人の平均スコアは73〜74点(新体系3.5〜4相当):世界との差
|
Reading |
Listening |
Speaking |
Writing |
Total |
|
|
日本 |
19 |
18 |
17 |
18 |
73 |
|
韓国 |
22 |
22 |
20 |
21 |
86 |
|
中国 |
23 |
22 |
20 |
21 |
86 |
|
インド |
24 |
25 |
22 |
23 |
94 |
|
ブラジル |
22 |
23 |
22 |
21 |
88 |
|
スペイン |
21 |
22 |
22 |
20 |
85 |
|
アメリカ |
22 |
24 |
23 |
22 |
91 |
※四捨五入により、セクションスコアの合計がトータルスコアと一致しない場合があります。
諸外国と比べて、日本人のTOEFL平均スコアは決して高い水準とはいえないのが実情です。一方で、英語圏であるアメリカにおいても平均スコアは合計91点(新体系4.5相当)であることから、ネイティブスピーカーであってもCEFR「C1」や「C2」のレベルに相当するスコアをTOEFLで獲得するのは容易ではないことが見て取れます。
TOEFLのスコアを上げるには、TOEFLに特化した対策と勉強が求められるのです。
英語4技能それぞれについて、出題傾向を把握した上で十分な対策を講じる必要があります。
スコア40〜60点(新体系3〜3.5相当):英検2級・準1級レベル
日常会話であれば理解できますが、専門的なトピックや複雑な議論にはついていけない可能性があります。大学進学や留学の基準としてはまだ不十分な場合が多いでしょう。
このスコア帯の方は、まず基礎固めに取り組むことが大切です。文法や語彙の強化を中心に、着実にステップアップを目指しましょう。
スコア60〜80点(新体系3.5〜4相当):海外大学進学の最低ライン
このスコア帯は英検準1級レベルに相当し、自分の専門分野であれば議論や説明がおこなえるようになります。日常会話はもちろん、ある程度の意見交換も可能です。
コミュニティカレッジや一般的な4年制大学を目指す場合、まずはこのスコア帯を目標にするとよいでしょう。
スコア80〜100点(新体系4〜5相当):難関大・大学院レベル
一部のトップ校を除き、ほとんどの海外大学への出願が可能になります。就職や転職においても、このスコア帯は履歴書で強くアピールできるポイントになるでしょう。外資系企業への応募でも評価される水準です。
スコア100点(新体系5)以上:外資系・トップ校レベル
CEFRではC1〜C2レベルに相当し、あらゆるトピックについて建設的な議論ができます。このレベルに到達するには、単なる英語力だけでなく、論理的思考力や幅広い背景知識も求められるでしょう。
留学・進学に必要な目標スコアの基準
![]()
ETSは合格・不合格の基準を設けておらず、各教育機関が独自にスコア要件を定めています。 志望校の公式サイトで最新の基準を確認したうえで、目標スコアを設定しましょう。
目標スコアを明確にすることで、どの技能をどれだけ伸ばす必要があるのかが見えてきます。効率的な学習計画を立てるためにも、まずは志望校が求めるスコア基準を確認しておきましょう。
参考:Minimum TOEFL Score Requirements for USA, UK, Canada
大学・コミュニティカレッジへの正規留学
ただし、大学のレベルによって要求スコアは大きく異なります。英国のマンチェスター大学、エディンバラ大学などでは90〜100点、カナダのトロント大学やマギル大学では89〜100点かつ各セクション22点以上が求められるなど、大学によって異なるため、志望校の基準を事前に確認することが大切です。
なお、基準点に達していない場合でも、条件付き入学制度を設けている大学もあります。選択肢のひとつとして検討してみるとよいでしょう。
大学院・MBA留学・トップスクール
オックスフォード大学など英国のエリート校では、標準レベルで総合スコア100点に加え、セクションごとでの最低点(たとえばリスニング22点以上など)が設定されている場合があります。志望校の公式サイトで最新要件を確認しましょう。
大学院レベルでは専門用語の理解や高度な論理構成力が問われるため、早めの対策開始が重要です。計画的に準備を進めましょう。
スコアの確認方法と有効期限
![]()
また、TOEFLスコアには有効期限が設けられており、留学や就職で活用する際には期限内のスコアが必要です。スコアレポートがなかなか届かない場合の対処法も含めて、実務的な情報を確認しておきましょう。
結果はいつわかる?WEB確認と郵送レポート
一方、郵送による公式スコアレポートは受験申込時に郵送での受取を希望しなければ送付されません。到着まで4〜6週間程度かかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールで受験することが大切です。
※なお、無料の紙のスコアレポート(郵送)は2026年春以降に提供が終了になり、以降はオンラインでの確認・ダウンロードのみになる予定です。
スコアの有効期限と公式認定証の扱い
留学や進学を検討している方は、出願時期から逆算して受験計画を立てましょう。
なお、TOEFLには「My Bestスコア」という制度があります。これは過去2年間の各セクション最高点を組み合わせたスコアで、活用できる大学が増えています。複数回受験する方にとって有利な仕組みといえるでしょう。
TOEFLのスコアを上げる対策法
![]()
そのため、TOEFLのスコアを上げるには、各セクションで求められるスキルをバランス良く伸ばしていくことが重要です。
最後に、TOEFLのスコアを上げるための対策法を見ていきましょう。
過去問・公式問題集で形式に慣れる
時間配分の練習も欠かせません。本番と同じ条件で問題を解くことで、各セクションにかけられる時間を体感できます。タイムマネジメントを意識した練習を重ねれば、本番でも実力を発揮しやすくなるでしょう。
集中しづらい環境であえて練習するのも、周囲に惑わされない力を養う方法のひとつです。
アカデミックな英単語・語彙力を強化する
TOEFL対策専用の単語帳を活用し、スペル・意味・発音をセットで覚えると効率的でしょう。問題演習を通じて出会った単語も、その都度確実に習得していくことが大切です。
語彙力は全セクションの土台となるため、継続的に取り組みましょう。
スピーキング・ライティングのアウトプット対策をする
スピーキングでは、シャドーイングで発音やイントネーションを鍛える方法がおすすめです。ライティングでは、テンプレートを活用して論理的な文章構成を身に付けましょう。
繰り返し練習することで、アウトプットの質が向上していきます。
多読・多聴を行う
まとまった量の英語を読む・聞く練習を繰り返す過程で、知らない英単語や表現が出てきたとしても前後の脈絡から意味を推測できるようになります。
学術的な内容の英語を完璧に読みこなす・聞き取ることは、ネイティブスピーカーであっても容易ではないことから、すべての単語・表現を隈なく理解できるようになる必要はありません。
ある程度は推測しながら読む・聞く練習を重ねていくことで、部分的にわからない単語や表現が出てきたとしても大枠の内容を把握する力が身に付いていくはずです。
多読・多聴を続けるうえで大切なのは、細部にこだわりすぎず、全体の大きな流れや意図をつかむ意識で取り組むことです。「ここで言われていることの大枠」を理解する練習を繰り返すことで、本番でも限られた時間内で要点を押さえる力が身に付きます。
英語脳を定着させる
頭の中で英語を日本語へ・日本語を英語へ翻訳するプロセスを経ていると、どうしてもタイムラグが生じてしまいがちです。このタイムラグの蓄積が、「解答時間が足りない」「話したい・書きたい英語がすぐに出てこない」といった事態を招く原因となりえます。
英語脳を鍛えるには、日頃の積み重ねが重要です。
読む・書く・話す・聞くのいずれの領域においても、練習する際には「日本語に逐一訳さない」「英語のまま理解する」ことを習慣付けておくといいでしょう。
英語脳を着実に鍛えていくことが、TOEFLのスコアアップにつながっていきます。
自分の弱点を補う勉強でTOEFLのスコアアップを目指そう
まずは現状の英語力を把握した上で、自分の弱点を補うための勉強を積み重ねていくことが大切です。伸ばしたいスキルを明確化し、具体的にいつまでに何をやるのか決めて勉強を進めていきましょう。
今回紹介したTOEFL iBTの出題内容や目安となるスコア、スコアを上げるための対策法を参考にしつつ、自分に合った勉強法を確立してください。
弱点を補うための適切な勉強法が見つかれば、TOEFLのスコアアップ実現に向けて着実に英語力を伸ばしていけるはずです。TOEFLに対応した資格コースを設けている英会話スクールを活用するのもおすすめです。
オリコンでは、英会話スクールのジャンルにおいて日本最大級の規模で調査を行い、オリコン顧客満足度ランキングを発表しています。
資格対策や講師、カリキュラム・教材、受講効果などさまざまな視点のランキングを確認できますので、英会話スクール選びの参考にしてください。
監修者福田 美智江
MCA達成&成功コーチング 代表 講師/コーチ
17歳まで海外で生活。小学校はポルトガル語教育、中学校は日本語教育、高校は英語教育を受ける。15年間英会話教室を主宰した後、2012年にMCAを設立。「MCA達成&成功コーチング」では、「世界に通用する才能を育てる」活動を行っている。
小学生〜社会人に「英会話コーチング」、リーダーに傾愛力®(人を理解し、サポートする力、そして、人を元気にする力を持っていること)講座やセッション、保育園・幼稚園・学校・教育委員会に研修を行なう。小学校のPTA会長歴あり。3人の子どもを持つ母親。5冊の著書がある。2025年に「社会文化功労賞」受賞。
ホームページ:https://www.mca-coach.com/