オンライン英会話でビジネス英語を学ぶ際のポイントは?

 グローバルが進んだ日本。ビジネスにおいても、企業によっては英語で挨拶やプレゼンをしなくてはならない場面や、英語でメールのやり取りをする必要性が出てくることがあると思います。また、近年はアジアの国々とビジネスのやり取りがあり、多くの企業が社員のビジネス英語の習得に積極的なのです。

 しかし、自主的にビジネス英語を学ぼうとしたとき、忙しい仕事の毎日で学ぶのはたいへんです。そこで、時間など融通が利き、比較的受講しやすいオンライン英会話で、ビジネス英語を学ぶためのポイントをご紹介していきます。
 一般的な英会話スクールでもオンライン英会話でも、ビジネス英語はコースやカリキュラムが一般的な英会話とは別に用意されていることがほとんどです。まず、一般的な英会話とビジネス英語にはどんな違いがあるのか、また、なぜ一般的な英会話とは別にビジネス英語を学ぶ必要があるのかを見ていきましょう。

■ビジネス英語ならではの特徴と必要性

 一般的な英会話とビジネス英語は、文法に関しては大きな差はありません。しかし、ビジネス英語では、ある程度の「流暢な英会話スキル」と「ビジネスに必要な単語力」が求められます。業界や仕事の分野によっても、よく使う専門用語は異なってくるでしょう。まずは、それぞれの仕事・業界で頻繁に使われる単語はどんなものがあるのかを理解する必要があります。

 そして、ビジネス英語においては、その単語をしっかりと使いこなせなければなりません。一般的な英会話や旅行先での英会話であれば、ある程度の片言であっても、だいたいの意味が通じればOKでしょう。しかし、ビジネスの場面においてはNGです。英会話をする相手は、話し手の提供する商品やサービスなどについて十分に理解しなければ、信頼して取り引きをしてくれません。英会話を通して信頼関係を築くためにも、しっかりと伝わる英語で説明ができなければならないということです。

 単語力や文法力は暗記でも身に付けられますが、それらをビジネス英語として流暢に話せるようになるには、講師とのレッスンを通してアウトプットを重ね、会話に慣れていくことが大切です。
 ビジネス英語のレッスンを受けたいものの、週の大半は仕事で忙しいビジネスパーソンにとって、英会話スクールに通うことはスケジュール的に困難であるという現実があります。そこで活用したいのがオンライン英会話です。

 オンライン英会話は、パソコンやインターネットなど、最低限の受講環境などが整ってさえいれば、誰でも自宅で受講することができます。また、幅広いレッスン時間も利点のひとつですし、マンツーマンでのプライベートレッスンも受けられるのです。もちろん、マンツーマンは苦手という人には、グループレッスンを受けられるオンライン英会話スクールもあります。
 オンライン英会話スクールには、ビジネス英語を専門としたスクールもあれば、一般的な英会話のコースとビジネスのコースどちらも用意しているスクールもあります。スクール選びの際は、それぞれのスクールのポイントを押さえておきましょう。

■ビジネス英語専門のオンライン英会話スクール

 まず、ビジネス英語専門のオンライン英会話スクールの特徴としては、次のようなことが挙げられます。

・初心者からネイティブまで、細かくレベル分けがされている
・MBAや博士号を持つ講師が在籍していることもあり、講師の質は全体的に高い
・医療分野に特化したスクールもあるため、混同しないよう注意が必要
・レッスン料金は一般的なオンライン英会話よりも高めである

 受講可能な時間帯は、一般的な英語が中心のオンライン英会話スクールと同様に、幅広く設定されていることが多いようです。基本的には早朝か帰宅後のレッスンが想定されているケースがほとんどです。

 1回あたりのレッスン時間も25〜50分と、こちらも一般的なオンライン英会話と大きな差はありません。

■一般的なオンライン英会話スクールでビジネス英会話コースを受講する

 一般的なオンライン英会話スクールは、ビジネス英語専門のスクールと比べてレッスン料金もリーズナブルなので、こちらでビジネス英会話コースを受講したい人もいるでしょう。この場合は、次のような特徴が挙げられます。

・ビジネス英会話は「初級・中級・上級」という3段階のレベル分けが多い
・講師数はビジネス英語専門のスクールよりも多く、講師の国籍もさまざまである
・レッスン料金はビジネス英会話専門のスクールよりも安めである
・受講可能時間は、24時間体制であるところもある

 一般的なオンライン英会話スクールは、ビジネス英語専門のスクールと比べて選択肢は広くなっています。しかし、講師の母数が多い分、質もさまざまであり、ビジネス英語のレベル分けが細かくされていないのも、物足りなく感じる人がいますので注意が必要です。
 実は、英語スピーカーのほとんどは、英語を第二言語として使用する非ネイティブだといわれています。ビジネスシーンにおいても、難解な語彙や表現を使いがちなネイティブよりも、非ネイティブのほうがコミュニケーションをとりやすいという声も一部にはあるようです。

 実際に、現場でやりとりする相手が非ネイティブの方が多いと想定される場合は、オンライン英会話スクールの講師も、非ネイティブを選んだほうが慣れることができるという意見もあります。
 多くのオンライン英会話スクールでは、通常の英会話スクールと同様、無料体験レッスンを受講することができます。無料のレッスン時間や内容はスクールによってさまざまです。しかし、講師の質やサポート体制の有無、実際のレッスンの雰囲気などを知るためにも、無料体験の利用はおすすめです。自分のレベルやスケジュールに合っていたり、身に付けたいビジネス英語を指導してくれたりするスクールを探しましょう。
オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。