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英会話をネイティブから学ぶメリットは? 定義や人口割合とともに解説

 英会話教室やスクールの受講を検討するとき、できればネイティブの人からレッスンを受けたい、またはネイティブレベルの英語が話せるようになりたい、と思う人も多いのではないでしょうか。とはいえ、ネイティブの定義や意味をきちんと理解しているわけでなく、なんとなくネイティブが良い、と思っている場合もあります。今回は、英会話を学ぶ前に押さえておきたい「ネイティブ」の意味や定義、ネイティブ講師から英会話を身に着けるメリットや英会話習得の方法についてご紹介します。

ネイティブとは? 知っておきたい英語におけるネイティブのこと

 「英会話を習うならネイティブが良い」など、良く耳にする「ネイティブ」とはそもそもどんな人を指すのでしょうか。ネイティブの定義や、英語ネイティブが世界全体でどれくらいいるのかをご紹介します。

■ネイティブとは「英語を母語とする人」のこと

 ネイティブの元となった英語の”native”には、「現住の、原産の」や「自然の、天然の」という形容詞としての意味と、「先住民」「その国の言語を母語とする人」という名詞としての意味があります。よって、英会話を習うときに耳にするネイティブとは、後者の「英語を母語とする人」を指します。

 母語とは、幼少期に成長とともに自然に習得する言語で、第一言語とも呼ばれます。たとえば、日本で生まれ育った日本人なら日本語ネイティブになりますし、アメリカやイギリスなど英語圏の国で育ち母語として英語を獲得した人は、英語ネイティブということになります。

■英語ネイティブの世界の割合

 英語といえば、グローバル社会において最も多く使用されている言語と言っても過言ではありません。日常生活からビジネスシーンまで、多民族・多国籍の人が英語によってコミュニケーションを取っています。そのため、おのずと英語ネイティブ人口は世界的にも多い、とイメージする人も多いのではないでしょうか。

 ところが、文部科学省の発表によると世界で英語を母語にしている人口は約4億人。全世界の人口が約70億人なので、英語ネイティブの割合は世界全体で見ると6%ほどしかいないのです。このことから、英語は言語として幅広く使われているのに対し、母語を英語とする英語ネイティブは少ないことが分かります。

■ネイティブおよびESL(第二言語)を含めた英語使用層の割合

 英語ネイティブは世界的に見ても少ないことが分かりました。これを踏まえて、実際に英語を使用している層を世界全体で見てみましょう。

 英語ネイティブが少ないのに対して、英語が世界で幅広く使用されている背景には「ESL」の存在が大きく関わっています。ESLとは“English as a Second Language”の略で、「第二言語としての英語」、つまり母語に加えて英語を第二言語として獲得した人を指します。なお成長と共に自然と獲得する言語が母語であるのに対して、第二言語とは母語を獲得したあと、または母語と並行して習得する他言語を指します。第二言語の獲得に関係するのが、「公用語」です。

 世界のほとんどの国は多民族国家で、同じ国民でも民族によって母語は異なり、多くの言語が国内で入り混じる状態となります。そこで母語が異なる国民同士でもコミュニケーションが取れるように、国の共通語として定められる言語が公用語です。英語は公用語として選ばれることの多い言語のため、英語ネイティブ人口自体は少ないながらESL人口は増えることになるのです。

 たとえばアジアの国でもシンガポールは、マレー語を母語とするマレー民族が多い一方で、中国系民族やインド系民族も住む多民族国家です。そのため、シンガポールは国語をマレー語としながら、公用語はマレー語に加えて英語や中国語、タミール語を定めています。つまりシンガポールはマレー語のネイティブでありながら、公用語である英語も問題なく話せる人がほとんどで、おのずとESLとなる土壌ができているのです。一方で日本は単一民族国家のため、日本語が国語であり公用語でもあります。よって英語を使わなくても日本人同士でコミュニケーションが取れるため、普通に暮らしている上ではESLとなる機会はありません。

 以上を踏まえて、文部科学省の発表を見ると英語を公用語・準公用語としている国は世界全体で54ヶ国。人口にすると約21億人になります。つまり英語ネイティブにESLを含めて見てみると、世界の3〜4人に1人が英語を話せる、または生活で使用していることになるのです。

ネイティブとネイティブ以外の英会話 3つの違い

 英語ネイティブは少なく、世界で英語を使う人のほとんどはESLであることが分かりました。これを踏まえ、英語ネイティブの人と、ESLを含めたネイティブではないが英語を使用できる人の違いを見てみましょう。

【1】ネイティブは「発音やスピードが自然」

 ネイティブは英語が母語のため、発音やスピードも本来の英語であり自然です。一方でネイティブでない人は、英語を流暢に話せても母語のスピードや発音などの癖が出てしまいがちです。

【2】ネイティブは「考え方も英語的」

 英語が母語であるネイティブは、英語が母語である国の考え方や意見、文化や風習も身に着けています。一方、ネイティブでない人は母語の考え方が根本にあるため、英語は話せても英語的な考え方を身につけにくい傾向があります。たとえば、英語ネイティブははっきりと意見を言う、個人主義などの国民性を持っていますが、英語の流暢な日本人なら考え方自体は母語である日本語のため、遠慮がち、集団主義といった国民性を持つ傾向になります。
 
【3】ネイティブは「方言やスラングも問題ない」

 日本語には標準語だけでなく、北海道から沖縄まで、その地域それぞれの方言が存在します。英語にも地域ごとに方言やスラングが存在しますが、英語ネイティブなら、そういった方言やスラングの知識も身につけていることが多いです。

ネイティブ以外にも押さえたい、英会話教室やスクール選びのポイント

 ネイティブから英会話を学ぶ上では色々なメリットがありますが、それ以外にも英会話を学ぶ上で押さえたいポイントがあります。「講師がネイティブである」以外に知っておきたい英会話教室やスクール選びの3つのポイントを見てみましょう。

【1】目的によっては、ネイティブでなくても問題ない

 ネイティブから英会話を学ぶと、英語の正しい表現や発音で学べるメリットがあります。しかしながら、実際に英会話を学ぶ上では講師がネイティブであるかを重視しなくても良い場合があります。たとえば、ビジネス英語のために英会話を学びたいと思ったときでも、取引先の方が英語圏など、より正確な英語が求められるときはネイティブを選んだ方が良いでしょう。また幼児期における英語習得は、耳からの情報が言語習得過程において有効なため幼児英語や早期英語教育の場合も、正しい発音の学べるネイティブの方が効果的です。

 一方、ただ日常的な英語が話せるようになりたい、という場合はネイティブにこだわらなくても問題ない場合も多いです。これは、英語ネイティブの世界人口が6%ながら、3〜4人に1人は英語を使って会話ができている世界全体の現状を見ても明らかでしょう。よって、英会話を習得する目的に応じて、ネイティブ講師かネイティブでなくても問題ないかを選ぶのが有効です。

【2】英会話教室やスクールの形式

 英会話を学ぶ機会は、実際に教室やスクールに通う通学式だけでなく、インターネット環境があればどこでもレッスンが受けられるオンライン英会話もあります。英会話を学ぶには、継続しやすいかどうか考えてみましょう。振替レッスンの有無や、自宅や勤務先からの距離など、通いやすさも重要なポイントです。
 
【3】コスト面

 継続して通う上では、コスト面でも無理なく通える英会話教室やスクールを選ぶようにしましょう。さらに、実際に費用を支払う前に自分に合っているかどうか確認できる、無料の体験レッスンや教室の見学ができるかもチェックしておくのがおすすめです。

英会話を学ぶ上では、ネイティブ以外の要素も参考に

 英語ネイティブの割合は意外に少なく、世界で英語を使って話す人のほとんどは、第二言語以降で英語を獲得している層であることが分かりました。これを踏まえて、英会話を学ぶ上ではネイティブにこだわるか、それ以外のポイントを重視するかで英会話教室やスクールを選ぶと、納得して英会話学習を続けることができるでしょう。
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