2017年05月10日 08時20分
今さら聞けない【英語の基礎】 「’(アポストロフィ)」の使い方をおさらい
最も基本的な“短縮形”でのアポストロフィの使い方をおさらいする
英文に必ずと言っていいほど出てくる記号「’(アポストロフィ)」。文字を省略したり、所有を表す際に使う記号だが、正しい使い方はきちんと理解できているだろうか。いくつかある使い方のなかで、今回は最も基本的な“短縮形”でのアポストロフィの使い方をおさらいしていく。
■be動詞の短縮
人称代名詞のあとに続くだけでなく、「Who’s(=Who is)that?」や「What’s(=What is)the time?」といった疑問詞のうしろにも使える。
・amの短縮形「’m」
<使用例>I’m
・isの短縮形「’s」
<使用例>it’s/he’s など
・areの短縮形「’re」
<使用例>you’re/they’re など
■助動詞の短縮
「has」の短縮は「is」の短縮と混同しやすく、「had」と「would」は短縮するとともに「’d」となるが、どれも文意をしっかり理解すればどちらか区別できるので、見た目だけで判断しないことが大切だ。
・haveの短縮形「’ve」
<使用例>I’ve/they’ve/should’ve など
・hasの短縮形「’s」
<使用例>it’s/he’s など
・willの短縮形「’ll」
<使用例>I’ll/he’ll/they’ll など
・wouldの短縮形「’d」
<使用例>I’d/you’d/they’d など
■否定形の短縮
be動詞や助動詞に続く「not」の短縮形には「n’t」が用いられる。ほぼパターン化しているのでさほど難しくはないが、「can’t」は「can not」ではなく一語の「cannot」の短縮、「won’t」が「will not」の短縮であることに注意したい。
・be動詞に続く場合
<使用例>isn’t/weren’t など
・助動詞doに続く場合
<使用例>don’t/doesn’t など
・助動詞haveに続く場合
<使用例>haven’t/hadn’t など
・そのほかの助動詞に続く場合
<使用例>can’t/wouldn’t など
口語やインフォーマルな文章では当たり前のように使っている短縮形も、論文やビジネスレターなどのフォーマルな文章では避けられることがあるので注意したい。
記事/日刊英語ライフ
ニュージーランドを拠点に活動するYoko Osadaによる英語コラムサイト(http://kiwi-english.net/)。ネイティブから学んだ使える英語と多くの人がひっかかりそうな文法・フレーズなどを「簡単に分かりやすく」日刊で紹介している。
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