2016年07月04日 08時10分

ビジネスに役立つ【英語知識】 “急なお願い”をする時に使える表現

スムーズに物事を進めるためにも、“お願いフレーズ”を覚えておこう [拡大する]

スムーズに物事を進めるためにも、“お願いフレーズ”を覚えておこう

 仕事の手はずをきちんと整えているつもりでも、うっかり大事な依頼を忘れてしまう時はあるだろう。急な対応を迫られ、それに関連した仕事を誰かに頼まなければならないこともあるはずだ。

 特に、相手に動いてもらわなければ先に進めない時には、丁重にお願いして、優先的に対応してもらえるよう努めたい。その際、前置きもなく唐突に「Please help me with 〜」(〜を手伝ってください)とは言えない。

 そこで、覚えておくと便利な言い回しを紹介しよう。

<<例文>>
I know you are busy with many projects and meetings, but I appreciate it if you could go through the draft that I have to submit tomorrow, by the end of today.

<<訳>>
多くのプロジェクトや会議で忙しいと存じますが、明日提出しなければならない原稿をきょうの終わりまでに確認をお願いできないでしょうか。

 「I know you are busy with 〜, but」(あなたが〜で忙しいことは知っていますが)のほかには、「I know you don’t have time for this, but」(あなたにはこれのために割ける時間がないことを知っていますが)なども使える。

 また、「I appreciate it if you could 〜」(あなたが〜できるとありがたいです)は、「it would be great if you could 〜」(あなたが〜できると“とても助かるという意味で”素晴らしいです)や「it would be very helpful if you could 〜」(あなたが〜できると、とても助かります)といった言い方もできる。

 大事なのは、いつまでに終えて欲しいのかを明確に伝えること。急な仕事をお願いする際、タイトな納期は心苦しくて言いづらいが、それでも依頼しなければならない時は、自分も遅くまで付き合う姿勢でいることが大切だ。

 例文では、「by the end of today」(きょうの終わりまでに)としており、「by 17:00 today」(きょうの17時まで)といった形にはしていない。上層部からの緊急命令でもない限り、お願いごとに着手してもらえるのは、ある程度、仕事の目処がついてからというのが関の山。都合に最大限合わせる姿勢を見せるためにも、相手にとっての1日の終わりを期限として指定してみて、反応をうかがうのが無難だ。

(記事/柏野裕美)

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