ビジネスに役立つ【英語知識】 上手な「NO」の伝え方

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相手の気分を害さない「No」の伝え方とは?

 日本人は「No」と言えない人種だといわれることがある。それはきっと、はっきりとした言葉を使わずに表現することを良しとされてきたからだろう。では、英語の環境であれば、常に「No」ときっぱり言うことが許されるのだろうか?

 職場でコミュニケーションをとる際は、好き嫌いといった個人的な感情は横に置いて、気持ちの良い会話を心がけたいもの。それは英語の環境でも同じことがいえる。特に「No」と伝える時には、相手の気分を害さない心配りをしたい。

 例えば、次のような会話を「No」の一言で終わらせたら、相手はどう感じるだろう。

<<例文>>
A:Do you know where our boss is?
B:No.

<<訳>>
A:私たちのボスがどこにいるか知ってますか?
B:いいえ。

<<解説>>
 この答え方は、英語としては間違っていないとしても、会話という意味では物足りない。場合によっては、イライラしていてほかのことに構っていられないといった、短気な印象を与えることもある。たとえ、そういう質問は自分にしないで欲しいと思っていても、おもむろに態度に出すメリットはあまりない。

 この場合、日本語で「私は知らないけど、○○さんなら知ってるんじゃない?」など、会話らしい返事をしようとするのと同様、英語でも「No, I don’t know. Maybe you can ask ○○.」(いいえ、知りません。○○さんに聞いてみてはいかがですか?)といった返事をしたいところだ。

 万が一、本当に切羽詰まっていて、その場では「No」と切り捨ててしまったとしても、後から「I’m sorry for my response earlier. I was in a hurry at that moment.」(さっきは急いでいたから、あんな返事でごめんね)とフォローすれば、幾分か印象は改善されるはずだ。

 また、シチュエーションにもよるが、「No」と答えるときの言い回しとしては、以下も挙げられる。

<<例文>>
A:Do you like to have some?
B:Thanks, but no thank you.

<<訳>>
A:(お菓子など)少しいかがですか?
B:ありがとう。でも結構です。

 食べ物を勧められて断るときは、上記のほかに「I’m full right now.」(今はお腹がいっぱいです)や「I just had a late lunch.」(今、遅い昼食を済ませたところです)と言ってもよい。

 また、ビジネスにおいては、部署で共有しているファイルやデータの保存場所がわからなくなった同僚に、尋ねられるといったこともあるだろう。その際は下記の例を参考にしてほしい。

<<例文>>
A:Do you know where the ABC project presentation is saved?
B:No, I don’t know. But you may be able to find it in the folder named “2016 program”.

<<訳>>
A:ABCプロジェクトのプレゼンテーションの保存場所はわかりますか?
B:わかりません。おそらくですが、“2016 program”という名前のフォルダの中に見つけられるのではないでしょうか。

 会話は、いわば“キャッチボール”。「No」と伝える際は、なるべく相手にとって足しになることを添えるなど、誠意が伝わるように心がけたい。

(記事/柏野裕美)

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