2016年05月25日 08時00分
ビジネスに役立つ【英語知識】 「OK!」多様の危険性を紹介!
ビジネスマン必見! 「OK」を多様する危険性とは……?
ビジネスなどで英語のコミュニケーションをとる際に気をつけたいのは、「tone of voice」(口調)だ。国内ではチャットスタイルのコミュニケーションが浸透しつつあるが、時差があったり、距離があったりするような相手とは、メールのトーンは意識的に気をつけたい。
例えば、「Okay!」という言葉にしても、使い方によっては 「オッケー!」「了解!」という意味にならないことがある。次の例文を見てみよう。
<<例文1>>
A: I’m not sure exactly what you are trying to say.
B: Okay. I will ask someone else.
<<訳>>
A:あなたが言わんとしていることがいまいち理解できません。
B: わかりました。ほかの人に聞いてみます。
<<解説>>
Bさんの立場でAさんからこのような返事をされた場合、質問の仕方が不適切、もしくは不十分だったかもしれないという意識を働かせる必要がある。プライベートはさておき、ビジネスでのメールは、相手がどんなアクションを取ればいいのかを明確に伝えるのが基本。それを達成していない時点で、メールの書き方を改善する必要があるのだ。こういった状況では、Okayとは添えているけれども、A さんにしてみれば、「あっそう」と言っているかのように感じることもある。
相手の気分を害したのではないかと思う返事が来たら、「Okay. I will ask someone else.」ではなく、今さらでもメールで質問した背景を説明した上で、「I will contact someone else who may know this matter.」で締めくくるような書き方が適切だ。もし、Aさんから誰にコンタクトを取ればいいかアドバイスをもらえるならお願いしたいという場合には、「Please let me know if you have someone in mind to whom I shall get contact with.」と付け加えるといい。
<<例文のBさんの返事を改善すると>>
A: I’m not sure exactly what you are trying to say.
B: I see. I thought that you might be the best person to ask regarding ABC project since you have been managing the schedule. I will contact someone else who may know this matter. Please let me know if you have someone in mind to whom I shall get contact with.
<<訳>>
A:あなたが言わんとしていることがいまいち理解できません。
B: なるほど。ABCプロジェウクトのスケジュール管理をされているので、あなたに聞くのがベストだと思っていました。本件に関して知っていそうな 方にご連絡をしてみます。もし、コンタクトをすべき人をご存知でしたらご教示ください。
いかがだろうか。シチュエーションは様々だが、ビジネスではちょっと聞いてみようという軽い気持ちでメールをしたとしても、相手の返事から読み取れることには敏感になった方がいい。正しい英語を書くことも大事だが、日本語で置き換えた時におかしいと感じることは英語にしてもおかしいものだ。
(記事/柏野裕美)
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