2016年05月26日 08時00分
ワーホリ先に“ラピュタの城”!? 世界遺産も堪能できる新たな協定国を紹介
天空の城ラピュタのモデルにもなったスロバキアの世界遺産『スピシュスキー城』
近年渡航者が増えているワーキングホリデー。そのワーホリに6月1日から東欧のスロバキアが追加される。とはいえ、同国に馴染みがない人も多いはずで、すぐに渡航先の選択肢にはならないだろう。そこで今回は、スロバキアがどんなところかを簡単に紹介していく。
■スロバキアとは…
スロバキアは、人口544万人、面積49.035平方キロメートルで、日本の約1/7(北海道の約3/5)の大きさを持つ国。首都はブラチスラバで、「ヨーロッパ圏で最も退屈な首都」と言われるほど落ち着いた街とされている。
通貨はユーロ、言語はスロバキア語で、最近では英語が話せる人も多いという。気候は、冬で東京より気温が低い程度。夏は過ごしやすく日本同様に四季がある。立地は、チェコ共和国、ポーランド、ウクライナ、ハンガリー、オーストリアと隣接していて、ブラチスラバを起点に様々な東欧諸国へ行くことができる。
■見どころ&オススメ
見どころは様々あり、その一つが世界自然遺産・文化遺産が7つあること。その中でも、「レヴォチャ、スピシュスキー城とその関連文化財」は特にオススメ。小高い丘の上にある大きな古城「スピシュ城」は、人気ジブリ作品『天空の城ラピュタ』のモデルになったとも言われており、映画『ドラゴンハート』などのロケ地にもなっている。
そのほか、ハンガリーとスロバキアにまたがる世界遺産の「アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群」では、万年氷が詰まっているドブシンスカの氷の洞窟などが人気だ。
また、西欧の物価よりも比較的物価が控えめなことも魅力の一つ。ランチで650円ほど、ディナーが1000円ほどで味わえる。ドナウ河が流れる自然豊かな町並みも見どころで、川のほとりでのんびりできるほか、少し田舎に行けばブナの原生林や鍾乳洞など、雄大な自然が感じられる。
さらに、アクセスの良さにもぜひ触れておきたい。5つの国と国境が接しているので、スロバキアを基点に東欧を満喫できる。特に、オーストリアのウィーンは、「世界一距離が近い首都」として知られており、鉄道やバスを使うと30分ほどで移動できる。隣接のチェコやハンガリー、ウクライナ、ポーランドにも気軽に行けるのは、ワーホリで訪れる土地としてはメリットといえるだろう。
ワーキング・ホリデー制度は、1980年12月にオーストラリアと日本の間で初めてスタート。現在は14ヶ国以上の協定国があり、18歳から30歳の日本国民に1〜2年の滞在許可が与えられ、就学・就労などが可能となっている。近年は、3年連続で渡航者が増加中で、2013年度のビザ発給数は2万845人に到達している。
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