2015年09月09日 09時20分

音楽&映画で「英語」が身に付く3つの方法 誰でも無理なく実践可!

洋楽からお気に入りの1曲を見つけて「英語」を習得してみては? [拡大する]

洋楽からお気に入りの1曲を見つけて「英語」を習得してみては?

 以前に、『【英語】ネイティブレベルになる学習法「5選」』(関連記事を参照)で、ネイティブに近づくために留学経験者が実践した英語学習法を紹介した。今回は、その中でも多くの人が興味のある「音楽」と「映画」に絞って、より詳しく解説していく。

■「音楽」を聴いて覚える方法

 やり方自体は非常に簡単で、日本にいても誰でもできる。まず、好きな洋楽アーティストのCDを用意し、一番好きな一曲を選ぶ。できるだけ英語が聞き取りやすく、一緒に歌いやすいバラードかポップな曲がオススメだ。

 一曲選んだら、英語の歌詞と日本語の訳詞の両方を用意する。日本語の歌詞を一通り見て、その曲でどのようなことが歌われているのか理解する。次に、英語の歌詞を見ながら曲を聴く。何度も聴いて、最初はサビの部分から、徐々に曲全体を歌詞を見ながら英語で一緒に歌ってみる。

 大声で歌う必要はなく、家族と同居している場合や集合住宅の場合は、周囲に聞こえない程度で声を出せば十分だ。カラオケが好きなら、カラオケに行って歌うのもいいだろう。

 これを何度も繰り返し、サビの部分だけでも英語の歌詞を見なくても歌えるようになろう。歌う時のポイントは次の3つだ。

【1】発音を完全に真似する
 恥ずかしがって日本人英語の発音をしてはいけない。「R」や「TH」など、歌手の発音をそのまま真似しよう。

【2】日本語の意味を考えながら歌う
 「ここの歌詞はこういう意味だった」とか「この単語はこういう意味もあるのか」など日本語の歌詞を思い出しながら歌おう。これを繰り返すと、日本語の歌詞を見なくても曲の内容が分かるようになる。

【3】とにかく楽しむ!
 せっかくやるのだなら、思いっきり楽しむことが大事! 英語学習のコツは、とにかく続けること。続けるコツは、楽しむことだ。

 音楽を聴くことでリスニング力が鍛えられるだけでなく、単語・イディオムなどの語彙、発音を鍛えることにも効果的だ。ポップな曲なら最近の若者が使う言葉や言い回しが歌詞に登場することが多いので、そのまま実際の会話の中で使ってみるとさらに効果があるだろう。

■「映画」を観て覚える方法

 英語学習に最適な映画・ドラマを選ぶポイントは、次の3つだ。

【1】内容が複雑なものは避ける
 SF、スパイ、政治・医療関係など、日本語で見てもややこしそうなものは避けて、日常生活に近いラブストーリーやコメディ、ラブコメディ、アニメを選ぶといいだろう。

 医療系・警察系のドラマが好きな人も多いだろうが、autopsy(検死、解剖)やTOD (time of death; 死亡推定時刻)などの専門用語を覚えても、実際の日常生活で使うことはあまりない。

【2】これから行く予定の国の映画・ドラマを選ぶ
 これから海外に行く予定がある場合は、これから行く国の映画やドラマを選ぶのがおすすめだ。

 日本語に方言があるように、英語にも国や地域によって方言のようなものがある。良い例がアメリカ英語とイギリス英語で、イギリスへ留学するのにアメリカ映画ばかり観ていると、実際にイギリスへ行った時に英語が聞き取れなくて戸惑ってしまう可能性もある。

【3】何度観ても飽きないものを選ぶ
 最近は、DVDで映画やドラマを観ることが多いと思うが、DVDには音声が英語と日本語の両方あり、サブタイトル(字幕)を付けることもできるので、英語学習には最適だ。

 サブタイトルを追うのが苦手な人は、まず日本語音声で観てみよう。これで内容を理解したら、次は英語音声で日本語のサブタイトルを付けて観る。何度も観て内容やセリフが頭に入ったら、最後に英語音声でサブタイトルも英語にして観賞しよう。

 セリフをサブタイトルの文字で追うことで、単語と発音を確認する。さらに、イントネーションやアクセントの位置まで確認できると、さらに効果は高まる。

 DVDのほかにも、ネットで映画のscript(台本)を探し、それを見ながら映画を観るという方法もある。同じ映画・ドラマを観るという方法でも、様々な方法があるので、自分に合った方法で楽しく学ぼう。

(記事/THE RYUGAKU)

>><前回記事>ネイティブレベルになる“英語”学習法「5選」

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