2016年12月04日 11時10分
実は異なる「カナダ英語」と「アメリカ英語」 3つの違いを紹介!
「カナダ英語」と「アメリカ英語」の違いわかる? 主な3つの特徴を紹介!
同じ北米に属するカナダとアメリカ。両国ともに英語が公用語とされているが、実はそれぞれで異なる部分がある。一体どのような違いがあるのか、今回紹介していきたい。
【1】スペル
カナダで使われている英語は、イギリスと同じものが多い。例えば、「colour」(アメリカでは「color」)や「check」(アメリカでは「cheque」)だ。
その一方で、「realize」や「organize」など語尾が「〜ize」で終わる動詞は、イギリスのように「〜ise」とするのではなく、アメリカと同じ綴りで通じるという特徴もある。
【2】発音
発音もアメリカ英語と異なるものがある。
・「z」の音
アメリカで「z」は「ジー」と発音するが、カナダでは「ゼッド」と言う。「ジー」と発音するのはアメリカ特有で、カナダを含めほかの地域では、イギリス英語にならって「ゼッド」と言うのが一般的だ。
・「o」の音
「o」は、アメリカでは口を横に広げて「ア」と発音するが、カナダでは少し口をすぼめるため、「オ」に近い音で聞こえる。例えば、サイトドメインの「.com」をアメリカでは「ダッカーム」と発音するのに対し、カナダでは「ダッコム」となる。
ほかにも「about(アバウト)」をカナダでは「アブート」、「genuine(ジェニュイン)」を「ジェニュワイン」と発音するなどさまざまある。
【3】カナダ特有の表現もある
カナダ特有のユニークな表現もある。代表的なものを3つ紹介しよう。
・「〜eh」
カナダ英語のスラングで、日本語でいう「〜だよね?」「〜だね」の意味。「It’s hot today, eh?(今日、暑いよね?)」のように使う。
・「pop」
炭酸飲料のこと。アメリカでは「soda」だが、カナダと同様に「pop」を使う地域もある。
・「open/close the light」
アメリカ英語でいう「turn on/off the light」のこと。電気をつけたり(open)、消したり(close)するときに使われるもので、ヨーロッパ移民が自国語を英語に直訳して生まれた表現だといわれている。
カナダ英語はアクセントや訛りがなく、発音がきれいなため、アメリカ英語に比べて聞き取りやすい。機会があれば覚えてみるのもいいだろう。
(記事/THE RYUGAKU)
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