『ハリー・ポッター』の意外な楽しみ方!? イギリス英語とアメリカ英語の大きな違い

今月23日に公開するハリー・ポッター新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(C) 2016 Warner Bros. Ent.  All Rights Reserved. [拡大する]

今月23日に公開するハリー・ポッター新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(C) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 世界中で大ヒットした『ハリー・ポッター』シリーズ。今月11日には続編小説『ハリー・ポッターと呪いの子』が日本で発売され、23日には新シリーズとなる映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開予定。また、来年5月にはフランスで“魔法魔術学校”がファン向けに開校されるなど、まだまだ話題が尽きない。

 映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、原作者J.K.ローリング氏が原作・脚本を手掛けており、舞台はロンドンからニューヨークへ。主人公は、ハリー・ポッターたちが使っていた教科書『幻の動物とその生息地』の著者で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーだ。

 ここで注目したいのは、舞台がアメリカに移ったことで、セリフにも変化が出ているところ。

 例えば、魔法使いではない“普通の人間”を、物語のなかでは「Muggle(マグル)」と呼ぶ。新シリーズでも、イギリス人に対しては「Muggle」だが、アメリカ人は「No Magic(ノー・マジック)」の省略形「No-Maj(ノー・マジ)」と話している。このようにイギリス英語とアメリカ英語の違いが楽しめるのも魅力のひとつだろう。

 そもそも『ハリー・ポッター』の小説も、オリジナルのイギリス版と、アメリカ版が存在する。文化的背景や一般的に使用されている単語の違いなどにより、アメリカ版ではオリジナルと異なる表現が使われているのが特徴だ。第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』のタイトルも、両者の間では以下のように異なる。

イギリス版/Harry Potter and the Philosopher's Stone
アメリカ版/Harry Potter and the Sorcerer's Stone

 “賢者の石”は、中世ヨーロッパの錬金術に関連した用語で、英語では本来「Philosopher's Stone」と書く。イギリスではこの表記で意味が伝わるが、アメリカでは「philosopher」は「哲学者」を連想させ、小説のイメージから離れてしまう。また、もとは児童向けの小説であり、よりわかりやすくするためにも、アメリカ版では「sorcerer」に変更されたといわれている。

 このほかにも、イギリス版とアメリカ版にはさまざまな英単語の違いがある。同じ内容が描かれていても、文化によって違いがあるのだ。その背景を理解しながらチェックしていくと、英語力アップにつながるかもしれない。

【文/寺本亜紀】

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