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“神授業”でおなじみ関先生が教える「TOEICはこんな時役立つ!」

【関正生先生(6)】TOEIC人気講師が教えるスコアアップのコツ

 日常で使う英語も、国内と海外では、生活環境が異なる。TOEIC講師歴20年の関正生先生によると、TOEICテストに出題されている日常会話の多くは海外を想定しているという。そのため、受験生はTOEICを学習することは実用的ではない、と感じてしまうと指摘する。今回は、「この勉強役に立ってる?」と不安な受験生がピンとくる【TOEICテストの実用性】について掘り下げてみる。

Vol.6:TOEICは「2年後のあなた」が使うもの!? ホースや芝生は必須単語!

  • “神授業”でおなじみ関先生が教える「TOEICはこんな時役立つ!」

―――TOEICは役に立つとのことですが、もっと具体的に教えてください。

関正生先生(以下、関先生) TOEICは「日常生活とビジネス」がテーマです。ビジネスパーソンからすれば、日常生活は関係ないと思われがちです。しかしながら、仕事で海外に赴任することもあれば、移住することもある。そうすると、hose(水撒きをするホース)やlawn(芝生)といった単語が、よく出てくる理由がわかってきます。

 なぜなら、海外に赴任した時に家に住む場合、芝生がついてくることがあるから。芝刈りをしないといけないのでlawnという単語を知っておく必要がある。 芝刈り機とかシェルター(shelter)もそうです。

 日本人はシェルターと聞くと核シェルターを思い浮かべるかもしれません。国内でシェルターという言葉を使う機会があまりないので。海外ではバス停の屋根もシェルターといいます。

―――日常的に使う単語が、国内と海外では異なるんですね。

関先生 実際にビジネスの中でシェルターを使うことはないとしても、 ビジネスで赴任して海外に住むことになると、日常では使う単語になります。シェルターとか芝生、引越し業者などは覚えておくと使うシーンが出てきます。

 日本でしかビジネスをやっていない人が受験をして、その日常生活の単語にピンとこなかったり無駄だと思ったりするのは、使うことがないから当たり前なんです。

 話を戻すと、日常生活の英語をいつ使うのかって言うと、 今TOEICを受けているあなたの2年後のことかもしれない。

―――というと?

関先生 「ビジネス英語」というか普段のビジネスシーンで使う単語と、 テストの中に出てくる単語はかなりかぶる。だから TOEICを受けてビジネス単語を覚えていかないとなかなかビジネスで対応する英語力の基礎はついてこない。TOEICに出てくる程度の単語ぐらいは覚えておかないと。

 以前、外資で使う単語をリストアップしてみたのですが、 TOEICを意識せずに作ってみたにも関わらず、実際には、ほぼテストに出てくる単語とかぶっていました。

 もちろん社内の中でしか使われない単語とかもあるので、すべてとは言えませんが、出題される単語を知らずにビジネスをするのは危険。TOEICの問題はよくできている。

 そこにプラスアルファで、自分の会社でしか使わない単語や業界用語を覚えていくようにすればいいと思います。
  • TOEIC講師歴20年、関正生氏

【プロフィール】
関 正生(せき・まさお)
スタディサプリ講師。慶應義塾大学文学部(英米文学専攻)卒業。TOEICはほぼ全ての公開テストを受験し、問題分析や傾向変化を研究。990点満点を取得しつづけている。2016年からの新形式問題でも満点取得済み。
著書『世界一わかりやすいTOEICテストの授業』(KADOKAWA)などの「世界一わかりやすい」シリーズはベストセラーとなり、多くの世代の学習者に読み継がれている。
過去教鞭をとった予備校では、250人教室満席、朝6時からの整理券配布、立ち見講座、1日6講座全席満席なども。
【Information】
■スタディサプリ:https://studysapuri.jp/course/teachers/sekimasao/(外部リンク)
■twitter:@sekimasao(外部リンク)

(文:柏野裕美)

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