2017年07月12日 10時45分
ビジネスに役立つ【英語知識】シリコンバレーに学ぶ“自社紹介フレーズ”
シリコンバレー流の“自社紹介フレーズ”とは? ビジネスマンは必見
アメリカ・カリフォルニア州のIT企業が密集する地域、通称シリコンバレーには、AppleやGoogle、Facebookなど最先端の技術力を競う企業が名を連ねる。AI(人口知能)をはじめ、世界的な半導体メーカーのNVIDIAもシリコンバレーに拠点を置いている。現地で活躍する経営者・上層部たちのインタビューが掲載された書籍『BeNative! ITの英語』(SMATOOS著)には、そんなNVIDIAの自動車担当シニアディレクターであるダニー・シャピーロ氏のインタビューが収録されている。
そこで今回は、同書から堅苦しさのない会話の受け答えフレーズや、ビジネスでの自己紹介で使える英語表現を抜粋して紹介していきたい。
「NVIDIA is a company that a lot of people have probably heard of if they play video games.」
エヌビディアは、テレビゲームをする人なら、恐らく多くの人が聞いたことがある企業です。
<解説>
会社を紹介するときに、いきなり半導体などの専門技術や業界用語を並べると、相手に理解されないことがある。ここでは、「〜をする人であれば、聞いたことがある名前です」といった話し方をしている。製品や技術の説明が、一般の人に分かりにくい場合は「どういう人に馴染みがあるか」を最初に説明すると、相手に伝わりやすくなるだろう。
以下の「XXX」と、if以下の「〜」を自分の会社に置き換えて使ってみよう。
「XXX is a company that a lot of people have probably heard of if they〜.」
XXX社は、〜する人であれば、恐らく多くの人が聞いたことがある企業です。
会社を一言で紹介する言い回しはさまざまある。例えば「provide(提供する)」や「specialize(専門にする)」なども、会社紹介のフレーズでよく使われる。使い方としては、次のような例がある。
「ABC is a company established in 2007, providing fintech solutions that help manage your financial planning.」
ABC社は2007年に設立された会社で、フィナンシャルプランニングを管理する財務テクノロジーを提供しています。
「ABC is a company specializing in fintech solutions that help people manage their financial assets in an effective way.」
ABC社は財務・金融テクノロジーに特化した会社で、財務的資産を有効活用する支援をしています。
また、上記のフレーズから覚えておきたいイディオムは以下の通り。
・have heard of〜(〜について聞いたことがある)
・「provide〜that help(s)…」(…するのを助ける〜を提供している)
・「specializing in〜」(〜に特化した)
ビジネスで自己紹介をするときは、まずは会社の事業を紹介するもの。たとえ素晴らしい技術であったとしても、細かいことを話しすぎると、冗長になるだけではなく、相手の記憶にも残らない。自社を覚えてもらうためのキーワードを選び、ワンセンテンスで伝えられるよう意識しよう。
(記事/柏野裕美)
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