2016年01月16日 10時10分

スマートな英文を書くコツとは? ポイントを簡単紹介!

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読みやすい英文を書くにはそれぞれの単語の“使い方”がポイント?

 海外にいる友人へのメッセージや外資系企業でのビジネスメールなど、英文を書く機会は様々。そんなとき、自分が書いた文章を最後まで読んでもらうには、わかりやすく正確な文章を書くことが大切だ。読みやすい英文を書くには、不要な単語を削ったり、ほかの単語に置き換えたりすることがポイントとなる。そこで今回は、読みやすい英文を書くコツを紹介していこう。

【不要な単語/置き換えられる単語】
■that
 接続詞の「that」は、長い文章や複雑な文章内でよく使われる。省略可能な単語である一方、余分な英単語でもある。接続詞の「that」を含む文章を書いた際には、まずその文章を声に出して読み、次に「that」を省略して読んでみよう。「that」を省いても意味が通じるなら、その文章に「that」は不要だ。また、「人」について言及する時は、「that」ではなく「who」を使った方がよりスマートになる。

■went
 「went」は「〜に行った」という意味で使われる機会が多いが、「drove」「skated」「walked」「ran」などの単語を使うことで、よりスマートになる。文章の長さを変えることなく、かつ“どのようにしてその場所へ行ったのか”という情報を加えることができ、動きのある文章がつくれるだろう。

■just
 「just」は口語でよく使われる単語だけに、文章の中で使うと、文全体が説得力に欠けてしまう。「ちょうど」「今まさに」という副詞として使うのはもちろんのこと、「公平な」という意味の形容詞として使う場合も、「equitable」「fair」「even-handed」「impartial」などのほかの単語を使った方が、文章に説得力を持たせることができる。

■thing
 「thing」は、「もの/こと」を指す単語。便利であるがゆえに頻繁に使ってしまいがちだが、「thing(s)」と表現したものが何なのかを正確に表す必要がないのなら、その文章自体が不要となる。

【使い方に注意が必要な単語】
■absolutely、very、really、amazing
 上記の4つの単語は、どれも物事を強調する時に使われる副詞だ。1つくらい使う分には問題ないが、連発すると冗長で手抜きな印象を与えてしまうため注意しよう。

 日本語に例えると、若者が「超」や「めちゃくちゃ」という単語を連発する感覚に近い。日本語にも多くの形容詞・表現があるのと同様に、英語にも様々な形容詞・表現がある。的確な形容詞・表現を使えば、これらの単語を連発する必要はなく、深みのある文章にすることができるだろう。

■literally
 「literally」は、日本語に訳すと「文字通りの」という意味。起こったことをありのままに述べ、誇張は一切ないという意味だが、英語でも日本語でも間違った使い方をしている人が多い。日本語を例に挙げて解説しよう。

○ 天気予報番組とは、文字通り天気を予報する番組のことである。
× 友人のケンカの仲裁に入ったが、2人の仲はより一層険悪になり、文字通り火に油を注いでしまった。

 「火に油を注ぐ」というのは、騒ぎを一層大きくしてしまうことの比喩表現で、この文章では、本当に火に油を注いだ訳ではない。従って、この文章では「文字通り」という単語は不要となる。

 日本語と同様、英語でも間違った使い方をしている人が非常に多いので、「literally」という単語を書く前には、本当にその出来事が真実なのかを確認しよう。

■may be
 この単語が文章中にあると、全体が不確かな印象になってしまう。特に自分の意見を述べる時に「may be」を使ってしまうと、説得力がなくなってしまうので、使い方には注意しよう。

 自分の文章を最後までスムーズに読んでもらうには、読者を惹きつける必要がある。ダラダラと長い文章では、読者はすぐに飽きてしまうだろう。読みやすい英文を書くことは容易ではないが、今回紹介した単語を意識して、簡潔で正確な文章を心がけよう。

(記事/THE RYUGAKU)

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