2016年07月26日 08時20分
ビジネスに役立つ【英語知識】 相手の意見に賛成できない時の表現
話し合いをスムーズにするためにも、相手の意見に賛同しない場合の表現をおさえておこう
相手の意見に賛成できない時や否定する時の表現は、ビジネスシーンでも多く使われる。だが、頭ごなしに否定的な発言をすると、正しい意見でも悪い印象を与えかねない。どんな意見でも、まずは相手の言っていることを受け入れることが大切だ。
そんなときに使えるのが、「しかしながら」や「でも」など、逆接を意味する「however」である。「but」でもいいが、ビジネスでは「however」をオススメしたい。「相手を認める」+「however」+「認めたことを否定する。もしくは、違う提案をする」という会話の流れだと、否定された相手も一度は認められたので、さほど嫌な気分にはならないだろう。
<<例文>>
Yes, I understand what you mean. However, I think you should consider other options before you make such a big decision.
<<訳>>
はい、おっしゃることは理解しています。しかしながら、そのような大きな決断をする前にほかの選択肢についても検討できるのではないかと思います。
<<例文>>
I agree with you. However, I have concerns on how this change may affect user experiences of our service, even though it could be cost effective for us.
<<訳>>
あなたに賛成です。しかしながら、私たちにとって費用対効果の良い策ではあっても、この変更により、私たちのサービスにおけるユーザーエクスペリエンスにどう影響するかを懸念しています。
<<例文>>
That’s a good point, however, we have to evaluate how our customers respond to the recent changes we made, before we start discussing your point.
<<訳>>
良いポイントですね。しかしながら、そのポイントについて話し合いをする前に、私たちが変更した点に対するお客様の反応を評価する必要があります。
上記の例文から「however」を取り除いてしまうと、少しアグレッシブな口調になってしまう。全否定的な発言だと、相手の言っていることを理解していないようにも捉えられるので、十分注意したい。
下手な誤解を招くことなく、建設的な話し合いをするためにも「however」は上手に使いこなそう。
(記事/柏野裕美)
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