2015年07月24日 09時30分
電話で使える英語“豆知識” 正しいスペル確認の方法とは?
英語で正しいスペル確認の方法はどうやる?
日本語でも英語でも電話応対で大切なのは、相手が話すことを確実に聞き取ること。名前や会社名は聞き取りにくいこともあり、注意が必要で、発音が似ている「d」と「t」、「n」と「m」などは特に、間違えやすい。そんな時のために、スペルを確認する癖を付けるいいだろう。そこで今回は、国際スタンダードにもなっている「NATO phonetic alphabet」 を紹介したい。
■スペルを確認する場合
Could you spell your name and your company name?
お名前と御社名のスペルを教えていただけますか?
相手が「I’m Jane Wong from XPC Company.」であった時、「Jane Wong」と「XPC Company」のスペルを言ってきます。ここで、正確に聞き取れたかを確認するために、あなたが書きとめたスペルを相手に伝える必要がある。
その時に大事なのは、アルファベット26文字それぞれが頭文字になった単語をマスターしておくこと。覚えるのが難儀であれば、電話の近くにメモとしておいておけばOK。
参考にするには、国際的にもスタンダードになっている「NATO phonetic alphabet」がオススメ。NATOと聞くと軍用のイメージがあるかもしれないが、外交の世界でも使われている。これを知っていると知識人と認められるかもしれない。アルファベット全26字は、「A」から順番に下記のとおりになっている。
▼「NATO phonetic alphabet」
「A ― Alfa」「B ― Bravo」「C ― Charlie」「D ― Delta」「E ― Echo」「F ― Foxtrot」「G ― Golf」「H ― Hotel」「I ― India」「J ― Juliett」「K ― Kilo」「L ― Lima」「M ― Mike」「N ― November」「O ― Oscar」「P ― Papa」「Q ― Quebec」「R- Romeo」「S ― Sierra」「T ― Tango」「U ― Uniform」「V ― Victor」「W- Whiskey」「X - X-ray」「Y ― Yankee」「Z ― Zulu」
これを踏まえて、「Jane Wong」のスペルを確認する場合は下記となる。
Let me spell your name to confirm that I got your name correctly. J for Juliett, A for Alfa, N for November, E for Echo, W for Whiskey, O for Oscar, N for November, G for Golf.
お名前のスペルを読み上げますので、間違えていないか確認をさせてください。J for Juliett…。
■メールアドレスの場合
ちなみに、メールアドレスを確認する場合は、数字をどのように言えばいいのか悩むかもしれない。例えば、「4」が入る場合は「ナンバー フォー」と言えばよい。
さらに、メールアドレスのドメインの前につく「@」は「アット」で、 前置詞の「at」と発音は同じ。人によってはat-sign「アットサイン」と表現することもある。
「info@」や「support@」といった一般的なアドレスは、わざわざアルファベット1文字1文字、単語を読み上げなくても通じることが多い。だが、自分の発音に自信がない場合は、念のため、読み上げたほうが無難といえる。
相手の名前、社名を正確に聞き取るのはもちろんだが、自社商品の問い合わせ先のメールアドレスや自分のメールアドレスくらいはスラスラと伝えられるよう、備えておこう。
(記事/柏野裕美)
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