2018年01月16日 08時20分
「low(低い)」と「law(法律)」…日本人が間違えやすい、音が似ている英単語10選
日本人が間違えやすい、音が似ている英単語10選(写真はイメージ)
どんなに英語っぽく発音しても英単語が正しく伝わらない、というのは日本人英語学習者の誰もが経験したことがあるのではないだろうか。完璧な発音である必要はないが、間違えやすいポイントさえ頭に入れておけば、格段に通じやすくなるのだ。今回は、特に日本人が間違えやすい発音の中から、10つを紹介する。
■まずは定番「L」と「R」
「L」と「R」の発音の違いはよく言われているが、意外と大切なのは【正しいスペルを知っていること】。「L」なのか「R」なのか、スペルがあやふやなままだと正しい発音、ひいては相手に正しく伝わることは不可能になる。
【1】rice(白ご飯)/lice(シラミ)
海外のレストランでメニューに “rice” が見つけられず、カタカナ発音で “Do you have ライス?” と聞くと、“lice” に聞こえてしまう可能性も。
【2】fry(揚げる、炒める、揚げ物)/fly(飛ぶ、ハエ)
“fries(ポテトフライ)” が “flies(ハエ)” にならないよう、食べ物関係で使う場合は “fry” になることをぜひ覚えておきたい。
【3】play(遊ぶ、演奏する)/pray(祈る)/prey(獲物)
“pray/prey” は発音が同じだ。地震などの大きな自然災害に見舞われた地域があると、“Pray for Fukushima” のようなフレーズが使われるが、“play” では意味が大きく変わってしまう。
【4】low(低い)/row(列)/law(法律)/raw(生の)
「L/R」に加え「ow/aw」の発音の違いもあり、正しく発音するにはやはりスペルを思い浮かべることが大事だ。“raw fish” を “low fish” と発音してしまうと、残念なほど通じない。
■「TH」と「S」
「TH」の音が使われている単語はとても多い。日本語にはない音なので練習が必要だが、真っ先に習得したい発音の1つだ。
【5】think(考える、思う)/sink(沈む、沈める)
“think” は何かと会話で使う機会の多い単語だが、“sink”と発音してしまう人は意外と多い。“I think(私は思う)” が “I sink(私は沈む)” にならないように気をつけたい。
【6】thick(厚い、濃い)/sick(病んでいる)
“thick steak(分厚いステーキ)” が “sick steak(病んだステーキ)” にならないように。“sick” は「カッコイイ」という意味のスラングで使う若者も多い。
■「A」と「U」
意外と盲点なのが、母音の「A」と「U」。「A」と「U」の違いだけで意味が変わってくる単語を2組紹介しよう。
【7】fan(ファン、扇)/fun(楽しみ)
「換気扇、扇風機、うちわ」という意味の “fan” は “fun” とは違う発音だ。日本人はどうしても “fun” の発音になってしまいがちなので注意したい。
【8】staff(職員)/stuff(もの、こと、持ち物)
「職員、従業員」という意味で「スタッフ」は日本語にもなっているが、カタカナ読みだと “stuff” に近くなってしまう。“my staff(私のスタッフ)” が “my stuff(私の持ち物)” にならないよう気をつけよう。
■その他の発音が紛らわしい英単語
【9】lose(失う)/loose(ゆるい、固定していない)
“loose” を「ルーズ」と発音する間違いが多いが、正しくは濁らない「ルース」だ。昔、女子高生の間で流行った「ルーズソックス」は「ゆるい靴下」なので “loose socks” で「ルース ソックス」が正解。「ルーズ」と濁ると “lose” になって意味が大きく変わってしまう。
【10】sit(座る)/shit(大便)/sheet(1枚の紙)
「S」と「SH」も日本人が間違えやすい発音の1つだ。“seat”と“sit” を日本語の「シ」で発音してしまうと、それぞれ “sheet”、“sit”と誤解されてしまうので気をつけたい。
記事/日刊英語ライフ
ニュージーランドを拠点に活動するYoko Osadaによる英語コラムサイト(https://kiwi-english.net/)。ネイティブから学んだ使える英語と多くの人がひっかかりそうな文法・フレーズなどを「簡単に分かりやすく」日刊で紹介している。
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