2017年09月03日 11時00分
“street”と“road”どちらを使う? 似ている意味を持つ英単語【5組】
似た意味を持つ英単語の使い分け方をご紹介
“road” と “street” のように日本語訳が同じ(または似ている)複数の単語の使い分けに悩まされたことがある英語学習者は少なくないかもしれない。日本人が引っかかりやすい、似たような意味を持つ名詞を5組紹介しよう。
■street/road
“street” とは一般的に町中にある「通り」を表す。その片側もしくは両側に店や家、建物が並んでいるイメージだ。それに対して “road” は「車両が通る固められた道」という意味で、どこかとどこかを繋ぐ舗装された「道路」というニュアンスがある。
<例文>
・I saw her walking down the street.
(彼女が通りを歩いているのを見ました」
・There were lots of cars on the road this morning.
(今朝は道路が(車で)混んでいました」
■trip/travel
一般的な「〜への旅行」という名詞の意味で使うのは “trip (to 〜)”、「旅行する」という動詞の意味で使うのが “travel” だ。“trip” は「〜に旅行する」という使い方はできないので、この2つを混同しないように注意しよう。
<例文>
・How was your trip to Italy?
(イタリアへの旅はどうだった?)
・I'm traveling* on my own. *イギリス英語では “travelling”
(私は一人で旅行しています)
■hospital/the doctor('s)
風邪をひいて体調が悪い時に「病院に行ってくる」と言うのは日本語では普通のことだが、これを直訳して “go to hospital” と言うのは違和感がある英語だ。“hospital” とは入院・手術施設があるような病院や、紹介状をもらって行くような専門科が複数ある大きな病院を指すからだ。軽い病気の場合には “see a doctor”、“go (to) see a doctor”、“go to the doctor('s)” が一般的だ。
<例文>
・Ken was taken to hospital after a crash.
(ケンは衝突事故の後、病院に運ばれた)
・I'm going to the doctor's tomorrow morning for a check-up.
(明日の午前中、健康診断をしに病院へ行きます)
■salary/wage
“salary” とは決められた「年間給与」のことで、それを毎月ごとに分割してもらうのが一般的。働いた時間によって額は変動しない。それに対して、働いた時間によって額が決定するのが “wage”。こちらは週払いや2週間払いなどが多くみられる。「時給」は “hourly wage (rate)” で表すことができる。
<例文>
・My annual salary is five million yen.
(私の年間給与は500万円です)
・My partner earns a good wage.
(私のパートナーはいい給料を稼いでいます)
■apartment/mansion
「アパート」と「マンション」は日本語になっているが、これらはそもそもの英語の意味とは別物だ。英語の “apartment” は「アパート(の1室)」だけではなく「マンション(の1室)」も含む。逆に、“mansion” は「大邸宅」「大豪邸」という意味なので、日本語の「マンション」と同義ではないことに注意しよう。
<例文>
・My apartment is on the third floor.
(私の(アパート/マンションの)部屋は3階にあります)
・The luxury mansion used to belong to Robert De Nito.
(その豪華な大邸宅はかつてロバート・デ・ニーロが所有していた)
記事/日刊英語ライフ
ニュージーランドを拠点に活動するYoko Osadaによる英語コラムサイト(http://kiwi-english.net/)。ネイティブから学んだ使える英語と多くの人がひっかかりそうな文法・フレーズなどを「簡単に分かりやすく」日刊で紹介している。
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