2017年08月27日 11時20分
日本人が間違えやすい意味が似ている英単語一覧【5選】
“job” と “work” のように日本語訳が同じ単語は多い 違いを紹介
“job” と “work” のように日本語訳が同じ(または似ている)複数の単語の使い分けに悩まされたことがある英語学習者は少なくないかもしれない。今回は日本人が引っかかりやすい、似たような意味を持つ英単語を5組紹介しよう。
■day/date
“day” は「日」だと覚えている人も多いだろう。だが、実際の意味は「1日」「日の出ている時間帯」「曜日」という意味であり、特定の「日」「日付」を表すには “date” の方が適切だ。
<例文>
・What day is it today?-It's Wednesday.
「今日は何曜日?」「水曜日だよ」
・What's the date today?-It's (August) 10th.
「今日は何日?」「(8月)10日だよ」
■mail/email
日本語では「Eメール」の意味で「メールを送る」「メールを受け取る」と言っても何も問題はないが、英語の “mail” はもともと「郵便(物)」「郵送する」という意味であることを忘れてはいけない。現代では “mail” が「Eメール」の意味で使われることもあるが、間違いを防ぐためには “mail” なのか “email” なのかをきちんと区別するのが確実だ。
<例文>
・Please mail the invoice.
「請求書を郵送してください」
・I have over 100 unread (e)mails in my inbox.
「受信箱に未読メールが100個ある」
■job/work
どちらも「仕事」と訳すことができるので混乱しやすい単語だ。“job” は「職」「職業」を表すのに対して、“work” は「するべき仕事」「タスク」や「職場」を表す。
<例文>
・I'm looking for a job.
「私は仕事を探しています」
・I have a lot of work to do today.
「今日はするべき仕事がたくさんあります」
■reservation/appointment
日本語ではどちらも「予約」と訳されることが混乱の原因になっているが、ニュアンスは全く違うのがこの2つ。“reservation” が意味する「予約」は、座席や部屋などを事前に確保しておくということ。それに対して “appointment” は、人と会うための約束を事前に取りつけておくという意味。
<例文>
・(レストランで)A table for two, please. -Do you have a reservation?
「2名ですが席は空いてますか?」「ご予約はございますか?」
・(歯医者で)I have an appointment with Dr. Brown at ten.
「10時にブラウン先生で予約しています」
■house/home
“house” は自分のもの・他人のものにかかわらず建物としての「家」を表すのに対して、“home” が表す「家」は自分(とその家族)が生活する場所としての「家」というニュアンスがあり、ぬくもりといった心情的なニュアンスを含むこともある。また、“home” は “go home(家に帰る)” や “get home(家に着く)” のように副詞としてもよく使われるが、“house” はこのような使い方はできない。
<例文>
・I keep my dog in the huose.
「私は犬を家の中で飼っています」
・I was at home when the earthquake struck.
「地震が起きた時、私は家にいました」
このような似たような意味を持つ紛らわしい単語の使い分けに悩んだ場合は、英英辞書を引いてみることをお勧めする。定義が日本語で書かれている英和辞典とは違い、英英辞典は英語のみで定義が書かれており日本語を介さないので、その単語が持つ本来の意味やニュアンスが理解しやすいのだ。英英辞典のアプリも手軽で便利なのでお勧めだ。
【記事/日刊英語ライフ】
ニュージーランドを拠点に活動するYoko Osadaによる英語コラムサイト(http://kiwi-english.net/)。ネイティブから学んだ使える英語と多くの人がひっかかりそうな文法・フレーズなどを「簡単に分かりやすく」日刊で紹介している。
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