2016年10月05日 08時20分
ビジネスに役立つ【英語知識】 言いにくい内容に添えるフレーズ
円滑なコミュニケーションを築くためにも、状況に応じて使い分けよう
日常会話であればその場の雰囲気で流してしまえることでも、ビジネスではそういうわけにいかないケースがある。相手を問い詰めるつもりはないが、疑問を明確にしておかなければ後に困った事態に発展しかねないからだ。
例えば、内容に自信を持って報告をしている人がいるとする。明らかに努力の賜物なのだが、それでも懸念すべきことを確認したい場合、言い方によっては相手を感情的にしてしまうかもしれない。そんな時は下記のフレーズを添えると、相手の心象を和らげられる。例文とともに見ていこう。
【1】 Please don’t take it personally.
(個人的な問題として捉えないでください)
<例文>
Please don’t take this personally. I am just asking what was discussed between you and our customer during the meeting yesterday.
「これは個人的なことではありません。昨日の会議中にあなたとお客様が話した内容を聞いているだけです」
【2】 This is not personal.
(私的ではありません)
<例文>
This is not personal, but, you seem to be too hard on her recently.
「私的ではありませんが、最近、彼女に厳しすぎませんか?」
【3】 Please don’t be offended.
(気分を害さないでください)
<例文>
Please don’t be offended by what I say. I don’t want you to take it personally. However, I have to say that your success is built upon the team work of your entire department, not just by you.
「私が言う内容に気分を害さないでください。個人的な問題として捉えてもらいたくありません。しかしながら、私が言わなければいけないのは、あなたの成功は部署全体のチームワークによるもので、あなたひとりによるものではありません」
このほかに、以下のようなフレーズもある。状況によっては相手を感情的にしてしまったり、誤解を招く場合もあるので、使う際は十分注意したい。
・I'm not trying to be harsh to you.
(あなたに厳しく当たろうとしているのではありません)
・I’m not trying to be hard on you.
(あなたに厳しくしようとしているわけではありません)
・I’m not accusing you of anything.
(なにもあなたを非難しているわけではありません)
このような表現は、言い方によって受け取る側の印象も大きく変わってくる。円滑なコミュニケーションをとるためにも、状況に応じてうまく活用したい。
(記事/柏野裕美)
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