TOEIC“神授業”講師によるリスニング上達法 beenは「ビーン」じゃなくて「ビン」か「ベン」
Vol.7:TOEIC“神授業”講師によるリスニング上達法 beenは「ビーン」じゃなくて「ビン」か「ベン」
『世界一わかりやすいTOEICテストの授業 Part1−4 リスニング』(KADOKAWA)
カタカナ読みで覚えてしまっている、中学校1年生レベルの単語に「弱形」はたくさんあります。本では一覧にして紹介していますが、theirとかfromとか、知ってる単語ばかりです。
TOEICテストのリスニングセクション Part1では、【be being + 過去分詞】と【have been + 過去分詞】はよく出ます。文字で見れば区別できても、聞き分けにくいのがbeingとbeenです。
beenは「ビーン」と習うことがよくありますが、ネイティブは「ビン」か「ベン」と発音します。beingも「ビーイング」ではなく「ビーィン」と覚えておくと聞き取りやすくなります。
「弱形」はリスニングの“最強の武器”。制することができれば、リスニング力は格段にあがるはずです。
関先生 例えば、ダンボールが積み重ねられている写真を見て、4つの選択肢から<Boxes are piled up in a warehouse.(倉庫に箱が積み重なっている)>という文を選ぶ。この時のpiled upは、「パイルドアップ」ではなく、「パイルダップ」と発音されます。
そもそも発音されていないから聞こえないのであって、聞こえるはずなのに聞こえないわけではありません。【be piled up】というフレーズを知っていても、聞き取れなければ、リスニングテストのスコアにはつながらない。リスニングが苦手だという人は、まず「弱形」をマスターすることに集中してみてはいかがでしょうか。
関 正生(せき・まさお)
スタディサプリ講師。慶應義塾大学文学部(英米文学専攻)卒業。TOEICはほぼ全ての公開テストを受験し、問題分析や傾向変化を研究。990点満点を取得しつづけている。2016年からの新形式問題でも満点取得済み。
著書『世界一わかりやすいTOEICテストの授業』(KADOKAWA)などの「世界一わかりやすい」シリーズはベストセラーとなり、多くの世代の学習者に読み継がれている。
過去教鞭をとった予備校では、250人教室満席、朝6時からの整理券配布、立ち見講座、1日6講座全席満席なども。
■スタディサプリ:https://studysapuri.jp/course/teachers/sekimasao/(外部リンク)
■twitter:@sekimasao(外部リンク)
(文:柏野裕美)