<上級編>第12回〜16回/イムランの「週末のできごとを英語で話してみよう!」
第12回 〜オクトーバーフェスト〜
イムラン:やあ、リサ、週末はどうだった?
Lisa: It was very good. Thanks for asking.
リサ:よかったわよ。お気遣いありがとう。
Imran: What did you do?
イムラン:何したの?
Lisa: I went to the Oktoberfest. Have you been to one?
リサ:オクトーバーフェストに行ってきたの。行ったことある?
Imran: No, I haven’t. What’s that?
イムラン:いいや、ないよ。何それ?
Lisa: Well, it’s a German beer festival, which starts at the end of April and ends at the beginning of October. The event takes place in various places. This year, they went from Odaiba to Hibiya Park to Nara and Tohoku, and then came back to Hibiya Park and Odaiba.
リサ:えーっとね、ドイツビールのフェスなんだけど、4月末に始まって、10月の初めに終わるの。イベント自体は色々なところでやるの。今年はお台場、日比谷公園、なら、東北に行って、日比谷公園とお台場に帰ってきたの。
Imran: Wow, that’s a really long festival!
イムラン:へえ、すごい長いフェスだね。
Lisa: Well, they have this event for one-week to ten days every month from April to October, so it’s not everyday.
リサ:ていうか、1週間から10日ぐらいのイベントを毎月4月から10月までやるの、だから毎日じゃないの。
Imran: But, still, the organizers must be really busy.
イムラン:でも、それでも主催者は絶対に忙しいよね。
Lisa: I’m sure they are. I wonder whether all the shops also move around with them.
リサ:忙しいだろうね。お店も全部、一緒に移動するのかな?
Imran: That must be so much work. I don’t drink beer, but I’d love to go and enjoy the atmosphere.
イムラン:それは大変そうだね。僕はビールはあまり飲まないんだけど、雰囲気だけでも味わいに行きたいな。
<Imran MEMO>
今回のポイントは「I wonder +」です。何かを不思議に思う時は、「どうなんだろう?」と思う時に使う表現です。上級では、「〇〇なのかなあ?」という意味合いで使われています。
I wonder whether all the shops also move around with them.
=お店も全部、一緒に移動するのかな?
I wonderの後は、whyを付けて、「I wonder why」(なんで〇〇なのかなあ?)という文も作れます。他にも色々と見てみましょう。
I wonder who(誰が〇〇なんだろう。)
I wonder where(どこで(で)〇〇なんだろう。)
I wonder when(いつ〇〇なんだろう。)
I wonder how much(いくらなんだろう。)
こういった英文が使えると、一気にネイティブ感が増しますよね。自分でも試しに例文を作ってみてください。
中級のI wonder ifと上級のI wonder whetherは同じ意味になります。言い方が違うだけで、中身は同じです。覚えておいてください。
第13回 〜秋の味覚〜
イムラン:やあ、リサ、週末はどうだった?
Lisa: It was great.
リサ:よかったわよ。
Imran: What did you do?
イムラン:何したの?
Lisa: I went out with my friends on an eating spree. We went to 7 restaurants in 2 days.
リサ:友達と食い倒れに出かけたの。二日間で7つのレストランに行ったわ。
Imran: Wow, that’s impossible to top. Where did you go?
イムラン:へえ、それを超えるのは至難の技だね。どこに行ったの?
Lisa: We went to Roppongi and the Nishi-Azabu area.
リサ:六本木と西麻布らへん。
Imran: That’s nice. What did you eat?
イムラン:いいね。何食べたの?
Lisa: Actually, a lot of things. Matsutake mushrooms, chestnuts, and sanma (saury), just to name a few.
リサ:実はけっこう色々とね。いくつか挙げると、松茸、栗、と秋刀魚。
Imran: The autumn specials. Did you find any good restaurants?
イムラン:秋の味覚だね。いいレストラン見つかった?
Lisa: All the restaurants that we went to were great. I especially liked the Japanese restaurant in Roppongi. Their fried sanma was to die for.
リサ:行ったレストランは全て最高だったわ。特に六本木の和食屋さんがよかった。秋刀魚のフライが本当に素晴らしかったわ。
Imran: Really? I really want to go there. What is it called?
イムラン:そうなの?そこに行きたいなあ。なんてところ?
Lisa: Actually, I don’t remember the names of the restaurant.
リサ:実は名前覚えていないのよ。
Imran: Really? Why not?
イムラン:本当?なんで?
Lisa: One of the friends was in charge of the research and reservations, so I don’t remember any of the names. And, I was too drunk to remember anything other than the sanma.
リサ:友達の一人がレストラン調べるのと予約するのを担当していたから、私はレストランの名前は一切覚えていないの。それと、酔っ払いすぎてて、秋刀魚以外に何も覚えていないの。
<Imran MEMO>
今回は、食事を表現する英語表現を紹介しました。英語は、日本語と違い、食事を形容する英語表現がすごく限られています。
日本語だと“さわやか”とか、“まったりとした”、なんて言いますけど、英語ではあまりそういう言葉がないので、普段食事以外にも使っている単語や表現を使って、食事の説明をします。
to die for = 素晴らしい
これは「死んでもいい」みたいなニュアンスを出したい時に使います。これが手に入ったら、死んでもいいと思えるぐらいの時に使います。こういった表現を使えるようになるには、自分にとって最近食べたどんなものがoff the charts(初級)なのか、breathtaking(中級)なので、to die forなのかを考えるとけっこう出て来ますよ。
よくこういう表現をを教えると、「イメージがわきません」と言われることがあるのですが、自分が何に対してどれを使うかって考えたり、自分の状況に落とし込まないと、イメージできないですよね。
なんとなく、単語自体のイメージがあると思っている人が多いのですが、実際にはその単語に対する自分のイメージを作らないといけないのです。なので、今後こういった表現を学ぶ時は、自分だったら、何に対して使うかを考えてみてください。そうすると、イメージがわきやすくなりますよ。
第14回 〜ハロウィン・ショッピング〜
イムラン:やあ、リサ、週末はどうだった?
Lisa: It was all right. I went to look for my Halloween costume.
リサ:まあまあだったわ。ハロウィンのコスチューム探しに行ったの。
Imran: Oh, really? That sounds fun.
イムラン:へえ、そうなの? 楽しそうだね。
Lisa: Yeah, it was. It’s amazing how there are so many costumes you can choose from. And, the store was totally packed.
リサ:ええ、楽しかったわ。すっごくたくさんのコスチュームがあって、驚いたわ。で、お店も人でぎゅうぎゅうだった。
Imran: So, what did you buy?
イムラン:で、何買ったの?
Lisa: Actually, there were so many costumes, so I finally couldn’t decide on a costume.
リサ:実は、コスチュームがありすぎて、最終的に何にするか決められなかったわ。
Imran: Really?
イムラン:本当?
Lisa: Yeah, I looked for a nurse costume, but I couldn’t find a cute outfit, so I gave up.
リサ:ええ、かわいいナースのコスチュームを探したんだけど、かわいい服が見つからなかったから、諦めたの。
Imran: Oh, that’s too bad. What are you going to do?
イムラン:それは残念だったね。どうするの?
Lisa: I’m thinking about making my own nurse costume.
リサ:自分で看護婦さんのコスチュームを作ろうと思ってるの。
Imran: Wow. Do you sew?
イムラン:へえ。服、作れるんだ?
Lisa: Well, I’m not sure if I would have made a good nurse, but I sure was cut out to make clothing.
リサ:まあ、良い看護婦さんになれるかはわからないけど、服作りの素質はあるわよ。
<Imran MEMO>
今回は、「混んでいた」というフレーズのバリエーションをご紹介しました。
And, the store was totally packed.
=で、お店も人でぎゅうぎゅうだった。
「混んでいた」と言いたい時、大抵「It was crowded.」を使うと思います。もちろんそれでも通じるし、よく使います。でも、実はそれ以外にも「混んでいる」を表す英語はいくつかあります。
上級で紹介したのは、「packed」です。「Packed」は単語から連想できる通り、「きちんとパックされており、もう何も入れる隙間もないような、イメージの単語です。日本の満員電車を表す時に実はよく使われる単語です。
何気ない簡単な単語だと、ついつい以前から知っている簡単な単語を使いがち。いろいろなバリエーションを学んで、同じ言葉、同じ単語だけで話すのではなく、単語の幅を広げてみましょう。
第15回 〜秋ドラマ〜
イムラン:やあ、リサ、週末はどうだった?
Lisa: It was good.
リサ:よかったわよ。
Imran: That’s good to hear. What did you do?
イムラン:それはよかった。何したの?
Lisa: I was watching the new dramas that just started this autumn.
リサ:この秋始まったドラマを見ていたの。
Imran: Really? Well, as you know, I’m not the drama kind of guy. I’m more of a movie guy, so I don’t follow Japanese dramas.
イムラン:本当?ご存知の通り、俺はドラマ派じゃないんだよね。どちらかというと、映画派だから、日本のドラマはあまりチェックしていないんだよね。
Lisa: This season is the busiest season for drama lovers. I’m watching “Okusama wa Toriatsukai Chui” with Ayase Haruka, Nishijima Hidetoshi, and Hirosue Ryoko, “Papa Katsu” with Watanabe Atsuro and Iitoyo Marie, “Doctor X Daimon Michiko” with Yonekura Ryoko, Daichi Mao, Nishida Toshiyuki, and Uchida Yuki, “Keiji Yugami” with Asano Tadanobu and Kamiki Ryunosuke, “Black Revenge” with Kimura Tae and Sato Jiro and…
リサ:今シーズンはドラマ好きにとっては最高のシーズンよ。今見ているのは、綾瀬はるか、西島秀俊と広末涼子が出ている「奥様は、取り扱い注意」でしょ、渡辺篤郎と飯豊まりえが出ている「パパ活」でしょ、米倉涼子、大地真央、西田敏行に内田有紀が出ている「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」でしょ、浅野忠信と神木隆之介が出ている「刑事ゆがみ」でしょ、あと木村多江と佐藤二朗が出ている「ブラックリベンジ」に…
Imran: OK, OK. I understand. So, you’re watching all those dramas.
イムラン:わかった、わかった。よくわかったよ。それ全部見てるんだ。
Lisa: The list goes on. You haven’t seen anything yet.
リサ:まだまだあるわよ。こんなもんじゃ無いから。
Imran: Well, that’s OK. I’ll check out the dramas on the Internet myself.
イムラン:大丈夫だよ。自分でネットでチェックしてみるからさ。
Lisa: But, anyway, my work is so busy that I can’t watch any of them at real time, so I record all of them and watch them on the weekends.
リサ:でも、とりあえず、仕事がすごく忙しくて、リアルタイムで見れないから、全部録画して週末に見てるの。
Imran: So, you’re basically busy every day of the week.
イムラン:じゃあ、月曜から日曜まで忙しいんだね。
<Imran MEMO>
今回は、「あまり見ていない」、「あまり知らない」という意味の紹介です。上級では、初級と中級の合わせ技です。2つの表現で説明してみましょう。
I’m not the drama kind of guy. I’m more of a movie guy, so I don’t follow Japanese dramas.
=俺はドラマ派じゃないんだよね。どちらかというと、映画派だから、日本のドラマはあまりチェックしていないんだよね。
次にバリエーションを少し展開してみましょう。
I don’t follow Japanese dramas.
Followは「あとを追う」や「ついていく」という意味の単語です。Followは物理的についていく以外にも、テレビなら「見ていない」という意味で使えます。例えば、「I don’t follow the news.」だと「ニュースを見ていない。」、「I don’t follow baseball.」だと「野球を見ていない。」という意味になります。テレビではなくても、野球のニュースは特に気にかけていない、確認していない、という感じでも使えます。
自分が何をfollowしていないか考えて、自分が使いそうな例文を考えて見ましょう。レベルが上がるごとに少しやることのレベルを上げてみるのもいいかもしれませんね。
第16回 〜10月開催の注目イベント〜
イムラン:やあ、リサ、週末はどうだった?
Lisa: It wasn’t so good.
リサ:そんなによくなかったわ。
Imran: Oh, really? What happened?
イムラン:本当?どうしたの?
Lisa: I was supposed to go to the fireworks festival in Odaiba with my friends last weekend, but it was called off because of the typhoon.
リサ:先週末はお台場のお台場海上芸術花火祭に友達と行くはずだったの、でも台風で中止になっちゃったの。
Imran: Oh, that’s too bad.
イムラン:それは残念だね。
Lisa: We were really psyched about it, and we bought yukatas and hair decorations and everything for this event. I even got a haircut.
リサ:みんなすごく楽しみにしていたのに。その日のために浴衣や髪飾りとか色々買ったのに。髪も切ったのに。
Imran: Wow, you must’ve been disappointed.
イムラン:そうなんだ、じゃあガッカリしちゃうよね。
Lisa: Yeah, tell me about it.
リサ:本当にそうなのよ。
Imran: Actually, typhoon this time of the year is quite unusual, isn’t it?
イムラン:実際、この時期の台風って珍しいよね?
Lisa: Yeah, it is. Actually, they were supposed to have the event, rain or shine.
リサ:そうね。実は雨天決行のはずだったの。
Imran: Really? I guess they weren’t expecting a typhoon.
イムラン:本当?台風は予想してなかったんだね。
Lisa: Yeah. So, anyway, I just stayed home and watched TV.
リサ:うん。だから、家にいてテレビ見ていただけだったの。
Imran: You know, there are a lot of indoor events this time of year, too. I think “The Tokyo Motor Show” and “The Tokyo Ramen Show” are happening at the end of October. You should check them out.
イムラン:あのさ、この時期って室内のイベントもけっこうあるんだよ。確か「東京モーターショー」と「東京ラーメンショー」は10月終わり頃の予定じゃないかな。見てみなよ。
Lisa: Sounds good. I don’t have to be worried about cancellation due to the weather if it’s an indoor event.
リサ:良さそうね。室内イベントなら、天気のせいで中止になる心配もないもんね。
Imran: I haven’t been to either of them, but I heard they’re both really exciting.
イムラン:どちらも行ったことはないけど、すごく楽しいって聞いたよ。
<Imran MEMO>
予定の話をする時によく使う表現についてお話しします。
「be planning to」は「〜する予定なんです」という使い方をしますが、しばしば「あまりやりたくないけどやらないといけないこと」を表す時の言葉として紹介されることもあり、「行きたくないけど、いかないといけない予定」を話す時にも使えます。
英語になると簡潔に、言葉少なくなりがちですが、コミュニケーションで大事なのは、短くまとめるのではなく、きちんと説明することを心がけましょう!
他の英語表現としては
・it was called off
「called off」というのは、「中止」という意味です。「cancel」ももちろん使います。「cancel」のより砕けた言い方として「call off」も覚えておいてください。
・rain or shine
これは、読んだままなのですが、「雨が降っても、晴れても」という直訳で「雨天決行」という意味で使われます。こういったイディオムを覚えて、少しずつ自分の英語での表現のレベルを上げていきましょう!
イムラン・スィディキ
1976年11月14日生まれ。セント・メリーズ・インターナショナル・スクール(小学校〜高校)、上智大学、上智大学大学院。英会話スクール『コペル英会話教室』麻布十番本校、銀座校の校長。YouTube上の公式チャンネルをはじめ、公式アプリ、ブログ、Twitter、Facebookなどでも人気。著書に『CD BOOK 超英語思考トレーニング』(明日香出版社)など。日本各地で英会話セミナーを開催し、わざわざ海外からセミナーに参加する受講生もいるほどの人気講師。「英語はストレスなく学ぶのが一番。英語を勉強している人に、いかにストレスを感じさせないか」を考えながらレッスンをしている。