2017年10月28日 11時00分
ショートエッセイを読んで英語を磨く方法
海外のファッション誌に掲載しているショートエッセイなどにでてくる表現を使った英語習得法(写真はイメージ)
海外のファッション誌に掲載しているショートエッセイなどを読んでいると、TOEICテストや仕事、ニュースで使われる英語とはまた少し違った表現に出会うことがある。 そういった表現も日常生活の中では使われるし、職場で交わすちょっとした会話でもごく普通に使われているものが多い。 いくつか例を挙げて紹介しよう。
例えば、“get one's bearings” や “find one's bearings”(自分の物理的な位置、居場所、立場、状況を把握する)などは、日常会話、旅先、職場でも使えるシーンはよくある。何かひとつの事実をつかむ、というよりは、環境や状況全体の中の自分の居場所や立ち位置を理解するという意味合いになる。 以下に例文を挙げる。
<例文1>
I finally got my bearings after I spoke to my boss.
上司と話して、ようやく私は自分の置かれた立場を理解しました。
<例文2>
He has just transferred from Texas to Osaka office, and he may need some time to find his bearings.
彼はテキサスから大阪支社に転属になったばかりだから、慣れるのに時間がかかるかもしれない。(ここでの“慣れる”は、新しい職場環境、どういう立場にあるかなどを指す)
<例文3>
I found my bearings after wandering around the east side of this town for a while.
この街の東部をしばらくさまよい歩いた後、自分がどういう場所にいるのかがわかった。
<例文1>と<例文2>は、職場の同僚に限らず、友人との会話に出てきてもごく普通のフレーズ。 例文3は、旅先で迷子になったとか、どういう街に来たのかを調べるために歩き回ったといったエピソードを伝えるフレーズだが、これも職場、プライベートに関係なく聞き覚えのあるフレーズと言える。
こうした、あらゆるシチュエーションで使えるような熟語を構成する単語は比較的頻度が高いので、意味こそ新たに覚える必要はあるけれども、比較的記憶に残りやすい。ここでの例文で示したように、自分でいくつかフレーズを作ってみるのも、使えるボキャブラリーとして記憶に定着させる方法だ。 機会をみつけて、海外のファッション誌に載っているショートエッセイを読んでみよう。使えるフレーズが見つかるはずだ。
(記事/柏野裕美)
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