必ず役立つ「英文メール」の書き方(5) “お願いする”時の英語表現

【用例4】人に「お願い」する際の表現を紹介 (C)oricon ME inc. [拡大する]

【用例4】人に「お願い」する際の表現を紹介 (C)oricon ME inc.

 仕事上、英文でメールを送る際に、相手に何かをお願いすることは非常に多い。だが、依頼をする前提や必要性の部分が抜けたり、余計な情報を盛り込みすぎて、わかりづらい文章になると、対応に時間がかかり手間取ることもあるだろう。そこで今回は、メールでお願いをする時に使える英語表現をいくつか紹介していく。

 前回は、「相手に依頼する時のポイント」について、フォーマルとカジュアルな英文の違いとともに紹介した(関連記事を参照)が、ここでは「使える英語表現」を中心に解説する。使い方によっては、お願いしているつもりが丁寧な命令になってしまったり、断られる原因にもなるので、ぜひ参考にしてみてほしい。

 図の【用例4】は、広報コンサルタントのHiromiさんがクライアントのMichaelさんにABCマガジンに掲載する記事広告についてのフィードバックをお願いしている内容だ。第2、第3パラグラフで背景を説明した上で、ここで依頼内容をまとめている。

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<<用例4抜粋>>
■フォーマルな文章
We need to get back to the publisher with our final edits by end of business day, February 10th. I would appreciate receiving your feedback by the 9th.
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<和訳>
こちらからの修正のファイナルバージョンを2月10日の終業までに出版社へ送らねばなりません。2月9日までにフィードバックをいただければ幸いです。

 これをカジュアルにすると下記のような表現ができる。

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■カジュアルな文章
Please send me your feedback by February 9th. I need to get back to the publisher by end of the 10th.
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■お願いする時の英語表現

 【用例4】では、フォーマルな場合に「I would appreciate 〜」、少しカジュアルな場合に「Please 〜」を使っている。これは「Please」が単にカジュアルというわけではなく、フォーマルな「I would appreciate」に対して少しカジュアルさが出るという違いだ。

■「I would appreciate 〜」の使い方

 「I would appreciate 〜」も使い方によって、伝わり方が変わることがある。次の例文【1】と【2】を見てもらいたい。

【1】 I would appreciate receiving your feedback by February 9th.
2月9日までにフィードバックを受け取れたらありがたいです。

【2】 I would appreciate if you could send me your feedback by February 9th.
2月9日までにフィードバックをお送りいただけるとありがたいです。

 二つを比べると、【1】では「自分が受け取ることができたらありがたい」、【2】では「あなたが送ってくれるとありがたい」という表現になっている。

 大きな違いは、【2】では相手に「何かをやってくれ」とお願いしているが、【1】では自分が「このようにできたらうれしい」という伝え方をしている。英語は物事をストレートに、率直に伝える言語だと言われることもあるが、包み込む表現もよく使われる。ここで挙げた二つの例文は、文法的に正しいし、普通にメールでも使える表現。だが、トーンの違いでいうと、【1】のほうがより丁寧さがアップするのがわかるだろう。

■その他のお願いする時の表現

 そのほか、「Would you ?」や「I would like you to ?」といった表現も「お願い」を促す際によく使われる。だたし、使い方によっては、相手が断ることにもなりかねないので、注意が必要になる。下記の例文を参考にみてもらいたい。

【1】 Would you send me your feedback by February 9th?
2月9日までにフィードバックをいただくことは可能でしょうか?

【2】 I would like you to send me your feedback by February 9th.
2月9日までにフィードバックをいただければと思います。

 【1】のように「Would you ?」を使う時は、「No」の返事を返してくる可能性を予め受け入れてしまっていると取られてしまうことがある。断ってほしくないお願いごとをする時には、あまり使わないのがベターといえる。

 一方、【2】はシチュエーションによって、若干上から目線になってしまっている。部下や気心知れた相手、多少ストレートでも問題にならない相手だけに使った方がいいだろう。

 お願いをする時の表現はさまざまだが、年代によって受け止める感性も異なるもの。相手のメールのトーン&マナーを見極めながら、少し丁寧なメールを書くように心がけるのがベストといえる。

(記事/柏野裕美)

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