イムランの「週末のできごとを英語で話してみよう!」<中級編>/第1〜3回
■第1回 〜バースデーパーティーにお呼ばれしたら?〜
イムラン:先週末、どこか行った?
Lisa: Yes, I did. I went to my friend’s birthday party. He was born on July 4th, the same day as US Independence Day.
リサ:うん、行ったよ。友達のバースデーパーティーに。彼はアメリカの独立記念日と同じ7月4日生まれなの。
Imran: Wow. He was born on Independence Day? Is your friend American?
イムラン:へえ。独立記念日に生まれたの? その友達はアメリカ人?
Lisa: No, he’s not. He’s Japanese.
リサ:いや、違うよ。彼は日本人。
Imran: Oh, I see. So, how was the party? Did you have a good time?
イムラン:あ、そうなの。パーティーはどうだった? 楽しめた?
Lisa: Yes, I did. I had a blast. It was a potluck party, so we had a lot of different things to eat.
リサ:うん、楽しめた。めちゃくちゃ楽しかったよ。持ち寄りパーティーだったから、いろいろなものが食べられた。
Imran: What did you bring?
イムラン:何を持って行ったの?
Lisa: Nothing special. I brought spring rolls and fried noodles.
リサ:そんなに大したものじゃないよ。春巻きと焼きそば。
Imran: Oh, really? I thought you don’t cook.
イムラン:え、そうなの? 料理しないんじゃなかったっけ?
Lisa: Well, I cooked after a long time.
リサ:まあ、ずいぶん久しぶりに料理したね。
<Imran MEMO>
今日のポイントは、どの会話でも出てくる相づちの表現「Oh, really?」「Wow」「I see.」「That’s nice.」です。これらの表現は一つひとつに一応の日本語訳がありますよね。でも、どれもニュアンス的には日本語で言う「へえ、そうなんだ」に相当します。「I see.」は「なるほど」という訳で覚えている方が多いですが、このような覚え方をしていると、英語を話す時になかなか出てきません。だって、日本語でも「なるほど」なんて、しばらく使っていないでしょう?
ですから、これらの相づち表現は全て「へえ、そうなんだ」のバリエーションとして覚えておいてください。そうすれば会話の中で使いやすいですよ。
そして最後に、「Wow」について少し説明させてください。「Wow」をなんとなく外国人が盛り上がった時に使う相づちだと思っている方が多いと思います。実際に、「へえ、そうなんだ!」とテンションが高くなって言う場合もありますが、普通のテンションで使うこともできます。ここは日本語と一緒なんです。テンションが高いまま使うこともできるし、「へえ、そうなんだ」と普通のテンションで使うこともできます。今度、普通のテンションで「Wow」を使ってみてください。
■第2回 〜月9ドラマ“コード・ブルー”を見た?〜
リサ:先週末、何かした?
Imran: I watched the drama, “Code Blue.” Have you ever watched it?
イムラン:「コードブルー」ってドラマを見たよ。見たことある?
Lisa: No, I haven’t. Is it good?
リサ:いえ、ないよ。面白いの?
Imran: Oh, it’s not just good. It’s probably the best drama I’ve seen this year. You have to watch it.
イムラン:面白いってなんてもんじゃないよ。今年見たドラマの中で一番良かったよ。絶対に見ないとダメ。
Lisa: Wow, it’s that good? I didn’t know you watch Japanese dramas.
リサ:へえ。そんなに面白いの?日本のドラマは見ないと思ってたのに。
Imran: Actually, this is the first Japanese drama I’ve ever watched and I can’t wait to watch the next episode!
イムラン:実はこれが初めての日本のドラマなんだけど、次のエピソードが待ちきれない!
Lisa: It seems like you’re really into this drama. Who’s in it?
リサ:けっこうこのドラマにハマってるみたいね。誰が出てるの?
Imran: There are so many famous actors and actresses. Tomohisa Yamashita, Yui Aragaki, and Erika Toda, just to name a few.
イムラン:有名な俳優と女優がたくさん出てるよ。数名挙げるなら、山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香。
Lisa: Wow, that sounds like a very promising cast.
リサ:へえー、期待できる出演陣だね。
Imran: You bet.
イムラン:間違いないよ。
<Imran MEMO>
今日のポイントはどの会話でも出てくる、「何かを勧める時の英語表現」です。一つ目は、「You should definitely watch it.」この表現には二つポイントがあります。まず一つ目は「should」。「should」は学校で「すべき」という意味で習いますが、実は「すべき」という意味で使うことは本当に稀です。本来は「した方が良い」という使い方です。なので、「You should watch it.」と言うと、勧める意味での「見た方がいいよ」になります。そして、二つ目のポイントは「definitely」。これは、「絶対に」という強調表現です。
二つ目のおすすめ表現は「You have to watch it.」この英語表現で使われている「have to」は日本語で「しなければならない」と習います。しかし、この場合は人に何かを強く勧める場合、「絶対に〇〇してね!」と何かを勧めたい時に使う単語なんです。
三つ目の表現は「It’s a must see.」この表現では「must」が使われています。これは英語を習った過程で「しなければならない」の最上級の強制力を持つ言葉として覚えていると思います。実際には、「must see」で「必見」という意味です。日本語でも最近は「マストアイテム」と言ったりしますよね。正にそれと同じ使い方です。
今日習った英語表現では、あなたのよく知っているshould、have to、mustが出てきました。この3つは学校で習った時のことを思い出してください。どれも使いにくい印象を持ってしまいましたよね。でも、実際には「これ超いいよ!」と何かを勧めたい時に使える便利な単語だったんです。これからは学校で習った使い方だけではなく、今日僕に習った使い方もしっかりと頭に入れておいてくださいね。
■第3回 〜東京ワンピースタワーに行ってみた〜
イムラン:やあ、リサ、週末どうだった?何か面白いことした?
Lisa: Yeah, I did. I went to One Piece Tower. Have you been there?
リサ:うん、したよ。ワンピース・タワーに行った。行ったことある?
Imran: No, I haven’t. Actually, I’ve never heard of it. What is it?
イムラン:いや、行ったことない。ていうか、聞いたこともない。何それ?
Lisa: One Piece Tower? It’s a One Piece theme park inside Tokyo Tower. They have One Piece games and small rides.
リサ:ワンピースタワー?東京タワー内のワンピースのテーマパーク。ワンピースのゲームとか小さい乗り物があるの。
Imran: Really? That sounds fun.
イムラン:本当?楽しそうだね。
Lisa: It’s really fun. It’s a little expensive to get in, but you’ll enjoy it, if you’ve read the manga. Have you read it?
リサ:すごく楽しいよ。入場料は少し高いけど、漫画を読んだことがあれば、楽しめるよ。読んだことある?
Imran: Of course! I loved it! I remember almost all the characters from volume 1 to volume 50. I think I stopped reading around then.
イムラン:当たり前じゃん! 大好きだったよ! 1巻から50巻までの登場人物の名前はほぼ全員覚えているよ。その頃読むのをやめたんだ。
<Imran MEMO>
今日のポイントはどの会話でも出てくる、「週末どうだった?」+@の質問です。一つ目は、「Did you go anywhere?」この表現は「どこか行ったの?」という意味です。How was your weekend?だけでもちろん足りるのですが、英語で話す時にはこういう形でもう一つ質問をつけることがあります。セットで覚えておいてください。
二つ目は「Did you do anything exciting?」。これは日本語だと、「何か面白いことしましたか?」という意味です。よくレッスンで、この質問を生徒さんに聞くと、「そんなexcitingなことなんかそうそうないですよ」と言われます。確かに日本語的な感じで「エクサイティング」と聞くと、すごいことのように聞こえますが、英語では単にいつもと違うこと、ちょっとしたニュース程度にしか考えていませんので、ご安心ください。
三つ目は、「What did you do?」これは日本語だと「何したの?」になります。難しい表現ではありませんし、簡単に覚えられますよね。ここでみなさんに一つ課題を出します。英語表現はただ習うだけではなく、使うことに意味があります。だから、英会話スクールに通っている人は、この質問(How was your weekend? What did you do?)は必ず、先生に聞かれる前にあなたから聞いてください!
先生から言われるのを待つのも良いのですが、みなさんには積極的に英語を使っていただきたいです。自分から積極的に使っていれば、絶対に習ったことを覚えていられます! 今回は3つのパターンを教えたので、日替わりで使ってください! 何巡もしてくださいね!
イムラン・スィディキ
1976年11月14日生まれ。セント・メリーズ・インターナショナル・スクール(小学校〜高校)、上智大学、上智大学大学院。英会話スクール『コペル英会話教室』麻布十番本校、銀座校の校長。YouTube上の公式チャンネルをはじめ、公式アプリ、ブログ、Twitter、Facebookなどでも人気。著書に『CD BOOK 超英語思考トレーニング』(明日香出版社)など。日本各地で英会話セミナーを開催し、わざわざ海外からセミナーに参加する受講生もいるほどの人気講師。「英語はストレスなく学ぶのが一番。英語を勉強している人に、いかにストレスを感じさせないか」を考えながらレッスンをしている。