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【海外の母の日】感謝の気持ちは世界共通、起源や習慣は?

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海外の母の日、起源や習慣は?(写真はイメージ)

 毎年5月の第2日曜日(2018年は5月13日)は「母の日」で、多くの人はお母さんに日頃の感謝の気持ちを、贈り物や言葉で伝える。今回はその起源や海外での“母の日事情”を紹介しよう。

■始まりは“白いカーネーション” 母の日の起源は

 20世紀初頭、アメリカのウエスト・ヴァージニア州で、アン・ジャービスという女性が、亡くなった母親の好きだった“白いカーネーション”を教会で参加者みんなに一輪ずつ配ったのが最初と言われている。それがアメリカのほとんどの州に広がり、1910年にウェストバージニアの州知事が「母の日」と認定。

 1914年には、当時のウィルソン大統領の提案で追悼会が行なわれ、5月の第2日曜を「母の日」に制定し、全国的に祝うようになった。日本では1915年に青山学院の教授が、アン・ジャービスのメッセージを紹介し、キリスト教団体が中心となって広められていったことで、一般的に知られるようになった。

 現在のアメリカでは、母の日には花とカード、風船、チョコレートやアクセサリーなどをプレゼントするのが一般的。花はカーネーションだけではなく、何でもよい。ただ花とカードは必須で、カードには「Happy mother’s day!(母の日おめでとう)」と「I love you(愛してる)」と書かれている。店には素敵なフレーズが書かれているものがたくさん売っており、そこに自分の一言を添えて渡す。

 母の日の前々日の金曜日の帰り際には、子どものいる同僚には「Happy mother’s day!」と声をかけて退社することも多い。

■毎年日にちが変わる、イギリスの「母の日」

 イギリスでは、以前は「Mothering Sunday(マザリング・サンデー)」と呼ばれていたが、最近はアメリカのように「Mother’s day」と呼ばれるようになってきている。

 もともとキリスト教の祝日である「マザリング・サンデー」は、イースターの日曜日から3週間前の日曜日。イースターは毎年日にちが変わるので、イギリスでは母の日も毎年日にちが変わる。その始まりは17世紀にさかのぼる。『出稼ぎに行った先で休暇をもらった子どもたちが雇い主にお土産を渡され、実家のお母さんに会いに行き、地元の教会にお祈りに行く日』という慣わしだった。

 アメリカ同様に、プレゼントは基本的にはお花。もともとはカーネーションではなく、黄色の「wild daffodil(ワイルドダフォデル、ラッパ水仙)」をプレゼントするのが、イギリスでの伝統。最近ではバラや他のものを渡す人も多いという。花とアクセサリー、チョコレートやワインが定番のプレゼントだ。

■スペインでは12月と5月、年に2回母の日があった!?

 スペインでは、5月の第1日曜日が「母の日」。しかしこれは1965年からのこと。1644年〜1964年までの約300年間は「12月8日」が母の日とされていた。キリスト教では12月8日は『聖母受胎の日』、この日に聖母マリアがイエスキリストを受胎したとされている。1939年〜1964年の間には12月8日と、5月の第1日曜の両方を祝っていたという記録も残っており、後者は特にデパートが主に力を入れて広めたらしい。

 スペインの母の日もプレゼントの定番はやはり花。カーネーションを贈る習慣はなく、何の花でもよい。そして、香水、スカーフや洋服、アクセサリーやチョコレートなどを贈ることが多い。母の日当日は、自分の母親に「母の日おめでとう」と言うだけなく、子どもがいる女性に「母の日おめでとう」と携帯などでメッセージを送ることが多い。

 海外の習慣なども参考に、母の日に感謝の気持ちを伝えてみては。

(中森 有紀)
スペイン・バルセロナ在住。大学でスペイン現代史を専攻、在学中に1年間スペインに留学。大学卒業後、書店勤務と英語講師を経験した後バルセロナに移住。英語、スペイン語、カタルーニャ語、日本語の4ヶ国語を話す通訳&ライター。2児の母。趣味はサッカー観戦と肉まん作り。

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