2013年04月25日 12時26分

イスラエル発、無料英文チェッカー「Ginger」日本上陸

イスラエル発の英文チェッカー。 [拡大する]

イスラエル発の英文チェッカー。

 イスラエルのベンチャー企業Ginger Software(ジンジャーソフトウェア)は24日、PCなどに入力した英文をネイティブ表現に最適化する英語学習者向けソフト『Ginger(ジンジャー)』の日本での無料提供開始にともない、都内で記者会見を行った。登壇した同社バイスプレジデント プロダクト&マーケティング責任者のディビッド・ノイ氏は、「Gingerが日本のデジタル英語市場にアプローチすることは、大きなチャンス」と語り、すでにアクティブユーザー100万人を持つ同ソフトの、日本での定番化に意欲をみせた。

 同ソフトは、PCやタブレットなどに入力した英文を無料で添削。オンライン上で使われている無数の英語フレーズを解析し、チェック対象となる文章ごとに、文脈にそった、適切な英語表現を提示する。ワードやOutlookの文面だけでなく、Gmailなどのウェブメールや、facebookなどのSNSにも活用できる。

 会見中、ディビッド氏は「日本のグローバル化の加速に伴い、デジタル英語市場が活発になっている」と自身の見解を明かし、「海外で利用されている学習システムを日本で浸透させ、多くの日本人に英語を書くスキルを身に付けてほしい」と展望を語った。

 同社は、2008年にイスラエルで設立。最適な英語表現を提示する「自然言語理解プラットホーム」を開発し、当初は、英語を母国語とする難読症の人々のために活用されてきた。2010年からは英語のライティング学習ツールとして展開してきた。

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