塾へ行かないで大学受験に勝つ

 今や2人に1人が大学へ進学する時代。大学受験が近づくに連れて塾や予備校に通う生徒も多くなります。しかし、塾や予備校に無理して行く必要はあるのでしょうか。勉強するだけなら家でもできるはずです。独学では大学へ行けないのでしょうか?

 塾や予備校はあくまで大学受験に合格するための手段でしかありません。現に塾へ行かないで国立大学に合格する生徒もいますし、独学で医大に現役合格する生徒もいます。独学でも大学に入学することは可能です。

 では、なぜ塾や予備校へ通う学生が多いのでしょうか。塾や予備校へ通うこと自体は悪くありません。プロの教師ならば教え方も上手く、また受験に役立つ知識を効率的に教えてくれます。明確な目的があって通うのならば、強い味方となってくれるでしょう。

 問題なのは「友達が行っているから」という理由で塾や予備校に通うことです。学校の授業とは異なり、塾・予備校教師の授業はレベルが高いため、自分の頭で咀嚼しなければなりません。自ら学ぼうという姿勢を持たずに通った場合、思うような効果は得られないでしょう。

 自ら学ぶ姿勢がある人ならば自宅だろうと図書館だろうと何処でも勉強できます。大切なのは塾や予備校へ通うことではなく、本気で勉強するかどうかです。

 塾や予備校へ通うメリットばかり取り上げられますが、通うことで生じるデメリットもあります。たとえば移動時間です。片道1時間かかるところならば、1日往復で2時間のロスが生じます。自宅で行う独学ならば移動時間がゼロ。その時間を丸々勉強に当てられるので無駄がありません。電車やバスで移動する間に勉強することもできますが、質が問われます。現役の場合、塾や予備校の授業が行われるのは夜。ちょうど帰宅ラッシュの時間帯です。参考書やノートなどを広げるスペースがありません。独学と比べて学習に専念できる環境とは言えないでしょう。

 また近年は、いわゆる名物教師が監修している参考書が増えています。つまり、塾や予備校等の授業は参考書でも代替可能なのです。独学でも現役合格は可能。大切なのは「やる気」です。

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