見逃しがちな大学受験対策!夏の「オープンキャンパス」活用術

 大学は年々増え続け、いまやその数は780校を越える。特色・個性はバラエティに富み、学部・学科も細分化され、受験生にとって選択肢は広がる一方だ。しかしその反面、実際に大学を見学せずに、偏差値や大学ブランド名だけで志望校を選び、大学受験に合格しても入学後に「自分のやりたいことができない」と感じるケースも少なくない。

 そこで、見逃しがちな大学受験対策&志望校選びに役立つ行事の1つともいえる「オープンキャンパス」に注目。説明会で大まかな概要を把握するのはもちろん、在校生や教職員と話すことで、大学案内やWebサイトでは分からない校風や学生気質、サークル事情など、リアルな情報を入手できるオープンキャンパスの活用術を紹介する。

オープンキャンパスの個別相談で、大学受験に関する疑問を解消する!

 そもそもオープンキャンパスは、大学受験を控える受験生や保護者に大学をよく知ってもらおうという趣旨で行われている。そのため、学部・学科の特徴や学費、入試方法といった全体説明のほか、多くの大学では「個別相談ブース」が設置される。

【個別相談で、実際に保護者から寄せられた質問例】
・プレゼンテーションでは、パワーポイントと手書き、どちらが有利?
・AO入試の自己推薦文は、どのぐらいの分量が好まれる?
・学内併願受験で要する費用や日程を勘案した、効率の良い大学受験プランは?
・奨学金制度など、実際に通学がスタートしてからの費用について
・寮生活をはじめとする独り暮らしなどの住環境に関する相談

など
 「教職員とマンツーマンで相談ができたので、こと細かなところまでアドバイスしてもらえました」と話すのは、親子でオープンキャンパスに参加したY・Mさん(埼玉県/50歳)。大学受験について気になることがあるなら、どんな小さなことでも質問するのがベストだ。

計画的にオープンキャンパスに参加して、大学の学業面と専門性を知る

 オープンキャンパスは、主に土日を中心に、午前中から夕方まで開催している。親子そろって出かけるまたとない機会である上、丸1日ともに過ごし、将来について話し合うことで絆も深まり、一丸となって大学受験に臨めるようになる。是非とも、家族で計画的を立てて参加しよう。
|計画その1 ≪プログラムを整理≫
 オープンキャンパス当日は様々なプログラムが行われているが、入りたい学部・学科の模擬授業は必見。行われる時間と場所、興味のある関連プログラムを徹底的に整理しておくことは必須だ。
|計画その2 ≪ポイントを絞る≫
 例えば理系志望であれば、研究室を見に行ってみたり、在校生が作成したロボットや日頃使われている実験キットなどが見られる「展示コーナー」は必ず訪れるといった具合に、志望学部・学科に合わせて見るべきポイントを絞っておくこと。
|計画その3 ≪スケジューリング≫
 オープンキャンパスは第1志望のみにとどまらず、複数の大学を見比べると情報が立体的になる。第1志望の全体説明会や模擬授業などが見られるように計画を立て、時間配分を考えて近隣の大学や第2志望へ向かおう。遠方の志望校に赴く場合は、1日目は午後のプログラムに参加し、1泊して、2日目に午前のプログラムを見てから他校へ行くといった工夫を。
|計画その4 ≪変り種オープンキャンパスもチェック≫
 オープンキャンパスで、趣向を凝らしたイベントを実施している大学も多い。(1)卒業生が大学時代の思い出や大学の魅力を語る「卒業生トークライブ」 、(2)在校生によるファッションショーやゲーム大会、(3)OB・OGの著名人を招いての講演会やミニライブなど、バラエティ豊かだ。卒業生や在校生と交流をもつチャンスととらえ、積極的に参加しよう。

オープンキャンパスは“よそ行き”の顏!? 平日の大学も見学しよう

 オープンキャンパスで、大学の情報は一通り得られるが、その日だけでは分からないこともある。志望度が高まり、大学受験にあたってもっと様子を知りたいと感じたら、平日に訪れて飾らない普段着の大学の姿を見てみよう。

Point.01 掲示板で学生や講師の素顔を知る

 大学の“素顔”が見えるともいえる掲示板。サークル部員の募集がたくさん出ていれば、学生の活動が盛んに行われている証拠だ。また、講義の休講や補講の通知などもあるため、講師陣の素顔も垣間見える。

Point.02 学食をのぞいて学生の活気を見る

 昼間に学食がにぎわっているのは当たり前。そこで、夕方に学食をのぞいてみよう。なかには、学生がほとんどいなくなってしまう大学もあるが、課題の打ち合わせやレポートを作成している生徒が多ければ、勉強熱心で活気があるといえる。

Point.03 予備校で体験談を集める

 平日の大学・学部の見所や、生徒たちの体験談を収集するために、予備校の講師や相談員に話を聞いてみるのも有効だ。
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