「食」と「医」を連動、健康への新しいアプローチ〜神戸学院大学〜
これからの時代の”健康”には、「食」と「医」の連動が必要!
管理栄養士と聞くと、学校や施設などで給食の献立を作る人というイメージがあるかもしれませんが、そこに「医」の知識も兼ね備えた人の活躍の場は、医療現場だけでなく、さまざまな分野に広がっています。「管理栄養士は、これまでにも医療現場のほか、給食や食育現場、栄養教諭などいろいろな活躍の場がありました。最近はスポーツの世界でも栄養学へのニーズが高まっていますし、健康志向の高まりとともに、サプリメントの売り上げも伸びるなか、ドラッグストアでもニーズが急増しています。就職環境は、右肩上がりです」。
管理栄養士と臨床検査技師、それぞれの視点から”健康”を学ぶ
荒木さん 栄養学系や医学系の専門知識を学ぶさまざまな授業や実習があります。印象に残っているのは“病院での学外実習”です。患者さんへの栄養指導や医療チームでの管理栄養士の仕事、近隣の保育園での食育指導など、いろいろな体験をさせていただきました。講義で学んだそれぞれの知識を実際に生かせることができ、応用力がつきました。
清水さん 私は“給食経営管理論実習”です。この実習では、100人の給食を作るのですが、大量調理の難しさを実感しました。私は、自衛隊の駐屯地で実習をしたのですが、一日3200キロカロリーと、一般成人の1800〜2000キロカロリーと比較して摂取量や食べる量の多さに驚くとともに、私たち一般成人との違いも学びました。
荒木さん 臨床検査技師は、患者さんに対して検査を行い、検査データを診断や治療を行う医師や管理栄養士など他の医療職の方々に役立ててもらいます。検査段階で栄養の知識があると、患者さんの食習慣などの背景も理解でき、他の職種の方への連携もスムーズで、患者さんにも的確なアドバイスができると感じます。
清水さん 病院勤務でなくても、普段の生活の場でもケガをした人や病気の人に食事を提供するシーンがあると思います。そのときに、医学系や臨床の専門知識があれば、より良い食事が提供できます。
――大学で学んだ知識が、実際に役立っていると感じることってある?
荒木さん 栄養学と医学の知識を学んだことで、生活習慣病の不安がある母親に状態に応じた料理のレシピを作ってあげました。すごく喜んでくれて、最近はよくほかのレシピや食べ方の工夫を聞きに電話をしてくれます。また、一人暮らしをしている私自身の普段の食事も、すごく健康的になりました。
清水さん スポーツ選手の食事を預かるときに、身体の働きや医学の知識は役立つと思います。また、私は栄養教諭免許取得の勉強もしているのですが、この大学で学ぶことで、給食を作るだけでなく、医療やスポーツ、教員など将来の可能性が広がりました。
最後に将来の目標を聞いたところ、「医療の知識を持った管理栄養士として、病院で働くことです」(荒木さん)、「野球が大好きなので、高校球児が入る寮の寮母になり、管理栄養士としてチームを支えていきたいです」(清水さん)と笑顔を見せる2人。いろんな夢に「食」と「医」の知識が役立つのですね。
栄養学を学んだ学生が、社会とのコラボ活動で大活躍!
現在は第2弾メニューを開発中。「栄養価計算をしたり、料理長にアドバイスをいただけたり、貴重な体験ができます」(岩永さん)、「一般の方も訪れるお店なので、多くの人に楽しんでもらえるのがうれしいです」(上野さん)と、2人とも充実感いっぱいの表情! 大学で学んだことを活かし、自ら考えたものが形になる。この充実感がこれからも大学で学ぶ上で自信となりモチベーションにつながるはずです。
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