警察官を目指す大学生の本音に迫る! 〜日本文化大学〜

子どもたちに人気の職業と言えば何を思い浮かべますか?人気ランキングにはスポーツ選手、デザイナー、パティシエなど様々なジャンルの職業が登場します。その中でも長年にわたって、根強い人気を誇っているのが警察官です。サッカーの試合後に駅前で混雑するサポーターたちを、ユーモアを交えた話術で誘導した「DJポリス」が脚光を浴び、最近では「MOZU」や「刑事7人」など多くの刑事ドラマや映画が制作されるなど、警察官はますます注目の職業になっています。

 今回はそんな「警察官人気」の正体を探るべく、実際に警察官を志して勉強する日本文化大の学生さんたちにお話を聞きました。彼らはいったい警察官になるために、日々どんなことをしているのでしょうか?警察官の魅力に迫ります!


 警察官の人気の秘密はいったいどこにあるのでしょうか?そして、警察官になりたいと思うきっかけは何なのでしょうか?警察官採用試験の合格率が全国ナンバー1の日本文化大学で、警察官を夢見る大学生たちにその魅力を聞きました。
ケース1:法学部1年・長谷部雄大さん
 がっしりとした体型にさわやかな笑顔をあわせもつ、スポーツマンタイプの長谷部さん。高校までは野球に熱中していましたが、大学では柔道に取り組んでいます。「武道の心得があると将来警察官になった時に役に立つと思い、柔道部に入りました」と話す長谷部さんと同様に、大学から柔道、剣道などの武道を始める学生がとても多いのが日本文化大の特徴です。

 長谷部さんは小さな頃から、社会の安全を守るために一生懸命働く警察官の姿に憧れていました。「国民の生活になくてはならない存在で、かっこいいと思います」。まずは警察官になることが目標だと前置きした上で、「地域の人たちに困ったときに頼られる存在になりたいです」と将来の夢を語ってくれました。

ケース2:法学部1年・十万隆誠さん
 高校時代にオープンキャンパスで同大を訪れて、絶対にここに入ろうと決めたというのが十万さんです。「先輩たちが立ち止まって、丁寧にあいさつしてくれたことに感動しました。この大学ではみんな当たり前のようにちゃんとあいさつをしますが、簡単そうで実はなかなかできないことだと思います」と十万さんは言います。

 十万さんが警察官に興味をもったきっかけは、アルバイトで経験した警察官の結婚式でした。そこで目にしたのは、いろんな人から感謝される警察官の姿。「自分が胸をはって取り組めて、人から感謝される仕事っていいなと思いました」。十万さんは警察官になるための勉強だけではなく、さまざまな資格を取得するなど興味を持ったことに積極的に取り組んでいるそうです。「この大学は人数もそれほど多くないので、やる気のある人にきめ細かく対応してくれます。警察官の勉強にどんどん『プラスアルファ』を積み重ねていきたいです」と大学でのさらなる成長を誓いました。

ケース3:法学部1年・小宮美樹さん
 最近では女性の警察官も珍しくなくなりましたが、まだまだ警察は男社会というのが実情です。ところが日本文化大には、警察官を目指す女性の学生がたくさんいます。小宮さんもそうした女子学生のひとりです。彼女が警察官を志したきっかけは、交通整理のおまわりさんの笑顔でした。「気持ちが落ち込んでいるときに、通学路でおまわりさんが明るくあいさつしてくれると晴れやかな気持ちになりました」と学生時代の思い出を語ります。

 運動はそれほど得意ではありませんが、剣道部で夏の昇段試験に向けて日々汗を流しています。刑事ドラマ「ストロベリーナイト」で竹内結子が演じる姫川玲子のように、男社会の中でも負けずに活躍できるようになりたいという小宮さん。将来どんな警察官になりたいか尋ねるとこう答えてくれました。「周囲の人に安心感を与えられる警察官になりたいです」

 それでは警察官を目指す彼らは、実際に警察官になるためにどのような授業を受けているのでしょうか。基礎的な項目を勉強中の1年生の小宮さんが、その一端を説明してくれました。「例えば1年生の選択科目に少年非行論があります。この科目では、なぜ子どもが非行に走ってしまうのかの原因を、いろんな角度から考えます。実際にあった事件をテーマに扱うこともあり、いろいろ考えさせられることが多いです」

 さらに、多くの警察官を輩出している日本文化大らしく、OB・OGの警察官が常にサポートしてくれると長谷部さんは語ります。「オープンキャンパスの時や就職活動の壮行式などには、現役の警察官がたくさん来てくれて、直接話を聞いたり指導を受けたりすることができます」。警察官の採用試験では人物を重視するため、面接試験のウェイトが大きな部分を占めますが、それらの準備も外部の専門家を相手に徹底的にリハーサルを重ねるそうです。

 警察官になるために必要な資質や心構え、授業の中で養っていくものは何か。日本文化大で長年、未来の警察官の卵とも言うべき存在の学生たちを指導してきた奥村卓石教授はこう言います。「警察の仕事とは何か。国民のために何をしなければいけないのか。警察官は法律や行政の仕組みなど、学ぶべき知識がたくさんあります」。

 さらに、警察官が他の職業と違う点をこう強調します。「現場で次々に起こる事態に対して、自分で判断していかなければなりません。これはものすごい責任だと思います」。このような重圧を乗り越えるためにも、しっかり勉強する必要があるという。

 「警察官になりたいと、大きな志を持って入ってくる学生たちを、一人前にして送りだしてやるのが本学の役割です。これまでもたくさんの警察官を育ててきましたが、警察官に必要な資質を育てるノウハウは、日本で一番あると思います」と奥村教授は胸を張ります。

 取材を通して感じたのは、とにかく日本文化大の学生がまじめで礼儀正しくて、生き生きとしていたことです。休みの日にはアルバイトをするなど、普通の大学生と同じような側面もありますが、彼らはとにかく警察官になるという自分の夢に向かってまっすぐです。それは同じ目標を持った仲間と一緒に過ごすことによって互いに励まされ、さらに刺激を受けているのでしょう。こんな学生たちが警察官になって日本を支えてくれれば、きっと安心して暮らせる社会になるだろうと思いました!

 日本文化大学は、法学部のみの単科大学、法律を通じて的確に理解し学習するとともに、日本文化の知識を持った人材に育てるのが特徴。さまざまな独自の特色を活かし 、人間としての品格を高める総合的な人格教育を実践しています。警察官合格率が全国の大学で1位。

東京都八王子市片倉町977
(取材協力:日本文化大学)
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